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2011年5月16日 (月)

ジェラール・プーレは真に
フランス・ヴァイオリン界の至宝

モーツァルティアン・フェライン 例会コンサート

銀座 十字屋ホール(5/14・マチネ)

ヴァイオリン/ジェラール・プーレ
ピアノ/川島余里

・モーツァルト:ソナタ K305、 K.376
・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調

 110514フランクのソナタは、これまでダイナミックな演奏にも出会い、凄い曲だと知っているつもりでした。が、この日のG.プーレは、ダイナミックを超越した演奏をしてのけました。ピアニッシモで聞き手の心をわしづかみにする。この日、彼はまちがいなく偉人、超人、でした。
 ご覧のチラシ、モーツァルトのファン・クラブ‘モーツァルティアン・フェライン’主催なので、会員で110514埋まってしまう催しのためか、出回ることなく会場で手にしました。で、この日の催しは予想通り100人の聴衆で満席でした。
 一曲目のモーツァルトのソナタK305で、プーレさんはリハーサルとの響きの違いに戸惑ったのでしょうか、納得のいかない演奏に聞こえました。終演後、あるファンの方は、「この曲は元々そんなに名曲ではないから…」とモーツァルトのせいにしていました。(…なるほどそういう聴き方もあるのかと、うなづきかけましたが、首を傾げてしまいました)
 が、やはり、さすがにベテラン、プーレさんの二曲目の立ち直り、実に見事でした。目を見張る、いや心を揺さぶる演奏で、文字通りピアノとヴァイオリンのためのソナタ、一心同体というべきデュオでだったのです。まさに感動もののモーツァルトでした。
 私は、このモーツァルトで、この日、はやくも彼に魅せられました。が、前述の如く、休憩後のフランクが、モーツァルト・ファンもビックリの絶品。これまで聴いたプーレさんの演奏会、それにCDも、今日のフランクほどの名演奏は記憶にありません。彼が“フランス・ヴァイオリン界の至宝”と呼ばれていることの真意を知った思いです。まさしくヴィルトゥオーゾと呼ぶに相応しい巨匠なのですが、とても今年73歳とは思えない壮年なのです。やはり“偉人にして超人”と呼びましょう!
 直近のリサイタルは来月、2公演が予定されています。ひとつは個人の邸宅でのホームコンサート、もう一つが数十人のサロンコンサートですが、いずれも演目はオール・ベートーヴェンで、同じ
「第2番Op.12-2,第6番Op.30-1,第8番Op.30-3」
 実は彼が今ヒソカに“究めたい”と取り組んでいるのが、何と、この楽聖だというのです。
ジェラール・プーレ&川島余里
オール・ベートーヴェン

*6/19(日)pm3:00 大成邸コンサート
*6/29
(水)pm7:00 サロン・デュオ(日本ヴァイオリン内)
詳細は下記のHPでご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/gerard-poulet/index.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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