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2010年12月 4日 (土)

松本紘佳 ヴァイオリン・リサイタル
きらめく才能、15歳の「今」を聴く

20113/20(日)pm2:00
横浜みなとみらい 小ホール


ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 作品24「春」
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 作品94a
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番「バラード」ニ短調 作品27-3
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調110320n

13歳でデビューし現在中学3年の天才ヴァイオリニストからお手紙が届きました。
         ☆
こんにちは。松本紘佳です。
 5日に出発してハンガリーとスロヴァキアで演奏してきます。来年3月のリサイタルのことを書いてから出発したいと思いました。
 来年3月、中学校を卒業します。季節も春なので、温かくて幸せな気持ちの込められている曲でリサイタルを始めようと思い、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「春」を選びました。このソナタは最初の音から美しくて繊細なところが印象的です。緑の柔らかな葉や、命の誕生のような、そんなイメージがあります。春の幸せがいっぱいだと感じます。
 次のプロコフィエフのソナタ第2番も、「春」と共通している面があると思います。透明感や明るさがあって、愉快な感じ、生き生きとした感じ、すごく前向きな所が大好きです。ピアノのハーモニーの変化も面白いし、元気一杯なパッセージも楽しいです。実は私は暗くて激しい第1番ソナタにもとても魅かれているので、次回は…と思っています。
 イザイのソロ・ソナタ3番「バラード」は、最後に弾くフランクのソナタが、イザイの結婚のお祝いに作曲された曲ということもあって選びました。前回のリサイタルでは、ショーソンの「詩曲」と、この「詩曲」がイザイに献呈された曲なので、イザイの6番のソロ・ソナタを入れました。無伴奏曲は1人ですべて音楽を作っていくので、自分に対しての挑戦だと思います。「バラード」の持っている孤独でしかし美しい音楽に惹かれます。
 フランクのソナタは、幸せなのだけれど、その幸せがはかないもののように感じられたり、影のようなものが見え隠れする、そんな繊細さにとても魅かれて選びました。ただ明るく、優しくて夢見心地な曲ではないように感じます。こんな素敵な曲でお祝いしてもらったイザイは嬉しかっただろうなと思うし、魅力的な曲でないとイザイは弾かないだろうから、フランクも魅力満載の曲を作曲したのかな、なんて考えています。
 12月14日はハンガリーでチャイコフスキー、15日はスロヴァキアでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を、ハンガリーのジュール・フィルハーモニック管弦楽団(指揮カールマーン・ベルケシュ)と弾きます。
 来年は、2月に大阪で大阪センチュリー交響楽団とシベリウスのヴァイオリン協奏曲を弾きます。どの演奏会もとても楽しみです。3月のリサイタルは、協奏曲とは全く違う魅力のソナタで、聴きに来て下さる方と一緒に幸せな気持ちになれる演奏会にしたいと思います。
                                            ☆
 紘佳さんの人となりは、昨春の公演の告知でご覧いただけます。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-c7da.html
 松本紘佳(Matsumoto,Hiroka):1995年生まれ。7歳にしてザハール・ブロン氏から「非常に大きい才能と極めて巨大な潜在能力を持ち、将来独特な音楽的個性へと成長するだろう」と認められ、ハンガリーでの9歳のリサイタル、2006年11歳での第10回ヴィエニャフスキ・リピンスキ国際コンクールジュニア部門最年少入賞(第2位)を契機に世に知られるようになる。小学6年の07年、第61回全日本学生音楽コンクールで全部門中の最高得点を得て全国優勝。併せて、第1回津田梅子記念音楽賞、第1回全日本空輸賞、横浜市民賞、兎束賞、東儀賞を受賞。
 オーケストラとの協演は08年以降、東響(指揮:大友直人、飯森範親)、神奈川フィル(指揮:渡辺一正、松尾葉子)、東京シティ・フィル(指揮:沼尻竜典)、アンサンブル金沢(指揮:井上道義)らと。海外では2008年、リスト室内合奏団とブダペストにて協演。2010年12月にはカールマン・ベルケシュ指揮ジュール・シンフォニー管弦楽団定期演奏会でチャイコフスキー作曲ヴァイオリン協奏曲を、またスロヴァキアでメンデルスゾーン作曲ヴァイオリン協奏曲を演奏する。
 09年4月、津田ホールにてリサイタル開催。同年5月、ユーディ・メニューイン賞をドイツにて受賞(クロンベルク・アカデミー)、8月IMA音楽賞受賞、10月テレビ朝日「題名のない音楽会」出演。12月には神童モーツァルトの幼少期ヴァイオリンによる演奏会(国立新美術館)で演奏し注目された。10年6月、第19回ABC新人コンサートオーディションにて最年少優勝。11年2月、ザ・シンフォニーホールにおける第19回ABCフレッシュ・コンサートでは、シベリウス作曲ヴァイオリン協奏曲を大阪センチュリー交響楽団(指揮:現田茂夫)と協演する。
 09年4月以降、財団法人ヤマハ音楽振興会より音楽奨学支援を受けている。現在、横浜市立もえぎ野中学校3年在籍。7歳より11歳まで高田美穂子氏に師事。11歳より原田幸一郎氏に師事して現在に至る。アナ・チュマチェンコ、ジェラール・プーレ、オレグ・クリサ、レジス・パスキエ、クシシトフ・ヴェグジン、ナム・ユム・キム各氏よりマスタークラス他にて指導を受けている。

http://www.yaf.or.jp/mmh/schedule/index.php
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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