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2011年6月26日 (日)

ニューヨーク・フィル第25代音楽監督
アラン・ギルバート都響初登壇

7/17(日)・18(月・祝)pm2:00
サントリーホール

ヴァイオリン/フランク・ペーター・ツィンマーマン


・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
・ベルク:ヴァイオリン協奏曲
「ある天使の思い出に」
・ブラームス:交響曲第1番 ハ短調
11071718

 アラン・ギルバートがニューヨーク・フィルの音楽監督に就任したのは2009年9月。生粋のニューヨーカーがこのポストについたのは第25代にして初めてのことだという。1967年ニューヨークのヴァイオリン・ファミリーに生まれ、デビューの頃から、臆せずに名曲を指揮してきたという。ほれぼれするキャリアだ。
 ハーバード大学、カーティス音楽院、ジュリアード音楽院で学び、1995~97年にクリーヴランド管の副指揮者を務めた。03~06年サンタフェ・オペラの初代音楽監督に就任。04年から北ドイツ放送響の首席客演指揮者。ボストン響、シカゴ響、サンフランシスコ響、ロサンゼルス・フィル、クリーヴランド管、フィラデルフィア管、ベルリン・フィル、バイエルン放送響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、フランス放送フィル、ローマ聖チェチーリア音楽院管などを指揮してきた。ロイヤル・ストックホルム・フィルからは首席指揮者および芸術顧問としての最終公演の後の08年6月に桂冠指揮者の称号を贈られた。2008年11月にメトロポリタン・オペラにデビュー、ジョン・アダムズの《ドクター・アトミック》を指揮して高い評価を得た。2009年、ジュリアード音楽院で、演奏指導、指揮、マスタークラス開催を行い“ウィリアム・シューマン・チェア”に就任したが、これは同音楽院で初めて設けられたポストだという。10年にはカーティス音楽院より名誉音楽博士号を授与されている。
 こうしたキャリアの逸材が都響と共演する。そのご縁は如何に。気になるところだ。
 プロフィールには書かれていないが、アランは2005年に小澤征爾総監督の第一回「東京のオペラの森」に呼ばれ、翌年は松本のサイトウ・キネン・フェスティバルに招聘されている。どちらのオケにも都響のメンバーが参加している。そのほか、国内各所のセミナーでもアランと顔なじみの都響の団員がいる。その彼らがアランをその気にさせたのだという。都響の内なる改革は外から想像つかない高みにあるようだ。10年前には考えられないバイタリティだ。
 今回は、二歳年上のヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンが共演する。40歳代半ばを迎えた2人は、ここぞという場面で共演を重ねてきた盟友なのだという。最近は息子のヴァイオリニスト、セルゲイの活躍に目がいってしまうが、秀逸な本物のヴァイオリニストだ。「かつてない境地に達している」とチラシ裏面にある。蘊蓄に耳を傾けよう。
 今回の演目、アルバン・ベルク(1885~1935)の精妙な筆致、音列の向こうにこだまするのは、闘病の末18歳で天に召された親友の令嬢マノン・グロピウス(1916~1935)への想い。と同時に作曲家の人生を彩った愛人たちの肖像。「ある天使」ことマノンは、マーラー未亡人のアルマ・マーラーと、建築家ヴァルター・グロピウスの間に生まれたお嬢さんで、1935年4月に亡くなった。
 この奇蹟のようなヴァイオリン協奏曲をツィンマーマンで聴くのだ。都響のコンサートマスターたちもベルクのコンチェルトは得意。メンバーもその語法に精通している。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3459
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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