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2011年6月26日 (日)

ニューヨーク・フィル第25代音楽監督
アラン・ギルバート都響初登壇

7/17(日)・18(月・祝)pm2:00
サントリーホール

ヴァイオリン/フランク・ペーター・ツィンマーマン


・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
・ベルク:ヴァイオリン協奏曲
「ある天使の思い出に」
・ブラームス:交響曲第1番 ハ短調
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 アラン・ギルバートがニューヨーク・フィルの音楽監督に就任したのは2009年9月。生粋のニューヨーカーがこのポストについたのは第25代にして初めてのことだという。1967年ニューヨークのヴァイオリン・ファミリーに生まれ、デビューの頃から、臆せずに名曲を指揮してきたという。ほれぼれするキャリアだ。
 ハーバード大学、カーティス音楽院、ジュリアード音楽院で学び、1995~97年にクリーヴランド管の副指揮者を務めた。03~06年サンタフェ・オペラの初代音楽監督に就任。04年から北ドイツ放送響の首席客演指揮者。ボストン響、シカゴ響、サンフランシスコ響、ロサンゼルス・フィル、クリーヴランド管、フィラデルフィア管、ベルリン・フィル、バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フランス放送フィル、ローマ聖チェチーリア音楽院管などを指揮してきた。ロイヤル・ストックホルム・フィルからは首席指揮者および芸術顧問としての最終公演の後の08年6月に桂冠指揮者の称号を贈られた。2008年11月にメトロポリタン・オペラにデビュー、ジョン・アダムズの《ドクター・アトミック》を指揮して高い評価を得た。2009年、ジュリアード音楽院で、演奏指導、指揮、マスタークラス開催を行い“ウィリアム・シューマン・チェア”に就任したが、これは同音楽院で初めて設けられたポストだという。10年にはカーティス音楽院より名誉音楽博士号を授与されている。
 こうしたキャリアの逸材が都響と共演する。そのご縁は如何に。気になるところだ。
 プロフィールには書かれていないが、アランは2005年に小澤征爾総監督の第一回「東京のオペラの森」に呼ばれ、翌年は松本のサイトウ・キネン・フェスティバルに招聘されている。どちらのオケにも都響のメンバーが参加している。そのほか、国内各所のセミナーでもアランと顔なじみの都響の団員がいる。その彼らがアランをその気にさせたのだという。都響の内なる改革は外から想像つかない高みにあるようだ。10年前には考えられないバイタリティだ。
 今回は、二歳年上のヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンが共演する。40歳代半ばを迎えた2人は、ここぞという場面で共演を重ねてきた盟友なのだという。最近は息子のヴァイオリニスト、セルゲイの活躍に目がいってしまうが、秀逸な本物のヴァイオリニストだ。「かつてない境地に達している」とチラシ裏面にある。蘊蓄に耳を傾けよう。
 今回の演目、アルバン・ベルク(1885~1935)の精妙な筆致、音列の向こうにこだまするのは、闘病の末18歳で天に召された親友の令嬢マノン・グロピウス(1916~1935)への想い。と同時に作曲家の人生を彩った愛人たちの肖像。「ある天使」ことマノンは、マーラー未亡人のアルマ・マーラーと、建築家ヴァルター・グロピウスの間に生まれたお嬢さんで、1935年4月に亡くなった。
 この奇蹟のようなヴァイオリン協奏曲をツィンマーマンで聴くのだ。都響のコンサートマスターたちもベルクのコンチェルトは得意。メンバーもその語法に精通している。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3459
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年6月22日 (水)

サー・チェン ピアノ・リサイタル
第390回日経ミューズサロン 緊急来日決定
7/12
(火)pm6:30
日経ホール

ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第17番ニ短調 作品31の2「テンペスト」
リスト:バラード 第2番 ロ短調
リスト:
  巡礼の年 第2年「イタリア」より ダンテを読んで~ソナタ風幻想曲
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第21番ハ長調 作品53「ワルトシュタイン」
リスト:
  巡礼の年 第1年「スイス」よりオーベルマンの谷、ジュネーブの鐘
リスト:「リゴレット」演奏会用パラフレーズ
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 2000年に開催された「ベートーヴェン・コンクール」に優勝しているサー・チェン。得意としているベートーヴェンと今年生誕200周年を迎えたリストの作品を並べた、なんとも大胆な選曲。題して“ビューティフル・サマー・ストーリー”
 サー・チェンSa Chenは、四川音楽院で学んだ後、深圳芸術院でダン・シャオイ教授に学ぶ。その後、ロンドンのギルドホール芸術院への奨学金を得、そこでジョアン・ハヴィル教授に師事し、博士課程を得る。1996年リーズ国際ピアノ・コンクールで最年少参加して第4位、ベートーヴェン・コンクール優勝の00年にはショパン国際ピアノ・コンクール第4位(併せてポロネーズ賞受賞)。05年にはヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでクリスタル・プライズ受賞。破竹の勢いとはこのことだ。エマニュエル・アックスより“ブリリアントなピアニスト”と評される期待のピアニスト。緊急来日決定!
2001年よりハノーファー音楽大学にてアリエ・ヴァルディ教授に師事し、現在ドイツ在住。2008年にPentaToneと3年間の独占契約を結び、ショパン ピアノ協奏曲第1番&2番、ムソルグスキーの「展覧会の絵」他のCDが世界発売された。
http://www.nikkei-events.jp/concert/con110712_2.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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ストラディヴァリウスの真実と嘘
ヴァイオリンドクター中澤宗幸・著

(至高のヴァイオリン競演CD付き)

本体2,000円 発行・世界文化社
Photo 
 ハードカバー256頁の単行本の紹介です。
 ヴァイオリン製作を志してイギリスに渡り、ストラディヴァリウスなど様々な名器と接するために、修理工房に弟子入りし、その後ヨーロッパ各地で見聞を積み、今や、著名なヴァイオリン奏者から一目置かれる“ヴァイオリンドクター”。著者の中澤宗幸氏は、その価値は業界人にしか分からないようなストラディヴァリウスに関する資料を収集しておられるが、その溢れんばかりの情報が見事に整理されて、私のような楽器音痴でもスイスイ頭に入る。
 弦楽器の修理・修復を通じて信頼を得て、親密な交流が続いている巨匠らとの軽妙なエピソード、一流音楽家の知られざる素顔、売買にまつわる裏話など、読み出したら止まらない。
 私は現役時代は出版編集者で、雑誌記者を経て書籍の編集も手掛けてきた。こうしたノンフィクションでも編集者として仕事をした経験があるが、年表・写真などこの著書の丁寧さには頭が下がる。例えば…
 意表を衝く表紙だ。この表紙の写真説明に《ストラディヴァリウス、「ハンマ」(1717年製)。ヴァイオリニストはこのように楽器を手にして、舞台袖で待つ》とあるが、本文を読み進んでいくと、このヴァイオリニストが誰か分かる、といった仕掛けがある。 
 一言で表せば、「ヴァイオリンドクターの世界的第一人者が語るストラディヴァリウスのすべて」に尽きるのだが、4台のストラディヴァリウスの競演CD(76分)付きなのだ。使用楽器は、ストラディヴァリウスのなかでも、選りすぐりの名器。黄金期から晩年期に至る傑作揃いで、総額25億円相当。ウィーンの香り豊かな名手、中澤きみ子(著者の夫人)の演奏による、「それぞれの楽器の特徴をもっとも活かした曲で、名器の音色を楽しる」とある。私などには、楽器の違いなどブラインドで分かるはずもないが、 モーツァルト、ベートーヴェン、クライスラー、パガニーニ、R.シュトラウス、サン=サーンス。その演奏は、“ヴァイオリン曲は当分この1枚で充分”。…となると、二千円は超お買い得だ。
 版元のHPには、詳細な目次と共にCDの演目リストも載っている。でも、何より書店で手に取ってみることをお勧めします。
http://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/11223.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます

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2011年6月17日 (金)

劇作《棘なき薔薇の館で会いましょう》
原智恵子没後10年記念公演

7/15
(金)pm6:30
トモノホール

脚本・演出・主演:桜田ゆみ 

出演
町田妙子(チェリスト・映画音楽などCD多数)
桜田ゆみ(オペラ歌手、ピアニスト、俳優を経て現在は劇作家・演出家)
松崎賢吾(劇団俳優座所属の俳優)
北條聖子(オペラ・ミュージカルのソプラノ歌手)

演目110715
無伴奏チェロ組曲(カサド)
トロイメライ(シューマン)

白鳥(サン=サーンス)
愛の挨拶(エルガー)

夢のあとに(フォーレ)
アヴェ・マリア(バッハ=グノー)
アンダルーサ(グラナドス)
別れの曲(ショパン)
親愛なる言葉(カサド) ほか

 演目だけ見ると、ゲストもいるチェロ・リサイタルかと思うが、出演者を見ると芝居かミュージカル? 
 主催者によると、「原智恵子 伝説のピアニスト」(石川康子・著)をベースにした劇作。天才チェリスト、ガスパール・カサドの妻にして悲劇のピアニスト原智恵子と、カトリック文学作家遠藤周作は、鎌倉の画家有島生馬邸で運命的に出会う。有島邸を舞台に二人の半生をたどる音楽劇。原智恵子に扮するのは桜田ゆみ、遠藤周作は松﨑賢吾、北條聖子は遠藤周作の母役ほか諸々…チェロの名曲を織り交ぜて二人の葛藤、音楽・文学・カトリック信仰の世界を描き出そうという試みだ。幕間にはチェリスト町田妙子がカサドの無伴奏チェロ組曲などを披露。桜田は女優として出演のほか、自らピアノも奏でるそうだ。既に稽古が始まっているようで、「笑いと涙の、すっごく面白い演劇ですよ~」と主催者。
申込み:ビーベスト Fax:042-722-7264 support@beebest.co.jp
主催:GCP(ガリレオ・コンサート・プラニング)
http://www.beebest.co.jp/gcp/index.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年6月16日 (木)

三輪典代 ソプラノ リサイタル
第5回 ヴェリズモ・オペラを歌う
7/7
(木)pm7:00
東京文化会館 小ホール


ピアノ:佐藤正浩

マスカーニ:月
マスカーニ:貴女の星
マスカーニ:歌劇「イリス」より
         レオンカヴァルロ
         フランスのセレナータ
         マッティナータ
(朝の歌)
マスカーニ:歌劇「道化師」より
         あの目つきは炎のようだったわ!
         …大空を晴れやかに
(鳥の歌)
プッチーニ:そして小鳥は
プッチーニ:愛の短い物語
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より
         私の名はミミ
         あなたの愛の呼ぶ声に
(ミミの告別)
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」より
         美しい大空
(蝶々さんの登場)
         ある晴れた日に
         かわいい坊や
(蝶々さんの死)
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 三輪典代さんは、東京藝大音楽学部声楽科卒後、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。大学院在学中に邦人初の国際派歌手・東敦子女史に認められ、大学院修了直後より東クラス助手を務める。音楽学部オペラ研究部第33回定期公演で《コシ・ファン・トゥッテ》のフィオルディリージ役を歌いオペラデビュー。
 以降のプロフィールは下記のHPでご覧いただけますが、イタリア政府招聘給費留学生として、パルマ:アッリーゴ・ボーイト音楽院へ留学し、プッチーニ財団が催したマダム・バタフライ・オーディションに第一位で合格。イタリア国内にてデビュー・リサイタルを開催。
 国内では2001年に第3回リサイタルを『ヴェルディとプッチーニの作品のみ』のプログラムで、第4回は08年『イタリアロマン派4大作曲家(ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニ、ヴェルディ)の作品を歌う』と題し、ベル・カント・オペラの作品を取り上げた。今回は“ヴェリズモ・オペラを歌う”。
 現在、CANTIAMO!声楽研究会を主宰し、東敦子女史から教わったテクニックから演奏家としてのメンタリティーまでを細かく教えながら、年代に応じた発声や表現方法についての研究を続けている。
 ピアノで共演する佐藤正浩氏は、同じ東京藝大声楽科卒後、ジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士課程修了。 コレペティトゥールとして欠かせない存在となる。現在はオペラの指揮者として知られているが、ゲルギエフやチョン・ミュンフンのアシスタントから始まり、 1999年イギリス、ダーティントン音楽祭で「イドメネオ」を指揮しデビューした。国内では新国立劇場で「オルフェオとエウリディーチェ」を指揮し日本デビュー。ピアニストとして歌手との共演も高く評価されており、これまでに佐藤美枝子、浜田理恵、大岩千穂、坂本朱、重松みか、佐野成宏、堀内康雄などと舞台を共にしている。
申込み:ハラヤミュージックエンタープライズ Tel:03-3587-0218
http://www.harayamusic.com/
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2011年6月14日 (火)

三浦文彰ヴァイオリン・リサイタル
《プロジェクト3×3》  ピアノ:イタマール・ゴラン
7/5
(火)pm6:45・三井住友海上しらかわホール
7/6
(水)pm7:00・ザ・シンフォニーホール
7/8
(金)pm7:00・オペラシティ コンサートホール

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.378
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 op.96
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 op.94bis
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 新進音楽家を支援しようという試みは様々行われているが、音楽事務所「AMATI」は、一人の演奏家に対して、3回の演奏会を各回とも名古屋・大阪・東京の3都市で開催するという試み《プロジェクト3×3》を始めた。
 三浦文彰は1993年東京生まれ。世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールで2009年、史上最年少の16歳で優勝。国際的に大きな話題となった。両親ともヴァイオリニストの一家に生まれ…以下のプロフィールは下記HPでご覧いただくとして、最も将来が嘱望されるヴァイオリニストであることはまちがいない。…何故か。
 まず共演者がイタマール・ゴランだから。彼は今、ヴァイオリニストが最も共演したいと思っているピアニストだ。ギレリス、キョンファ、レービンなどお歴々のなかにラクリンの名もある。「2年前にヴァイオリニストのジュリアン・ラクリンさんの紹介を経て」とのこと。
 三浦はCDのデビュー・アルバムをこのゴラン氏とリリースしている。その演目はプロコフィエフの2曲のソナタだ。今回のリサイタルでも弾く第2番は「昔から弾いている曲だが、第1番は09年に知り、作曲された当時の背景が鮮明に表現されていることに感銘を受けた」という。普通、16歳の少年が言うことだろうか? これだけでも、将来を嘱望されている逸材といえよう。ベートーヴェンのソナタは最後の第10番を取り上げている。「ベートーヴェンは必ず入れたい」といっている。次回には何番を弾くのだろう…
主催:朝日放送(大阪公演)、株式会社AMATI
http://amati-tokyo.com/performance/20101015.html
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2011年6月13日 (月)

鈴木雅明のマーラー 再び
東京シティ・フィル第250回定期演奏会
7/1
(金)pm7:00
東京オペラシティ コンサートホール

指揮:鈴木雅明
マーラー/交響曲 第5番 嬰ハ短調

(マーラー没後100年)110701 

 来春、東京シティ・フィルの音楽監督就任が決まっている宮本文昭の《運命》に昂揚して帰宅し6/11、鈴木雅明とシティ・フィルのご縁を綴ったメールが届いていた。
 鈴木雅明といえば、ピリオド楽器オーケストラと合唱団「バッハ・コレギウム・ジャパン」の創設者。バッハのオーソリティだ。が、シティ・フィルとは5年前からのつき合いで、今回が4回目の共演になるそうだ。
…最初の共演は、2006年11月の第203回定期演奏会。プログラムは、テレマン/組曲「悲喜劇」、ハイドン/交響曲第44番ホ短調「悲しみ」、C.P.E.バッハ/シンフォニアロ短調、トリはモーツァルト/「ジュピター」
 次は、09年3月。ヘンデル/合奏協奏曲 ト短調 作品6-6(ヘンデル没後250年記念)、ハイドン/交響曲第90番(ハイドン没後200年)、メンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」(メンデルスゾーン生誕200年)と、とても欲張った演目だ。
 3度目が昨年のマーラー「巨人」。モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」序曲と交響曲第38番「プラハ」との組合せだったという。
「始めの2回は、鈴木雅明さんがバロックから古典派の音楽をモダン・オケを指揮してどう表現するのか、というのが狙いでした。また、《没後○○年》という周年記念にもこだわりがおありでした。
 2度の共演の後、さらなるインパクトが欲しいなと思っていたところへ、マエストロから「マーラー」という案が出て、最も聴きやすいと思われる第1番を取り上げました。大変好評をいただいたので、第2弾の今回は、マエストロから提案のあった、5番で行くことになりました。
 なお、今回は、マーラーの演奏の前に、東日本大震災で犠牲になられた方々への追悼と、被災されたみなさまへのお見舞いの思いを込めて、鈴木雅明さんによるJ.S.バッハのオルガン演奏がございます」
 大震災で誰も彼も右往左往する昨今。シティ・フィルは確固たるコンセプトで前進しているかに見える。宮本シティ・フィル6/11公演のティアラこうとうは、9割近い聴衆で埋まっていた。
主催:東京シティ・フィル財団
申込み:東京シティ・フィル チケットサービス
Tel:03-5624-4002
         (平日10:30am~6:00pm)
       Fax:03-5624-4114 E-mail: ticket@cityphil.jp
http://www.cityphil.jp/concert/c2011/s20110701.html
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2011年6月11日 (土)

オペラ「愛の妙薬」ドニゼッティ作曲
訳詞上演 杉並区民オペラ第7回公演
7/9(土)pm5:30 7/10(日)pm2:00
(両日とも開演45分前から解説「オペラナビ」があります)
杉並公会堂 大ホール

総監督 大久保眞 1107910
邦 訳 大久保眞・岡元敦司

演 出 森山 太
指 揮 大浦智弘

7/9(土)             7/10(日)
西本真子 アディーナ    藤戸明子
青地英幸 ネモリーノ    加茂下稔
東 浩市  ベルコーレ    井上白葉
岡元敦司 ドゥルカマーラ 大久保眞
河原香織 ジャンネッタ   片岡 敬

合 唱:杉並区民オペラ合唱団
  杉並区立東原中学校混声合唱団 
管弦楽:厚木交響楽団

 《杉並区民オペラ》は2004年秋、区内在住のオペラ歌手大久保眞が参同する区民と立ち上げ、ほぼ毎年1回の公演を続けている。その趣旨は「区民と共にオペラの楽しさを分かち合うこと、また様々な年代の人々とオペラの舞台を創ることを通し、交流を深め、地域の方々とのコミュニケーションの輪を広げ、地域文化向上の一助とする」。“オペラを身近に”という趣旨から、大久保氏らによる訳詞で上演される。
 第7回公演の今年は「愛の妙薬」。ソリストは両日とも新鋭が登場するので外せない。
 アディーナ役の西本真子は、第56回全日本学生音楽コンクール声楽部門、大学・一般の部第1位。モーツァルトの歌劇では、デスピーナ、フィオルディリージ、ツェルリーナ、「ラ・ボエーム」ではミミ、「トゥーランドット」のリューをこなしている期待される新人。二日目のヒロイン藤戸明子は、07年「ジャンニ・スキッキ」ラウレッタ、08年「カルメン」ミカエラ、09年「ラ・ボエーム」ムゼッタ、昨年は「道化師」のネッダと、今や杉並区民オペラの常連。その「道化師」で座長を演じた大久保氏は二日目のイカサマ薬売りドゥルカマーラで出演する。
 杉並区内の中学生を招待する「オペラ観賞会」は、9日の本番前に行われるリハーサルをご覧いただくという。「総合芸術と言われておりますオペラに関心をお持ちの方にお出で頂きたい。親子300組をご招待いたします」(締切6月末)
 《杉並区民オペラ》が“訳詞上演”を続けるのは、「オペラを初めて鑑賞する方にわかりやすいようにとの配慮もありますが、むしろ、小中学校の合唱団に是非とも参加してほしいからです。これまでの公演には、桃井第五小学校、高井戸第四小学校の合唱部が、今年は初めて中学校の合唱団が参加してくださいました」と主催者。プロの歌手は、原語で歌うことでキャリアを積んできているので、むしろ原語の方がストレスが少ない。だから公演趣旨に賛同されたソリストたちの協力あっての公演、でもあるのだ。
 「子どもから、父母、祖父母と世代を超えたオペラが好きなアマチュアの方から、生業にしておりますプロのオペラ歌手、スタッフまで、一丸となってオペラを創り上げていまいります。それは、きっとご覧いただきました皆様に、感動を与えてくれるものと信じております」
入場料[全席指定] S席 6,000円/A席 5,000円/B席 4,000円
申込み:杉並区民オペラ事務局(めいた音楽院内)Tel:03-3380-1042 
    e-mail:sugiope@gmail.com
主催:杉並区民オペラ 後援 杉並区/杉並区教育委員会
すぎなみ文化芸術活動助成基金助成対象事業

http://blog.canpan.info/sugiope/
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2011年6月10日 (金)

小泉和裕、二ヶ月続けて都響を振る
6月の定期 &7月のプロムナード

 70年第2回民音指揮者コンクール第1位受賞。御歳24歳の73年には、第3回カラヤン国際指揮者コンクールに第1位受賞で注目された小泉和裕。その後ベルリン・フィルを指揮してベルリン・デビュー…次いで75年にはベルリン・フィルの定期演奏会に出演。欧州で大活躍の後、75年新日フィル音楽監督をスタートにいわば逆輸入。都響とは95年以来のお付き合いで、「彼と都響は打てば響く夫婦のような仲」という。
 首都圏にいると都響の正指揮者としてしかお目にかかれないが、現在、大阪センチュリー交響楽団の首席指揮者を経て現在日本センチュリー交響楽団音楽監督、仙台フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者、国内主要楽団に度々客演。それに、「都響の各地での公演も開拓してくださっていて」忙しい身体だという。略歴は以下のURLでご覧いただける。
http://www.tmso.or.jp/j/profile/performer.php?id=3435
 が、それだけではない。人気取りのパフォーマンスなどと無縁のマエストロだが、ネットで「田舎暮らしの達人」なるHPによると、とんだマルチ人間、というより多芸多才なのだ。
「税金を納めたり、選挙権があったりする正式な住所は、東京都ですが、京都の鳴尾に実家があり、岐阜の高山の近くの古川というところに広い家があり、110620aそこでは地元の方のお世話になりながら、米を作っている」…150キロというからその収穫量は半端じゃない。それに奥様の実家のある唐津では陶芸にいそしむとのこと。それにである。ゴルフは年に4,50回、「自分でいうのは何ですが、シングルです」
 様々な分野の方々との幅広い交流が、本業である指揮者としての小泉和裕を育てているに違いない。

第719回定期演奏会Aシリーズ
6/20
(月)pm7:00
東京文化会館

指揮:小泉和裕
ピアノ:マルクス・グロー
テノール:福井敬
男声合唱:二期会合唱団

・リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調
・リスト:ファウスト交響曲

 そのマエストロ小泉がリスト生誕200年記念公演に取り上げたのが「ファウスト交響曲」。“気宇壮大な”この曲に入れ込み、4月には大阪センチュリー響と大阪で既に披露しているほど。
 リストは19世紀最大のピアニスト。だから作曲した作品も大半はピアノ曲だが、ベルリオーズの薫陶を得て交響詩という分野を開拓した。
 《ファウスト交響曲》は1857年、作曲者自身の指揮でワイマールで初演された。ゲーテとシラーの記念碑除幕式典のメイン・イベントだった。ゲーテ(1749~1832)の戯曲『ファウスト』は多くの芸術家の霊感を刺激したが、青年リストに『ファウスト』の何たるかを教えたのはベルリオーズだったという。
 『ファウスト』に登場する3人の登場人物、「1・ファウスト、2・その恋人グレートヒェン、3・悪魔メフィストフェレス」の性格描写を各章で表現。古典的な交響曲と交響詩をない交ぜた意欲作だ。管弦楽として3楽章で作曲した後に、男声合唱とテノール独唱から成る終曲を追加した。当時崇拝していたワーグナーに献呈されている。
 LP時代の巨匠がこぞって録音に残しているが、演奏会で聴く機会は滅多にない、レアものだ。
 その前座にマエストロ小泉が据えたのは、第2番のピアノ協奏曲。40歳代を迎えたドイツのピアニスト、マルクス・グローが弾く。リストが一時「交響的協奏曲」と呼んだ第2番なのも、小泉ならではといえよう。公演チラシ裏面で、評論家奥田佳道が「趣の異なる6部から成るコンチェルトで、ソロの妙技は申すに及ばず、オーケストラも時に主役を演じる。優美な旋律が広がる第3部アレグロ・モデラートはグローと都響メンバーの交歓の場となる」と期待をふくらませている。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3435

プロムナードコンサートNo.345
7/10
(日)pm2:00
サントリーホール

110710指揮:小泉和裕
ヴァイオリン:四方恭子
ヴィオラ:鈴木学

・シューベルト: 交響曲第7番 ロ短調 「未完成」
・モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調
・シューマン: 交響曲第1番 変ロ長調 「春」

 こちらは一転、オール・ポピュラー・コンサートだ。月刊都響5月号に、「厚みのある弦の調べを基調とした正統派の音楽作りで知られる小泉和裕が王道の名曲を堂々と並べた音楽のフルコース」とある。
 そして、「形式美を重んじた端正な音楽を練り上げる小泉の指揮は、シューベルトの抒情美には清冽な光を、シューマンの情熱には爽やかで自然な流れを、それぞれ的確に与えてくれるでしょう」と渡辺健太郎氏。「未完成」には特別な思いがあるのだが、今回は身を引いて、マエストロ小泉の創意に耳を傾けよう。
 モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲は、モーツァルトの弦楽器のためのコンチェルトの最高傑作だと思う。そして、モーツァルトがヴィオラの名手だったことを思い出させる逸品でもある。二人の意気が合うと聞き手は崇高な高みにつり上げられる。今回のソリストは都響のコンマスと首席。オケとの三位一体が実現するかもしれないのだ。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3450
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年6月 9日 (木)

《埴生の宿》で始まったデュオ・ケーナルパ
Duo QuenArpa 6/7公演 第6回南風のコンサート

 ケーナ(八木倫明)とアルパ(池山由香)のデュオ・ケーナルパについては、このサイトで2/14にCD発売記念コンサートを配信しているので、そちらでご覧ください。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-7e4f.html
 Photo_2今回の6/7公演は、5月末に陸前高田市など岩手県の避難所10カ所で開催した復興支援コンサートの報告会でした。
 「今回のデュオ・コンサートの趣旨は《埴生の宿》の歌に尽きるので、先ずは拍手なしでお聴きください」
 以下、公演当日に配布されたプログラムの一葉です。
 震災直後から、わたしたちのコンサートでは最初に必ず、震災の犠牲者・被災者に祈る瞑想曲として《埴生の宿》を演奏してきました。
 《埴生の宿》は、『ビルマの竪琴』の中で敵味方を越える融和の音楽であると同時に、 遺骨すら祖国に帰れない戦死者への鎮魂歌でもありました。
 《Home! Sweet Home! 》 と、ビックリ・マークが 
2カ所もついているのが、原題です。 

 
「帰ろう!温かいわが家へ!」…これは
震災で亡くなった人々の魂や、家を失った人々の気持ちと 
同じではないかと思うのです。この曲を、わたしたちは結成当初から「祈り」として演奏してきましたが、この曲のアレンジ、2番・3番のアルパの伴奏は、お経のイメージです。
 《埴生の宿》は、
昔の日本人が持っていた精神性を歌っています。同時に、
これからの日本人のめざすべき暮らしの哲学ではないでしょうか。 自然との交感と感謝、質素な暮らしの中の喜び。まさに、日本人だけでなく、経済発展だけを目標にしている世界の国々や人々にとって、これから地球人としてどう生きれば良いか、という答えがここにあります。
 この歌が日本の歌でなく、英国を中心に比較的知られている歌であることも、その意味は大きいと思います。
 元の歌詞は、アメリカ人のジョン・ハワード・ペイン(1791-1852)作。ヘンリー・ローリー・ビショップ(1786-1855)作曲のオペラ《ミラノの乙女》の中で歌われました。
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 アンコールは、「夏の思い出」と團伊久磨作曲の「花の街」。どちらも江間章子作詞とのここと。…こんな時でも、いやこんな時だからこそ、出演者と聴衆がひとつの思いで結ばれた…感無量の催しでした。
 以下はデュオ・ケーナルパのHPです。
http://blog.livedoor.jp/quenarpa/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年6月 7日 (火)

八十嶋龍三・洋子 デュオリサイタル
     チェロ・八十嶋龍三 ピアノ・八十嶋洋子
    〜ロマン派への憧憬〜

       6/12
(日)pm3:00
        十字屋ホール 

ヨハネス・ブラームス:ピアノとチェロの為のソナタ Op.38
リヒャルト・ワーグナー:オペラ「タンホイザー」
より"夕星の歌"
  「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
より"朝はバラ色に輝きて"
リヒャルト・シュトラウス:チェロとピアノの為のソナタ Op.6
サン・サーンス:組曲「動物の謝肉祭」より "白鳥"
ガブリエル・フォーレ:シシリエンヌ op.78 他
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 チェリスト八十嶋龍三氏のプロフィールに「レーヌ・フラショー女史に師事」とあるのを見つけた。チェロ界の伝説の女史だ。また、カラヤン時代のベルリン・フィルの楽団長ルドルフ・ワインスハイマーにも師事という。これは、危うく見逃すところだった。
 日頃の活動・プロフィールは、ご夫妻の音楽教室「スタジオ・フリーデル」のHPでご覧いただくとして、善は急げ、何より先に今回の公演意図《ロマン派への憧憬》に耳を傾けよう。
 …私たちが何気なく口にする、「ロマン派音楽」。単なる年表上の分類として語ることが多いですが、その音楽は、作曲家の内面や人間性にまで関心抱かざるを得ません。特に後期ロマン派では、ブラームス派とワーグナー派が二派 激しく対立したといわれています。
 リヒャルト・シュトラウスは、モーツァルトを崇拝し、シューマンなどの影響を受け、10代後半にはブラームスと知り合います。チェロソナタは丁度そのころに作られました。しかし、後に彼はワーグナーの音楽に触れ、その影響下に入ります。
 ブラームスがチェロソナタOp.38を書いたのが20代後半の頃。そして、リヒャルト・シュトラウスが10代後半に書いたチェロソナタ。それぞれ、どんなことを私たちに語りかけてくるのでしょうか?
 去る3月11日。突然襲った未曾有の大災害「東日本大震災」の爪痕は計り知れません。被災された方々には心よりお見舞いを申し上げます。今、日本中が復興に向けて心を一つにしている時、音楽が安らぎと未来への力を与えてくれることを信じて演奏してまいります。
 細君の洋子さんも東京藝大卒後西ベルリンへ留学され、夫君の師ワインスハイマーに室内楽を学ぶとある。お二人はここで出会ったのだろうか? 旺盛な活動は「スタジオ・フリーデル」のHPでご覧ください。
http://sites.google.com/site/studioflieder/
主催:十字屋ホール 中央区銀座3-5-4 十字屋ビルTel03-3561-5250
料金:¥4,000 (全席自由/1ドリンク付) 
http://www.jujiya.co.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年6月 6日 (月)

ベルリーニ『ノルマ』全2幕
Libera Opera Series 9
シルプル形式による原語上演・字幕なし
6/27
(月)pm6:30
紀尾井ホール

演出:大島尚志110627
指揮:神尾 昇
ノルマ:関 定子(Sop)
ダルジーザ:郡 愛子(M-Sop)
ポリオーネ:川上洋司(Ten)
オロヴェーゾ:谷 茂樹(Bs)
プロティルデ:佐藤恵利(Sop)
フラーヴィオ:寺田宗永(Ten)
室内楽:アンサンブルM  合唱

 今や伝説のマリア・カラスが愛唱し、彼女によって万人の知るところとなったベルリーニの最高傑作。音楽的な美しさと歌う難しさが相俟ったベルカント・オペラの最高峰。テーマは苦しい三角関係だが、全編に流れるアリア・重唱・合唱の美しさは、その悲劇を感じさせないほど…こういわれては外すわけにはいかない。演出は、日本のオペラ演出の草分け粟國安彦門下の大島尚志。毎回はっきりとしたコンセプトで臨む彼だが、
「今回の『ノルマ』は、徹底的に《ベルリーニ心理劇》を目指します。紀尾井ホールの、中規模のコンサートホールという利点を生かし、登場人物の緊密な心理描写に焦点を当てます。
 ある時は優美に、ある時は躍動的に響くベルリーニの旋律美。その美しさを浮き彫りにすることこそ、上質な心理劇に迫る、唯一の手立てと考えています」という。
  “旋律美で勝負する”といわれては、外せない。
 キャストは、今や円熟期にある関 貞子、郡 愛子、川上洋司、谷茂樹など大人の表現力を縦横無尽に発揮できる面々に、活動の場を海外へも広げている寺田、佐藤という若手を配した布陣。《ベルリーニ心理劇》、是非とも体験しようではないか。
主催・申込み:<友>音楽工房 Tel:03ー5155ー3281 A:¥6000 B:¥5000
紀尾井ホールチケットセンター
Tel:03-3237-0061 <10~18時 日祝休>
http://www.kioi-hall.or.jp/calendar/index_h.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年6月 3日 (金)

チェリスト松波恵子、ヴァイオリン曲を弾く
KEIKO MATUNAMI CELLO RECIRAL

6/24
(金)pm7:00
トッパンホール

ピアノ:山崎早登美

・シュニトケ:古い様式による組曲
・ブラームス:ソナタ作品78「雨の歌」
・フランク:ソナタ110624vc_2

 松波恵子さんを取り上げるのは、2008年5月以来3年ぶりだ。ご記憶おありでしょうか? バッハの無伴奏チェロソナタ全曲の2枚組CD。その発売記念公演だった。当時、彼女をネットで調べると、このCDだらけ。文字通り“初ヒットがホームラン”だったわけ。
…で、その彼女が今回弾く曲は、何と3曲ともヴァイオリン曲なのだ。それは…
「まだ若かった頃、恩師のアンドレ・ナヴァラ先生に「貴女はブラームスの雨の歌のソナタを弾くと良い」と言っていただいていたのですが、これまで弾く機会がありませんでした。今回ぜひとも取り上げたく、プログラムの中心に選びました。ヴァイオリン曲をチェロで弾きます。
 シュニトケは学生が自身の研究発表の場で演奏したのを聴き、それがとても良い曲でしたので、プログラムの一曲目にしました。
 以上2曲がどちらもヴァイオリン原曲のものになったので、意識的にもう一曲ヴァイオリン原曲のフランクにしました」と松波さん。
…フランクのヴァイオリン・ソナタといえば、つい先月、フランスの巨匠ジェラール・プーレの超名演を紹介したばかり。あのヴァイオリン・ソナタの名曲にして超難曲を、彼女はチェロで弾くというのだから、これはもう外せない。
 ところで彼女のプロフィールは、CDのジャケットにしか載っていないので、少し紹介しておこう。
 齋藤秀雄門下の逸材。手ほどきはカザルス門下の佐藤良雄に受け、齋藤秀雄から徹底的に基礎を学んだあとフランスに渡り、フランコ・ベルーギー派の流れを汲む、アンドレ・ナヴァラの元で総仕上げをした。まさにチェロの王道を継承した実力派である。新日フィルの首席奏者を1992年まで17年間も務めた後に、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団の中核メンバーとして、また桐朋学園や東京音楽大学で後進の指導に当たっている。
 リサイタルは、新日フィルの首席に就いた75年を皮切りに今回が10回目。トリオなど室内楽も2,3年おきに開催してきた。
問合せ・申込み:ヒラサ・オフィスTel: 03-5429-2399
http://www.hirasaoffice06.com/files/schedule.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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