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2011年2月14日 (月)

デュオ・ケーナルパ Duo QuenArpa
第3回 南風のコンサート
CD『広い河の岸辺』発売記念

3/30(水)pm3:00・7:00
(2回公演)
東京オペラシティ3階 近江楽堂

ケーナ:八木 倫明
アルパ&ヴォーカル(アルト):池山 由香

♪広い河の岸辺★スコットランド民謡/八木倫明・訳詞
♪コンドルは飛んで行く【自由の風求めて】(ペルー)
                             ★D.A.ロブレス/八木倫明・作詞
♪映画『ミッション』のテーマ★E.モリコーネ
♪リムジンガン【イムジン河】(コリア)★高宗漢
♪想いの届く日(アルゼンチン)★C.カルデル
♪すみれ(アルゼンチン)★ウニャ・ラモス
♪チョグイ鳥★パラグアイ伝統曲
♪牛乳列車(パラグアイ)★E.P.カルドーソ
♪ラ・ゴロンドリーナ【つばめ】(メキシコ)★N.S.セビージャ
♪コーヒー・ルンバ(ベネズエラ)★J.M.ペローニ
♪君偲ぶ夜(パラグアイ)★D.オルティス
♪黄色い村の門★アイルランド民謡
♪埴生の宿★R.ビショップ
♪ラピュタ・シチリアーナ★イタリア・ルネッサンス音楽+久石譲
♪在那遥遠的地方【草原情歌】(中国青海)★王洛賓  
♪花の街★團伊玖磨 
ほか110330

 南米アンデス地方先住民の縦笛ケーナ。ヨーロッパ人が南米にもたらしたハープを模して先住民が生み育てた楽器アルパ。機能性をもとめて複雑化していったヨーロッパの楽器に対し、最低限のシンプルさで何百年も変わることなく続いてきた二つの楽器は、同じ南米の楽器ながら一緒に演奏される機会はめったにない。それには訳があるのだ。主宰の八木倫明氏、曰く。
 「そもそもケーナとアルパは両方とも南米の楽器ながら、ジャンルや調性(key)が違うため、普通は一緒には演奏されない。つまりこのデュエットのためのオリジナルな民族音楽は存在しないのだ。だから、一緒に演奏するにはレパートリーから開拓していく必要があります」
 それを承知で、「ケーナとアルパ+ヴォーカルのデュエットを“デュオ・ケーナルパ”と名付けた.。これは、我々日本人が持っている、“あんパン”や“カレーうどん”を発明する感性が為せる業。それを音楽に利用すれば異文化の楽器を合奏させたり、異文化の曲を演奏して、それが不自然でないような新しい音楽を創造することができます。そうして出来た音楽は特定地域の民族音楽ではなく、「地球市民の民族音楽」といえるのではないでしょうか。つまりあんパン精神から生まれた音楽なのです」
 レパートリーは、特定地域の民族音楽にとどまらない。ケーナにはペルーやボリビアの音楽、アルパにはパラグアイの音楽が当然ですがよく似合います。しかしそういう曲だけ演奏するならペルー人やパラグアイ人には、かないません。うまく演奏するということとは別の次元でかなわない。
 しかし、 更に、アルパにはヘ長調とニ短調(自然短音階に限る)しか演奏できない、という制約がある。一方、ケーナは、ト長調の楽器なので、そのままではヘ長調の曲は運指が大変難しくなり、音色もこもりがちになるそうだ。そこでアルパとのアンサンブルには、ヘ長調の特製ケーナを使っているという。
 演目で出色なのは、アルバム・タイトルにもなっている《広い河の岸辺》。《The Water Is Wide》という原題の1670年に起源をもつスコットランド民謡で、メロディもさることながら、歌詞が秀逸なのだ。スコットランド民謡の日本語版が明治以来たくさん存在している日本で、なぜか、この曲は訳詞されていない。そこで八木さんが、池山の弾き語りの才能を花開かせようと、この歌を訳詞。《The Water Is Wide》の完訳日本語版として、世界初録音を果たした。
 それにもう一曲挙げるとすれば、《コンドルは飛んで行く》(自由の風求めて)。元々1912年にペルーで初演されたスペイン語の歌劇(サルスエラ)の序曲。その歌劇はペルーの鉱山労働者が団結して、鉱山を牛耳るアメリカの資本家と闘うという筋で、3カ月のロングランとなりながらも、アメリカからの圧力で上演禁止になったという曰わく付き。歌詞のないことが幸いしてか、その序曲だけが残ったもので、その後世界中で4500種類も歌詞がつけられるほど、グローバルなヒット曲になった。鉱山労働者の少年の自由への憧れと連帯をテーマに、八木倫明がオリジナルの歌詞を書いた。録音では、この曲だけダブル・ケーナになっていて、多重録音技術によって、2本のケーナのハーモニーを楽しむことができるという。
・2/26(水)pm7:00、千葉・美浜文化ホール公演もあるが、完売間近とのこと。
主催:デュオ・ケーナルパ
http://blog.livedoor.jp/quenarpa/archives/51004809.html
申込み:Tel:03-59889316 Fax:043-377-0692
yagirin88@gmail.com  arpayuka@gmail.com
http://www.planet-y.co.jp/management/prof_quenarpa.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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