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2011年1月16日 (日)

藤原歌劇団 ルチア
ドニゼッティ作曲 <字幕付きイタリア語上演>
ベルカントの競演! 佐藤美枝子 vs 光岡暁恵
3/5
(土)・6(日)いずれもpm3:00開演
東京文化会館

公演監督:岡山 廣幸  指 揮:園田 隆一郎  演 出:岩田 達宗
           3/5       3/6
ルチア    佐藤美枝子  光岡 暁恵 
エドガルド   村上 敏明  小山陽二郎
エンリーコ  谷   友博   須藤 慎吾 
ライモンド    彭   康亮  デニス・ビシュニャ  
アルトゥーロ 川久保博史  上本 訓久  
アリーサ   牧野真由美  二渡加津子 
ノルマンノ   所谷 直生   藤原 海考 

東京フィルハーモニー交響楽団110356
藤原歌劇団合唱部

 ベルカント・オペラの代表作ドニゼッティ作曲の「ルチア」。終盤の最大の聴き所、タイトルロールによる長大な“狂乱の場”はコンサートなどでも取り上げられる有名な歌唱だが、そのほかにも各主役のアリア、二重唱、合唱曲、圧巻の6重唱など、イタリア・オペラの醍醐味を存分に楽しめる傑作で、上演機会の多いのも頷ける。
 数年前、市民オペラの取材で立ち稽古に通ったことがある。連日の稽古で週に2回ほど狂乱の場となり、ルチアはそのたび狂い死ぬ。「はい、お疲れさま~」との演出家の声にも起き上がらない。体調不良なのかと訝ったが、「そのうち生きかえるから心配ない」。役に成り切るとはこのことか…恐れいったものだ。
 藤原歌劇団でもこれまで歴代のプリマドンナが名唱を披露してきたが、なんと今回は11年ぶりの上演という。魅力的な二人のベルカント・ソプラノをはじめ、中堅・若手によるダブル・キャスト、満を持して臨む。
 タイトルロールは前回公演でデビューを飾って絶賛を博し、日本を代表するソプラノとして華々しい活躍を続けている佐藤美枝子。それに、ヨーロッパで研鑽を積み、08年には静岡国際オペラ・コンクールで第1位・三浦環賞・オーディエンス賞の3賞を受賞し新進気鋭の若手として注目を浴びた光岡暁恵が競演する。エドガルドは藤原歌劇団のプリモテノールとして躍進中の村上敏明と小山陽二郎、エンリーコはキャリアを重ねている実力派バリトンの谷友博と須藤慎吾。
 谷で忘れられないのは、10年前サントリーホールオペラの「ドン・カルロ」で体調を崩した老練なタイトルロールの代役として、後半から急遽登板した。体格が大人と子供ほども違うのに…見事にこなした。須藤はと云えば、「オテロ」での不気味なまでに怖~いイヤーゴ役が忘れられない。
 指揮は同団の「ラ・ボエーム」「愛の妙薬」に続く園田隆一郎で、昨夏はペーザロでのコンサート指揮でも大成功を収めた俊英。舞台は「ラ・ボエーム」「ラ・ジョコンダ」で好評を博している岩田達宗の演出によるニュープロダクション。
 岩田は、神戸市出身。東京外国語大学フランス語学科卒業。大学卒業後、劇団「第三舞台」を経て、舞台監督集団「ザ・スタッフ」に参加。オペラの舞台製作にかかわる。1996年五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞。98年より2年間、ドイツ、イギリスを中心にヨーロッパ各地を遊学、研鑽を積む。帰国後、本格的にオペラ演出家として活動を始める。日本オペラ協会「葵上」。藤原歌劇団の公演では「ラ・ボエーム」、「…」など。全国各地のオペラ公演を成功に導いて多忙を極め、行列の出来る演出家といわれている。
 超多忙のさなか、岩田氏からコメントが…
…このオベラはルチアというヒロインの悲恋を描いたブリマドンナ・オベラの代表作です。  が、今回はそれに加えて、エドガルド、エンリーコを加えた3人の若者たちの一大ロマン派悲劇としての側面もクローズアップしたいと思います。彼らが、滅びゆく祖国を守るため、歴史の歯車に抗い、激しく闘いながらも、遂には力尽きて敗れ去ってゆく姿をリリシズムたっぶりに、描きたいと思っています。どうぞお楽しみにして下さい。
http://www.jof.or.jp/ticket.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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