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2011年10月28日 (金)

R.シュトラウス《家庭交響曲》
F,ケンプのモーツァルトもある
都響11月公演
11/10
(木)pm7:00・サントリーホール
11/11
(金)pm7:00・東京文化会館

指揮:ヴォルフガング・ボージチ
ピアノ:フレディ・ケンプ

モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調
R. シュトラウス:家庭交響曲
111110

 R.シュトラウス《家庭交響曲》を始めて聴いたときの驚きは“衝撃”といったほうがよいだろう。
 秋山和慶/東響で、まだ10年も経っていない。初めて聞く曲なのに、演目解説に「妻子に献呈」などとあるので、どうせ子供だましの‘オモチャの交響曲’のような曲だろうと思い込んで、解説をろくに読まず…始まった途端、どひゃ~、ぶったまげた。
 そして、まず思ったのは、「ベートーヴェンに聞かせたい!」だった。時代の先端をまっしぐらに突き進んだ、さすがの彼も、このオーケストレーションにはきっと脱帽だろう。ベートーヴェン時代の倍はあろうかという大編成の管弦楽団が、次から次へと繰り出すカオスのような音響に、ホールの空気ともども翻弄された。
 R.シュトラウスの著作は、ベートーヴェンとは違って一本の筋ではない。例えばオペラでは、それまでの悲劇とは異質の異様なまでの「サロメ」や「エレクトラ」がある一方で、作者も登場してしまう劇中劇「ナクソス島のアリアドネ」や宝塚歌劇団が取り上げてもよさそうなブッファ「ばらの騎士」も超傑作だ。
 交響曲に番号はふられておらず、4楽章建てのニ短調、ヘ短調、交響的幻想曲「イタリアより」、今回の「家庭…」、「アルプス交響曲」と続き、その後は様式の自由な“交響詩”へ。晩年は記念式典の曲まで引き受け、「大日本帝国紀元2600年祝典音楽」1940年東京・歌舞伎座初演も。85歳と長命で、大戦後まで存命で没年は…なんと私の小学校入学の1949年だ。
 指揮のボージチは名門ハノーファー州立歌劇場の音楽監督で、3年前にオペラ《アイーダ》で都響を振って以来だ。
 モーツァルトのピアノ協奏曲を弾くケンプについて触れそびれたが、昨年聴いたリサイタルは、デビューした10年前の穏やかな印象から脱皮、突き抜けるような透明感に浸ったのだった。前座にはもったいない23番だ。
申込み先は下記のURLでご覧ください。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/by_month/index.php?year=2011&month=11#10
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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