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2010年12月 7日 (火)

ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
ニューイヤー・コンサート2009

2011
1/5(水)pm7:00・東京文化会館 大ホール
1/11(火)pm7:00・横浜みなとみらい大ホール110105_5

 今年のニューイヤー・コンサートは迷うことなく、このウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団(WJSO)に決めた。長年楽団を率いてきたコンサートマスターのミヒャエル・シュニッツラーとチェロの首席ワルター・シュルツが来春退団する予定で、今回が最後の来日公演となると聞いたからだ。
 例年、新春1月上旬に催されるニューイヤー・コンサートは、首都圏では10公演をくだらない。ウィーンと名のつく楽団だけでも、目移りしてどれにしようか決めかねる。
 そこで、3年前の正月、著名な数楽団を聞き比べた。それで翌年聴くべき楽団を選んだわけだが、軍配はこの楽団に揚がった。楽団の質、編成、何処を比べてもダントツ優れていたのだ。歌手やダンサーを同行する楽団もあるが、この元祖ともいうべき楽団は、発足時の形を質・量ともに忠実に受け継いでいるのだ。
 そのルーツは、‘ワルツの父’と称せられるヨハン・シュトラウスⅠ(1804-49)が21歳のときに結成した楽団に辿りつく。地元ウィーンのみならず、欧州各地を巡業したという。その長男の‘ワルツ王’シュトラウスⅡ(1825-99)も父に倣って、何と19歳で自らの楽団を作り、5年後には亡くなった父親の楽団を吸収し、ウィンナ・ワルツの全盛期を築いた。楽団の規模は今もその当時の43人のまま。Ⅰ世の楽団からだと創立185年、Ⅱ世からでも166年という、とんでもない楽団なのだ。1890年と1900-01年の2度アメリカ・ツアーも成功させている。
 途中、存亡の危機に陥ったこともあるという。なんと、ある時の代表者が廃業すると宣言して、スコア(総譜)をすべて焼却してしまったというのだ。再興を望む面々がパート譜をかき集めて楽譜を整え、またスコアを完成したという。こうして、シュトラウス一族がこれまで繋いできて、ワルツ、ポルカの本場の味を継承してきた。指揮者がヴァイオリンを弾く、弾き振りのスタイルはこの楽団に始まるのだという。
 舞台をみると一目瞭然なのだが、編成が普通の楽団とかなり違う。ビオラ、チェロ、コントラバスがいずれも3人だが、ヴァイオリンが14人と他の弦楽器の合計より多い。シュトラウス親子は、この編成で演奏するために作曲していた訳だ。一般に、管弦楽団の弦楽器の編成は、ヴァイオリンから順に人数が少しずつ少なくなっていくのが普通だ。
 今年の来日ツアーは、首都圏のこの2公演のほか、大阪、岡谷、沼津、広島、豊田、新潟の計8公演。演目をはじめ各公演の詳細は以下のURLでご覧いただけます。
http://www.proarte.co.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大します。

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コメント

86432または77442または86442等の弦の編成はなったく普通で特にバイオリンが多いとか書くのは全く常識外れです

客席から見て、ヴァイオリンの数が目についたのです。専門家さんの仰るとおり、確かにヴァイオリン以外の弦楽器の合計より数が多いことはありますね。むしろ、ヴィオラ・チェロ・コントラバスの数がいずれも3台、同数ということのほうが珍しいと書くべきでした。

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