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2011年11月30日 (水)

東京シティ・フィル《第九》特別演奏会
宮本文昭の燃え立つ願い! 新しい年への希望を込めて。
12/28
(水)pm7:30
東京文化会館大ホール

ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125

指揮:宮本文昭111228_3

ソプラノ:澤畑恵美
アルト:坂本 朱
テノール:大槻孝志
バリトン:河野克典

合唱:東京シティ・フィル・コーア
合唱指揮:藤丸 崇浩

 今年、シティフィルの《第九》を振るのは、来年4月に初代音楽監督の就任が決まっている宮本文昭。昨年、就任受諾の記者会見で「“積極的に音楽する”集団を作り上げ、完全燃焼の瞬間を見とどけて頂く」と宣言した宮本が、苦悩から歓喜を歌い上げる《第九》をどのように表現するのだろうか…
「12月28日、東京でボクは初めて《第九》を指揮します。《第九》を聴いて、クラシック音楽を始めようと思い、今まで音楽家として生きてきました。新しい年への希望を感じながら、今年の最後の締めくくりを《第九》の演奏で、ご一緒に時間を過ごせれば本当に幸せです」
 沢畑恵美…あるときは気品と情感あふれるヴィオレッタ、またあるときはキュートで溌剌としたスザンナ。華ある舞台姿と美声、実力と人気を兼ね備えた日本を代表するプリマ。
 坂本朱…新国立劇場やサイトウ・キネン・フェスティバルをはじめ、オペラやリサイタルなど多岐に活躍中の日本を代表するメゾソプラノ。読響の第九を何回聞いたことだろう。
 大槻孝志…新国立劇場「こうもり」「魔笛」など、コンサートではN響「エディプス王」で“最も心に残ったソリスト2008”No.1に選ばれ、この年N響の第九で急きょ代役に抜擢された。
 河野克典…今秋は、「ヴォルフ/イタリア歌曲集」「美しい日本語コンサート」、「第九」は広上指揮シンフォニア岩国、円光寺指揮ひろしま2011、山下指揮仙台フィル、それにこの宮本指揮。
主催・申し込み:東京シティフィルハーモニック管弦楽団 
http://www.cityphil.jp/concert/c2011/e20111228.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年11月29日 (火)

愛の煌きらめきを…
二期会サロンコンサートVol.163

12/7
(水)pm7:00
カワイ表参道コンサートサロン パウゼ

大須賀園枝(ソプラノ)
(クォン) 敬熙(ソプラノ)
吉見佳晃(テノール)
村田千晶(ピアノ)

プッチーニ『ラ・ボエーム』より
     “麗しの乙女”… 權・吉見
プッチーニ『マノン・レスコー』より
     “あなたなの? 愛しいお方”…大須賀・吉見
プッチーニ『トスカ』より
    “星は光りぬ”…吉見1112071
モーツァルト『フィガロの結婚』より
    “手紙の二重唱”…大須賀・權
グノー『ファウスト』より
    “宝石の歌”…大須賀
ドヴォルザーク『ルサルカ』より
    “月に寄せる歌”…權
カッチーニ「アヴェ・マリア」…吉見


 ついこの間始まったと思っていた二期会サロンコンサートだが、はや163回だという。毎回オーディションに合格した歌手らがそれぞれ独自に企画しているが、今回の3名の出演者もオーディションに合格したのちに、委員会でにキャスティングされ、得意な演目を持ち寄って構成した。サブタイトルの“愛の煌めきを…”は、出演者3人が初めての顔合わせた際に、毎年12月になると表参道が煌めくので…彼らが直観的に決めたのだという。
 演目が、ここまで馴染みのアリアばかりというのも珍しいのではないだろうか。なかでも、大須賀と權、ふたりのソプラノによる“手紙の二重唱”は気になる演目だ。主催:公益財団法人東京二期会
予約・問合せ:二期会チケットセンター
 Tel:03-3796-1831 Fax:03-3796-4710
http://www.nikikai.net/concert/salon2011.html#ticket
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年11月27日 (日)

宮本文昭の“近代ロシア・バレエ”
東京シティフィル12月定期公演
12/7
(水)pm7:00
東京オペラシティ コンサートホール

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」第1組曲、第2組曲

111207 来期から音楽監督に就任する宮本文昭の題して《近代音楽の幕開け》。シティフィルは日本で有数のバレエ公演を誇る、まさに‘バレエ曲ならお任せください!’なオーケストラ。でもバレエ公演ではピットに収まって、小編成を余儀なくされているが、「今回は曲の“色彩感”を存分に楽しんで、音世界に身をゆだね…」とマエストロ宮本。さて、どんな真剣勝負が展開するか…存分に味わってほしい。
 後半の組曲「ロミオとジュリエット」は、敢えてストーリーに沿って演奏するそうで、その演奏順は次の通り。きっと、最後は、涙、涙の拍手となるやもしれません。
⑧モンタギュー家とキャプレット家
②情景
⑯朝の踊り
⑨少女ジュリエット
④メヌエット客人達の入場
⑤仮面舞踏会
③マドリガル
⑥ロミオとジュリエット
①民族舞踏フォークダンス
⑦タイボルトの死
⑫別れの前のロミオとジュリエット
⑰ジュリエット
⑭ジュリエットの墓の前のロミオ
⑳ジュリエットの死

 マエストロの略歴など詳細は以下のURLでとくとご覧ください。
\6000 席¥5000 B\4000 C席¥3000 X1000
ユース・チケット(25歳以下・
席以外)¥2000
プラチナ・チケット(60歳以上)
\4500 ¥3800

http://www.cityphil.jp/about/miyamotofumiaki.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年11月24日 (木)

大森 誠 追悼コンサート
12/15
(木)pm7:00
渋谷区文化総合センター大和田
さくらホール111215


●出演
ソプラノ:大森園子・大隅智佳子
   小野さおり・小林玲子・森田雅美
メゾソプラノ:新宮由理
テノール:朝野和馬・内山信吾
   大森豪人・田代誠・持木弘
バリトン:鹿野章人・松尾健市
ピアノ:神保道子・和気知久

●曲目
大森誠 作曲 谷川俊太郎 作詞 連作歌曲
 「みち」「私が歌う理由わけ」「海の駅」より
LIP presents OPERA 公演オペラ
 「カルメン」「蝶々夫人」「トスカ」
 「アンドレア・シェニエ」他アリア、重唱

 

 東日本大震災のちょうど一週間前、今年3月4日に逝去されたLIP presents OPERA代表、大森誠の追悼コンサート。園子夫人から「これまでのLIP公演に出演して下さった歌手の皆様が、追悼の意を込め素晴らしい歌声を披露して下さいます。大森誠作曲の歌曲や、過去のオペラ公演より抜粋のプログラムをお贈りする予定です」で始まる案内を頂いた。
 …多くの尊い魂と共に心より冥福をお祈りする毎日でございます。共に暮らせたのは37年間でしたが、私達は音楽に結ばれてとても幸せな充実した時を過ごすことができました。いつも明るく元気で、周りにいる人々を楽しませてくれる不思議な力を持っている人でした。そんな彼を偲び、すてきな仲間が集まってくれました。
 Ⅰ部は大森誠作曲の連作歌曲を、Ⅱ部はLIP presents OPERA が公演した10曲の作品の中から、お得意のアリア、重唱などを演奏いたします。会場は昨年奇しくも故人67歳の誕生日である11月21日にオープンした渋谷区民待望の本格的コンサートホール、渋谷区文化総合センター大和田です。
 故人は、悲しいことが大嫌いな人でした。希望に満ちた新年が迎えられるよう、当日は皆様と共に大いに歌い楽しみたいと思っております。故人もきっとそのように天国から見守っていることでしょう。
…大森誠さんのプロフィールは、主催者のHPで知ることができますが、彼を忍ぶ意で、敢えて以下に載せました。
 武蔵野音楽大学大学院修了。その後、『俊寛』『修善寺物語』など多くの創作オペラに主演。1979年から81年までイタリア・ミラノ市に留学。グァリーニ女史、国立ミラノ・ヴェルディ音楽院ではピエール・ミランダ・フェッラーロ教授に師事。同学院を首席で卒業。帰国後『カルメン』『道化師』『オテロ』(ロッシーニ)『こうもり』『イル・トロヴァトーレ』『メリー・ウィドー』『アンドレア・シェニエ』他、多数のオペラに主演。また2000年から毎年、首都オペラ主催、神奈川県民ホールにおけるオペラ公演に主役テノールとして出演し、2000年7月『さまよえるオランダ人』のエリック役、2001年9月『ホフマン物語』のホフマン役、2002年9月『マクベス』のマクダフ役、2003年9月『ジョコンダ』のエンツォ役、2004年9月『魔弾の射手』マックス役、2005年9月3日(土)にヴェルディ作曲『運命の力』でドン・アルヴァーロ役でそれぞれ好演、好評を博している。
 作曲家としても活動をし、作品にはミュージカル『白雪姫』『ピノッキオ』(浜松市主催、浜松アリーナ開館記念公演他10回再演)、連作歌曲集『みち』『私が歌う理由』『海の駅』(いずれも谷川俊太郎氏の詩、音楽之友社より楽譜出版)、モノオペラ『海の駅』『じゅうにつき』(芸術文化振興会助成公演)などがある。
 リリカ企画公演として、「大森誠作品の夕べ」1~5、「大森誠・園子オペラの夕べ」1~3を連続して公演。また2000年6月には新たにLIP presents OPERAを設立、同年11月に第1回公演『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』を主宰、主演。01年7月P.M.フェッラーロ教授を招聘しオペラ・マスタークラスを開催。つづけてLIP presents OPERA第2回公演『カルメン』、第3回公演『トスカ』(国民年金生きがい対策事業主催)、第4回公演『アンドレア・シェニエ』、第5回『マノン・レスコー』、第6回公演『蝶々夫人』、第7回公演『オテロ』を毎年制作、自身もプリモテノールとして好演し、いずれも好評を博している。
二期会会員、(有)リリカ企画代表取締役、リリカアートスクール校長、LIP presents OPERA代表、桜美林大学総合文化学群音楽専修教授。
主催・チケット問合せ:LIP presents OPERA(大森)

Tel:090-5772-9160 Fax:03-6903-4716
http://www.lip-opera.com
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アンサンブル de ヨコハマ モーツァルト名曲集
ENSEMBLE de YOKOHAMA 25周年記念演奏会
12/11
(日)pm7:00
横浜みなとみらい大ホール

フルート:アンドラーシュ・アドリアン
ハープ:篠﨑史子
コンサートマスター:小森谷巧、渋谷由美子

アイネ・クライネ・ナハトムジークKV525
交響曲第33番変ロ長調KV319
フルートとハープのための協奏曲ハ長調KV299
交響曲第25番ト短調KV183 

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“すばらしい生演奏との出会いでクラシックファンを育て続けて四半世紀”…言うは易し、並大抵のことではなかったろう。主宰の成瀬志保さんは振り返る。
「1986年の設立当初から、Cultureの語源どおりクラシックファンの開拓に務めてきました。横浜は国際都市といわれますが、ジャズに比べてクラシック音楽は大きな遅れをとっていたのです。クラシック振興、お客様を育てるには“すばらしい生演奏との出会い”しかない。本物のクラシックとの出会いなくしては実現しません。骨董屋が2代目を育てるのに「本物しかみせない」そうですが、私たちも、決して妥協せずに続けました。国際的に通用するゲストソリストとの共演が理想です」
 初志を貫徹して迎えた25周年記念。「誰からも愛されるモーツァルトの名曲集を掲げて、無謀にも(?)みなとみらいの大ホール(2020席)で開催いたします」
…このアンサンブルが世界のソリストと共演するきっかけとなったのは、ハープ界の長老モルナール氏の依頼で草加の国際ハープフェスティバルでスザンナ・ミルドニアンとの共演だったという。で、この25周年記念演奏会には「モーツァルトのフルート&ハープ協奏曲と前々から決めていました。ハーピストは氏の一番弟子で名実共に日本ハープ界を代表する篠﨑史子さん、そして、その相方のフルーティストは、彼女の旧知の大御所アドリアン氏です。実は、この2人の共演は30年越しなのです。当時、ヨーロッパでアドリアンと篠﨑史子をソリストにモーツァルトのこの協奏曲のレコーディングの計画があり、両人ともサインまでしていました。ところが、その後、彼女に2人目のお子さんのおめでたが判明。出産の時期がレコーディングと重なってしまうことがわかり、この計画は白紙に…そして、その後2人の共演の機会はなく、とうとう30年近い月日が経ってしまったのです」
 指揮者ナシの絶妙のアンサンブルをリードするのは、コンマスの渋谷由美子(前半)と小森谷巧(後半)。ベテラン2人と繰り広げるモーツァルトは見逃せない。それに滅多に聴くことのない交響曲33番も聴ける。
 そして、この記念演奏会でのトピックスをひとつ。<東日本大震災支援チャリティーCD>¥1,000が会場で販売される。これは、アンサンブルが毎回、メンバーの研鑽とゲストソリストへの記念プレゼントのために、プロが録り続けた音源から、ピックアップしたもの。「アメリカ」、ウィーン・フィル首席ファゴットのS.トゥルノフスキー共演のダンツィのファゴット四重奏曲、プラハ音楽院教授K.ビリンスカ共演の「鱒」の3曲。もちそん、演奏者全員が無償で音源使用を快諾している。
 さらに、若い人のクラシック離れが憂慮される昨今、これを打破するきっかけになればと、学生券をA席の半額と言う破格の料金2500円に設定していることも見逃せない。
全席指定 SS7000、S6000、A5000円、前売りのみ学生2500円
主催・問合せ
:ADEL国際部 Tel:03-5976-0770 Fax:03-5976-0771
http://www.musicinfo.com/concert/E-YOKOHAMA/
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2011年11月23日 (水)

諸田 広美 メゾソプラノ・リサイタル
“PreghierAmor”~祈りと愛をこめて~Vol.1

12/3
(土)pm1:30開演
旧東京音楽学校奏楽堂


ピアノ:田中 梢111203_2
ゲスト:上本 訓久(テノール)

〔第Ⅰ部〕
 私を泣かせてください(ヘンデル)
 アヴェ・マリア(カッチーニ)
 荒城の月(滝 廉太郎)
 歌をください(中田 喜直)
~リスト生誕200年によせて~
 愛の夢
 ペトラルカのソネット
 「2つのヘブライの歌」より
  「カディッシュ」(ラヴェル)
 ほか

〔第Ⅱ部〕
~ヴェルディ没後110年によせて~
 アヴェ・マリア
 寂しい部屋で
 オペラ「イル・トロヴァトーレ」ハイライト

 今年は春の二期会創立60周年記念公演「フィガロの結婚」マルチェリーナ役、夏の新宿区民オペラ「カルメン」カルメン役で好評を博した、メゾソプラノ・諸田広美が今年からリサイタル・シリーズを始めるという。
 諸田は群馬大学卒業後、東京芸術大学大学院オペラ科修了、イタリア国立ミラノ・ヴェルディ音楽院卒業と珍しい経歴の持ち主。また日本では林康子、イタリアではフィオレンツァ・コッソットと、2大プリマの弟子でもある。
 諸田は、多感な20代前半のイタリア留学と再留学により培った、イタリア人のようなティンブロ(Timbro,音色)・表現力・ディクションをもつ、リリックなメゾソプラノ。ロッシーニからヴェルディまでのイタリア・オペラを中心に、イタリア歌曲、モーツァルト作品、フランス・オペラなどの演奏を得意とする。
  「このシリーズは、これから定期的に群馬と東京両方で開催していく予定です。なお、サブタイトルの“PreghierAmor プレギェラモール”は、私が考えた造語です。Preghiera(祈り)+Amore(愛)で、常々演奏しながら歌は祈りに通ずると感じており、また多くの歌が愛に基づくことから考えました。諸田広美が愛と祈りを込めて歌います♪」
 彼女のHPには普通の経歴のほかに、“諸田広美ができるまで”と題した読みものもある。彼女のおおらかな人柄がにじみ出た一文だ。
 …で、今回の目玉は「トロヴァトーレ」のハイライト。共演のテノール・上本訓久とは、これまでオペラ共演が多く、今年の新宿区民オペラ「カルメン」でも共演した。第2部のオペラ「イル・トロヴァトーレ」のハイライトで、2人が初めて親子を演じるという。
http://www.hiromimorota.com/profile.html
前売り 3000円 (当日 3500円) ※全席自由
主催・問い合わせ:諸田広美リサイタル実行委員会 info@hiromimorota.com
申し込み:東京文化会館チケットサービス
Tel:03-5685-0650
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2011年11月18日 (金)

フルシャ指揮/都響スペシャル
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル

12/7(水)pm7:00
サントリーホール

指揮:ヤクブ・フルシャ
ソプラノ:シモナ・シャトゥロヴァー
メゾソプラノ:ヤナ・ヴァリンゲロヴァー
テノール:トマシュ・ユハース
バス:ぺテル・ミクラーシュ

1112071_3合唱:晋友会合唱団

 昨年、東京都交響楽団のプリンシパル・ゲスト・コンダクターに就任したヤクブ・フルシャはチェコ出身、若い世代を代表する指揮者として今世界中のオーケストラから注目されている。ちょうど1年前の就任披露公演で喝采を浴びたフルシャ、待望の登壇だ。今回は祖国チェコの作曲家ドヴォルザークによる暖かい慰めと敬虔な祈り。充実した声楽とオーケストラが紡ぎ出す感動的な音楽が期待できる。
 「お国もののチェコ作品の演奏における深い共感に裏付けられた透徹した解釈は、とても30歳そこそこの若手指揮者とは思えないものがある。単なる人気先行の指揮者とはまったく違う真の本格派なのだが、これからの音楽界を担う稀なる人材」との評は海外ではすでに自明の理…というのも、このほどデンマーク王立歌劇場 Royal Danish Operaの次期音楽監督に任命された。今年1月に大成功を収めた、ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」での同劇場デビューがきっかけとなったのだ。その決定の知らせは、今年の夏グラインドボーン音楽祭で称賛を集めたブリテンの歌劇「ねじの回転」の直後に届いた。
 このデンマーク王立歌劇場は、デンマーク最古の劇場であり、そこで演奏するオーケストラの設立は、なんと1448年、世界最古のオーケストラといわれる名門だ。
 これに加えて、これまで通り、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団音楽監督兼首席指揮者、グラインドボーンオンツアー音楽監督、そして都響プリンシパル・ゲスト・コンダクターとしても活動を続ける。
 「スターバト・マーテル」は、“御母はたたずんでいた”という意。磔刑となったわが子イエスの十字架の下にたたずむ聖母マリアの悲しみを表す詩に基づくもので、古今多くの作曲家が名作を残してきた。
 ドヴォルザークの「スターバト・マーテル」もそうしたまさに人間味あふれる名品で、大作ながらも決して近寄りがたい作品ではない。この作品が書かれたきっかけは、ドヴォルザーク自身にふりかかった不幸な出来事にあった。34歳の彼を襲った長女のあまりにも早い死。その苦悩の中で彼はこの作品に着手したのだが、追い打ちをかけるように、作曲中に次女と長男も相次いで失ったのだ。こうして生み出されたこの「スターバト・マーテル」は、愛児たちを失った自らの思いを聖母の心情と重ね合わせつつ、子供の死に対する普遍的な思い、まさに人間的な血の通う作品として結実させたのだった。悲しみに満ちていながら、全体としては暖かい慰めと敬虔な祈りの情感が魂を浄化へと導く感動的な逸品だ。お求めなど詳細は下記のHPで。
http://www.tmso.or.jp/j/special/stabatmater/
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2011年11月16日 (水)

庭の千草も 虫の音も
なつかしい日本の歌 第2回

12/4
(日)pm7:00
サントリーホールブルーローズ

駒井ゆり子(ソプラノ)
西田紀子(フルート)
岡さおり(ヴィオラ)
小川和久(チェロ)
仲田淳也(ピアノ)

浜千鳥、埴生の宿、月の沙漠、冬景色、七つの子 ほか
編曲:加藤邦宏)
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「涙が止まらなかった」「元気が出た」「両親を連れて行って、親孝行ができた」…と昨年、大好評だった唱歌・童謡のコンサート第2弾。なつかしい歌の数々を上質な室内楽の調べとともに、ソプラノ駒井ゆり子さんの歌唱で楽しむ音楽会。
 …思い出してください。幼いころ、家族や友だちと歌った数々の歌を。会場では遠慮して声を出せなかった私だが、昨年の催しはライブ録音がCD化されていて、聞いているうちに、気がつくと一緒に口ずさんでいることもしばしば。編曲の加藤邦宏氏は主催のオフィスマキナ加藤牧菜の父上という。出演者のプロフィールなどは主催者のHPでご覧いただけます。
チケット:全席自由 前売3,000円 当日3,500円 
主催・申込み:オフィスマキナ
 
Tel:03-3491-9061 info@office-makina.com
 チケットぴあ Pコード:150-356)
*未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
*昨年の演奏会のCDは会場でも入手できます。

http://www.office-makina.com/fatcd/index.html
*昨年の演奏はyoutubeで「故郷を離るる歌」をお聞きいただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=XpAqPY8MEro
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2011年11月14日 (月)

広上指揮/三浦文彰・神奈川フィル12月定期
12/2(金)pm7:00
横浜みなとみらいホール


指揮:広上淳一
ヴァイオリン:三浦文彰


ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ドヴォルザーク/交響曲第8番ト長調111202_2


 ひとくちにロマン派の音楽といってもさまざまだが、今回は親しみやすく美しいメロディにひたりながら、オーケストラ・サウンドを味わう名曲が並べられた。変奏曲の得意なブラームスは、ハイドン作曲の「聖アントーニのコラール」を創意に満ちたオーケストラ曲へと仕上げた。チャイコフスキーはロマンティックなメロディとゴージャスなサウンドでヴァイオリン協奏曲を彩った。2009年に難関のハノーファー・コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝した三浦文彰が、朗々と歌い上げてくれるに違いない。若い才能をバックアップするのが得意な広上淳一の手腕にも期待したい。そして「メロディ・メーカー」ドヴォルザークは、交響曲第8番を多彩なメロディで作り上げた。彼の故郷ボヘミアの香りたっぷりの華やかな作品だが、一歩間違えると垢抜けない演奏になってしまう。広上は作曲者の情熱を浮き上がらせながらも、神奈川フィルとともに洗練された表現で仕上げて、作品の魅力をさらに輝かせてくれるだろう。
S¥6,000 A¥4,500 B¥3,000 学生(B席)¥1,000
シニア(70歳以上)は各席種2割引き 
問合せ:神奈川フィル・チケットサービス Tel
045-226-5107
http://www.kanaphil.com/perform/perform.cgi?mode=search&n=1&c=1&id=695
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年11月13日 (日)

野原みどり ピアノリサイタル
~リスト生誕200年記念~

12/14
(水)pm7:00・浜離宮朝日ホール
12/21
(水)pm7:00・京都コンサートホール
            
(アンサンブルホールムラタ)

巡礼の年 第3年
超絶技巧練習曲集より 第11番 変ニ長調「夕べの調べ」
ピアノ・ソナタ ロ短調
111215
 野原さんからリスト年のシンガリに…と真摯なコメントを頂きました。
 ここしばらくリストの作品と集中して向き合うことから離れておりましたが、その間も「巡礼の年第3年」全曲をいつか弾きたい、とずっと考えておりました。これはリスト晩年の曲集で、最晩年の無調に近くなって行く作品群ほどではありませんが、一般的に認知されている彼の華やかで技巧的とされる作風は影を潜め、老境に差し掛かった彼の孤独や哀しみ、絶望、諦念、そしてそれらが昇華されることへの希求が凝縮された曲集です。
 後半のメイン、ロ短調ソナタは云わずと知れた彼の代表的作品ですが、私がこの曲を初めて弾いたのは学生時代、それから折に触れ何度も弾いてきましたが、飽きることなく益々その魅力は深みを増し、これから先も私の傍らにあり続けることでしょう。
 その間に超絶技巧練習曲から私の好きな作品のひとつを。「夕べの調べ」という副題が付いておりますが、その豊かでふくよかな響きはまさに、夜闇の静けさと豊穣、月や星々の輝きと森の木々の香気や水のきらめき、生命あるものの歓び、吹き抜ける風が全てのものを浄化して行くような瑞々しく馥郁とした夜の息吹きを感じさせる佳品です。
 耳慣れない曲もあることと思いますが、大変多作であったリストの様々な面をお楽しみいただけましたら幸いです。http://www.nohara-d.com/event.html
 野原さんのプロフィールは、下記のHPでもご覧いただけます。
http://www.kajimotomusic.com/artists/index.php?main_content_exp=65
東京公演:主催・朝日新聞社/KAJIMOTO 
京都公演:主催:KAJIMOTO  マネジメント:エラート音楽事務所
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年11月12日 (土)

女流作曲家と魅力あふれる珠玉の音楽
-レクチャー&コンサート-
 
12/3
(土)pm4:00
明大駿河台キャンパス
アカデミーコモン3階アカデミーホール

主催講師:白石隆生(講義・ピアノ)
出演者:
北條陽子(ピアノ) 
野宮淳子(ソプラノ) 
野勢善樹(フルート)

ファニー・メンデルスゾーン歌曲「ミニヨンの歌」「新しい愛。新しい命」
                
  ピアノ曲集《12月》より「7月」
                            
        《ピアノのための4つの歌》第1番

クララ・シューマン歌曲「美を愛するなら」「彼は嵐の中をやってきた」
                         3つのロマンス》第1番
                        
音楽の夜会》より「トッカティーナ」

テクラ・バダジェフスカ乙女の祈り

アルマ・マーラー歌曲「わたしは花の下を散歩した」「静かな町」 

セシル・シャミナードコンチェルティーノ
             
             ピアノ連弾「秋のセレナード」「リゴードン」

リリ・ブーランジェ歌曲集《天の空間》より
                           「彼女は牧場の下の方へ」「彼女は陽気だが」  

ソフィア・グバイドゥーリナ《音楽のおもちゃ箱》より
                                       「魔法の回転木馬」「魔法使いの鍛冶屋」
                 
  「小さなシュジュウカラ」
                  「コントラバス弾きの熊と黒人の女」
               
 トッカータ=トロンカータ インヴェンション
中島はる黒髪幻想曲111203

 白石氏のこのレクチャー&コンサート・シリーズは1999年に始まり、今回が23回目。始めの3年はひとりの作曲家を年に10回という形をとっていた。今回は、クラシック音楽の女流作曲家を取り上げる。女流作曲家は演奏家に比べて少なく、創作活動が社会的に認められるようになったのは19世紀以降だという。啓蒙思想のベートーヴェンでさえも、女性に作曲は向かないと信じていたそうだ。
 ます、優れたピアニスト・作曲家として活躍をしたクララ・シューマン、秀作を残したメンデルスゾーンの姉ファニー、ウィーン芸術界の華アルマ・マーラー、《乙女の祈り》で知られるバダルゼフスカ、フランス音楽界の輝くシャミナードやタイユフェール、ブーランジェ姉妹、ロシアのグバイドゥーリナ、それに邦人作曲家などを取り上げて、その魅力に迫まる。彼女たちの珠玉の作品を、白石氏の解説と魅力あふれる生演奏でご鑑賞する。なお、フルート演奏はチラシに謳われている出演者から野勢善樹氏に代わりました。
一般2,000円 事前予約制(全席自由、先着500名)
申込み:電話、またはホームページで。Tel:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp/course/detail/412/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年11月 7日 (月)

兼松講堂ホールオペラ『ポッペアの戴冠』
Monteverdi: L'INCORONAZIONE DI POPPEA [1642](全3幕)
渡邊順生2010年度サントリー音楽賞受賞記念コンサート

11/27(日)pm2:00
一橋大学 兼松講堂
(JR国立駅南口徒歩7分)

指揮・チェンバロ:渡邊順生
お 話:礒山 雅(国立音楽大学教授)
管弦楽:ザ・バロックバンド(ヴィオラ・ダ・ガンバ/平尾雅子)

出 演:
皇帝ネローネ 内之倉勝哉
皇妃オッターヴィア 高橋織子
貴人オットーネ 湯川亜也子
その妻ポッペア 阿部雅子
貴婦人ドゥルジッラ 安田祥子
哲学者セネカ 小田川哲也
乳母アルナルタ 押見朋子
国立音楽大学大学院修士・博士課程声楽専攻修了の皆さん
など


111127 一橋大学兼松講堂は、1927(昭和2)年の創建以来、内外の代表的音楽家が多数来演している知られざるコンサートホールなのだが2004(平成16)年、卒業生等の募金によって大改修された。今回は、その後スタートした「くにたち兼松講堂 音楽の森コンサート」の第20回。しかも、今までこのコンサート・シリーズに4回登場している我が国の代表的なチェンバロ・フォルテピアノ奏者兼指揮者の渡邊順生氏が、昨年度の目覚しい演奏活動が高く評価され、第42回サントリー音楽賞を受賞。受賞理由の一つに、昨年5月、兼松講堂の聴衆に多大な感銘を与えた第17回コンサート『バッハ/ヨハネ受難曲』の格調高い名演が挙げられている。
 渡邊順生氏は1973年一橋大卒、’77年アムステルダム音楽院を最優秀の成績で卒業されている。氏が「西洋音楽史上、最大の天才作曲家」と高く評価するクラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643)の晩年の大作オペラを取り上げるのだから。“ロマネスク様式の兼松講堂を舞台に繰り広げられる、勧善懲悪とは対極にある、ローマ皇帝ネローネ(ネロ)と愛人ポッペアの不条理な愛のドラマ”に期待したい。
 《ポッペアの戴冠》は、ローマ皇帝ネロ(伊名ネローネ)とその愛人ポッペアの情事を軸に展開する愛憎のドラマ。天才モンテヴェルディが晩年75歳の時に作曲した、オペラ史上最高傑作の1つであると共に最大の問題作の1つだ。
 物語は勧善懲悪からはほど遠く、主人公のポッペアは、夫である貴人オットーネを利用してネローネに近づき、色仕掛けでこれを籠絡、皇后オッタヴィアや哲学者セネカなど、自らの野心の障害になる者を全て排除して、終には皇后の位まで登りつめる。ポッペアをはじめ、ネローネ、オッタヴィア、オットーネなど、支配階級の人々については、人間の醜い本性が仮借なく描かれる反面、乳母や小姓、侍女などの下層の人々の素朴な人間性の描写には喜劇的なタッチが与えられ、狂言回しの神々にも重要な役割が与えられるなど、史劇でありながら神話劇の要素もあり、セリア(正歌劇)であると同時にブッファ(喜歌劇)的な面も見逃せないなど、極めて多面性のある作品であり、それらが相俟って深みと広がりのあるドラマを形成している。
http://www.belca.or.jp/b73.htm
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2011年11月 4日 (金)

吉見佳晃テノールリサイタル
     ~イタリアの風~

11/18
(金)pm7:00
所沢市民文化センター
ミューズキューブホール

西武新宿線航空公園駅よりバス3分

111118ソプラノ:大須賀園枝
ソプラノ:西本 真子
ピアニスト:斎藤真理香

オペラ「ラ・ボエーム」より 麗しの乙女
オペラ「トスカ」より 星は光ぬ
オペラ「マノン・レスコー」より 二重唱
オペラ「椿姫」より 乾杯の歌
フニクリフニクラ
サンタ・ルチア
帰れソレント
君に告げて
ヴォラーレ

  「芸術の秋。今回はよりクラシックを身近に感じて頂けるよう、トークを交えた演奏会で、ホールでありながらドリンク付きのチケット販売とし、サロンで演奏を聴いているような、そんなゆったりとした気分でお楽しみいただければ…また、今回は大須賀さん、西本さんの素晴らしいソプラノ歌手お二方に賛助出演いただきました。驚きと笑いと感動のコンサートをお楽しみいただければ幸いです」と主催の吉見氏。演目を拝見して納得した。
 吉見佳晃氏は、国立音大卒。「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「リゴレット」「椿姫」「トスカ」他、多数のオペラに主要なキャストで出演。スペインでのコンサートでは、拍手が鳴り止まず司会者が観客をなだめる場面もあったとか。多方面から‘イタリア人の響きを持ったテノール’と称されている。第39回イタリア声楽コンコルソ入選。東京二期会会員。
 今回は賛助出演されるお一人ソプラノの大須賀園枝さんもコメントをお寄せくださった。
…大好きなのに、なかなか演奏する機会のない、「マノン・レスコー」の二重唱を歌えることは、とても幸せで、私自身も楽しみにしております。力強い愛の二重唱、それから、マノンの歌うアリア「柔らかなレースの中で」の、甘いメロディーは、きっと聴いてくださる方々にお楽しみいただけると思います。
 大須賀さんは、名古屋芸術大卒。第113回日本演奏連盟推薦新人演奏会出演。中日賞、名古屋芸術大学賞受賞。第35回イタリア声楽コンコルソミラノ部門入賞。第36回、第40回同コンコルソシエナ部門入賞。2007年NHK名古屋ニューイヤーコンサート、2008年FM名曲リサイタル出演。2009年東京二期会オペラ研修所第52期マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。インターンシップ研修として、二期会本公演「蝶々夫人」蝶々さんのアンダースタディに指名される。二期会会員。
 西本真子さんは、武蔵野音大及び同大学大学院を主席で卒業・修了。第17回練馬文化センター新人演奏会オーディション最優秀賞受賞。第56回全日本学生音楽コンクール声楽部門、大学・一般の部、第1位。都築音楽賞、日本放送協会賞受賞。これまでに「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」「ドン・ジョバンニ」「トゥーランドット」「ラ・ボエーム」等、数多くのオペラに主要キャストとして出演。また「メサイア」「第九」等、宗教曲、合唱曲のソリストや、江原啓之スピリチュアルカウンセラー20周年記念チャリティーコンサート、第九も歌うぞコンサート等のソリストなども務め、近年ますます活躍の場を広げている。
入場料金:一般券3000円・学生券1000円(いずれも1ドリンク付き)
申込み・問合せ:Fax:03-6794-6780  sonosopsono@yahoo.co.jp
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2011年11月 3日 (木)

中井恒仁のブラームス
Brahms Series Vol.6
ピアノ全曲
(ソロ・連弾・2台)シリーズ第6回
Nobuhito Nakai Miwako Takeda, piano
共演:武田美和子

11/21(月)pm7:00
東京文化会館小ホール
111121pf_2

・シューマンの主題による変奏曲op.9
・ピアノソナタ 第1番 ハ長調op.1
・大学祝典序曲(連弾)op.80
・ロシアの思い出(連弾)


 今回の演目についてチラシ裏面に中井氏の丁寧なコメントが載っている。
 「シューマンの主題による変奏曲」は、ブラームスが尊敬しているロベルト・シューマンの「色とりどりの小品」の中の1曲をテーマにし、変奏曲中にはクララ・ヴィーク(シューマン)の作品からの引用もあります。入院中のシューマンと、夫人クララを気遣い作られました。
 そのシューマンを初めて訪れた際に演奏したのが「ピアノソナタ第1番」です。ブラームスが弾き始めると、「クララにも聴かせたいので呼んでくる」と一度演奏を中断し二人揃って聴いたそうです。夫妻は「神が遣わされた天才の一人」、「変装した交響曲のよう」と感激した様子を語っています。
 「大学祝典序曲」はブラームスがブレスラウ大学から名誉博士の称号を受けた返礼として作曲されました。改まった作品を書くかと思いきや、なんと4つの「学生歌」が挿入されています。日本でも、「大学受験ラジオ講座」で長年使われていたのでご存じの方も多いと思います。クララにプレゼントされたブラームス本人の連弾版で演奏いたします。
 最後は、珍しい作品「ロシアの思い出」です。若いころにブラームスは様々なペンネームで編曲などの仕事もしていました。この作品もG.W.マルクスの名で、ロシアやボヘミアの旋律を使って作られた6曲の楽しい小品集です。
  中井恒仁Nobuhito NAKAIのプロフィールには、私でも承知のヴィルトォーゾの名が散見する。
…東京藝術大学附属音楽高校、同大学、同大学院、ミュンヘン国立音楽大学大学院(マイスタークラス)修了後、ザルツブルグ・モーツァルテウム国立音楽大学にて研鑚を積む。ドイツ留学中DAADの奨学金を得る。イタリア・ポジターノにてW・ケンプ文化財団のオピッツ氏によるベートーヴェンの講習会に招聘参加。
 ピアノを、渡辺洋子、戸沢盛男・睦子、梅谷進、植田克己、ゲルハルト・オピッツ、カール=ハインツ・ケンマーリンクに、歌曲伴奏法をヘルムート・ドイチュ、ドナルド・ズルツェンの各氏に師事。日本音楽コンクール第3位。J・ブラームス国際音楽コンクール第2位、また、4部門の上位入賞者によるガラコンサートにて、聴衆賞。セニガリア国際ピアノコンクール第1位、あわせて、室内楽賞及びアリア・歌曲伴奏賞。ヴィオッティ国際音楽コンクール(ヴェルチェリ)’97(テーマはベートーヴェンとブラームス)第3位、プラハの春国際音楽コンクール、ディプロマ。マヴィ・マルコツ国際ピアノコンクール最高位。ブラームス:協奏曲第1番をクロアチア放送響、プロ・アルテ・マルケ響(伊)と、第2番をRAIイタリア国立放送響、ククロヴァ・デヴレット響(トルコ)、内藤彰指揮・東京ニューシティ管、山下一史指揮・桐朋オーケストラアカデミー、松尾葉子指揮・芸大フィルと協演。
 ブラームス以外にも、イタリアにてW・ケンプ生誕100周年記念・ベートーヴェンピアノ協奏曲全曲演奏会出演、G・ベルティーニ指揮、東京都交響楽団とのチャイコフスキー、他にラフマニノフ、リスト等をオーケストラと協演している。
 これまで、イタリアで3夜連続ソロリサイタルをはじめ海外での音楽祭や演奏会の他、日本各地でソロ、ピアノデュオ、室内楽、歌曲伴奏、テレビやラジオの出演、音楽誌への連載と幅広く活動。いずれのジャンルでも誠実で深い音楽と定評がある。CD「ブラームス」をリリース。現在、桐朋学園大学准教授、同大学院大学においても指導に携わっている。パリ・エコール・ノルマルでのマスターコースを始め、国内でもセミナー、公開レッスンなどを多数行っている。

 “ピアノデュオ中井恒仁&武田美和子”は、日本で唯一、世界でも大変稀な、それぞれのソロとデュオ共に「国際音楽コンクール世界連盟WFIMC」加盟のコンクールで入賞しているピアノデュオ。ピアノデュオをA.コンタルスキー氏に師事。1999年にデュオを結成し、同年「マレー・ドラノフ国際2台ピアノコンクール(USA)」入賞後、アメリカでの3日連続リサイタルを皮切りに本格的なデュオ活動をスタートさせ、日本でも全国各地で多くのピアノデュオリサイタルを行っている。日本フィルのシリーズコンサートにも出演。古典から現代音楽にいたるまでそのレパートリーは幅広い。「日本が誇る真のデュオであり英駿の音楽家である」など高い評価を得ている。CD「ブラームス/ハンガリー舞曲集&ワルツ集」、「ラフマニノフ 組曲」、「モーツァルト」をリリース。NHK-BSテレビ「名曲探偵アマデウス」「ぴあのピア」、FM「名曲リサイタル」に出演、音楽誌「ショパン」へ2台ピアノの連載も行う。近年では、フランスの音楽祭の出演や、ドイツでの定期コンサートを含むリサイタルツアーを行い、「ナイトの称号を与えるべき音楽芸術」と最高級の言葉で新聞紙上にて絶賛された。フコク生命パートナーアーティスト。HPは、nakai-takeda.com/
 武田美和子Miwako TAKEDAは、東京藝術大学卒の後、ミュンヘン国立音楽大学大学院(マイスタークラス)修了。全日本学生音楽コンクール高校の部・北海道第1位、東日本第2位、マリア・カナルス国際音楽コンクール第3位・審査員特別賞、ヴィオッティ国際音楽コンクール(ヴェルチェリ)’98(テーマはモーツァルトとハイドン)第3位入賞の他、パルマ・ドーロ、ローマ、マザーラ・デル・バッロ、マヴィ・マルコツ、エンニオ・ポリーノ等の国際コンクールにて様々な賞を受賞。RAIイタリア国立放送響、オラデアフィル(ルーマニア)等との協演。モーツァルトの演奏において、その世界的権威であるI・ヘブラー氏やP・ラング氏に称賛される。CD「カンタンド・アンジェリーコ」「武田美和子プレイズリスト」をリリース。現在、上野学園大学、大宮光陵高等学校講師。

全席自由¥4,000
後援:ドイツ連邦共和国大使館、ドイツ学術交流会(DAAD)、日本ブラームス協会、(社)全日本ピアノ指導者協会
主催・お問合せ・チケット: プロ アルテ ムジケ
Tel:03-3943-6677
info@proarte.co.jp hp: www.proarte.co.jp
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2011年11月 2日 (水)

<レクイエムの集い>~魂の慰めのために~
Requiem Gathering for the Consolation of Souls
Musica poetica 2011リスト生誕
200年記念コンサートシリーズ・2

11/18(金)pm7:00
東京カテドラル聖マリア大聖堂
111118
 ムシカ・ポエティカではリスト生誕200年を記念して本年、彼の知られざる宗教曲に光を当て、代表作3曲、《十字架の道行》(2011.4.11終了)、《レクイエム》(今回)、《キリスト》(2012.3.31予定)を演奏する。今回の<レクイエムの集い>ではシュッツ、R.マウエルスベルガーの作品と共にリストの《レクイエム》を取り上げる。

H.シュッツ(1585-1672)
・連祷 SWV458 合唱(ソプラノ先唱+合唱+オルガン)
・おおイエス、甘き御名 SWV308 テノールソロ+オルガン
・我が子、アプサロン SWV269 バリトンソロ+4サクバット+オルガン
・おお慈しみの極みなるイエスよ SWV307 テノールソロ・オルガン
・詩編116 わたしは主を愛する SWV51 合唱ア・カペラ
Sp淡野弓子
Tn武田正雄/ツェーガー・ファンダステーネ Br淡野太郎

R.マウエルスベルガー(1889-1971)
・この都のいかに凄(さび)しきさま(エレミヤ哀歌) 合唱 ア・カペラ 

F.リスト(1811-1886)
・《レクイエム》
男声の独唱、合唱、金管、ティンパニ、オルガン
TnI ツェーガー・ファンダステーネ TnII 武田正雄  
BI 淡野太郎  BII 小家一彦
金管・打楽器アンサンブル:ユビキタス・バッハ
Tp上倉 武/中村 肇
Tb 武田 美生/吉川 久/小野 加奈代/生稲 雅威
Tmp鈴木 力
オルガン 椎名雄一郎  合唱 ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京
指揮 淡野太郎

入場料:4000円(自由)/2500円(学生・自由)
マネジメント:菊田音楽事務所 Tel/fax 042-394-0543
主催:ムシカ・ポエティカ T/f 03-3998-8162
http://www.musicapoetica.jp
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2011年11月 1日 (火)

モーツァルト記念合唱団
第21回定期演奏
バッハ~ゆりかごから墓場まで~
11/20
(日)pm2:00
すみだトリフォニー 大ホール


指揮/津田雄二郎
ソプラノ/澤江衣里
ソプラノ/田辺意久美
カウンターテノール/上杉清仁
テノール/水越啓
バリトン/駒田敏章
演奏/ムジカ・レセルヴァータ

(オリジナル楽器によるバロックオーケストラ)

J. S. バッハ
モテット:イエスは我が喜び BWV227
      すべての異邦人よ、主をほめたてまつれ BWV230
カンタータ:心と口と行いと生きざまもてBWV147 
        主は我らを心にとめたもう BWV196


 モーツァルト記念合唱団は、モーツァルト没後200年の1991年秋、津田雄二郎の元に発足し、モーツァルトの「戴冠式ミサ」を唱った合唱団が母体となり、翌年の1月に新たに結成された。「合唱が好きで、練習に参加できる人なら誰でも入団できる、開かれた合唱団です。強力な指導陣のもと、楽譜の読めない人でも一緒にステージに立てることを目標に、レベルの向上を目指し、楽しく活動を続けています」 
 団名のとおりモーツァルトの曲を主としているが、92年にはフォーレのレクイエム、98年にはドイツの大指揮者クルト・レーデル氏を迎えブラームスのドイツレクイエム、99年にはヘンデルの「メサイア」、2002年にはバッハの「ヨハネ受難曲」、06年にはバッハの「ミサ曲ロ短調」を演奏している。
 で、今回のコンサートは、バッハで綴る“ゆりかごから墓場まで”がテーマ。墓場といっても、そこからが永遠の命の始まり。各曲のテーマは以下の通り。
 BWV196のカンタータは‘結婚’、BWV147は‘マリアのエリザベト訪問’(イエスの身ごもりの報告)、BWV230のモテットは‘大いなるものへの感謝と喜び’、BWV227のモテットは‘永遠の命への賛歌’(アンコールのクリオラは生誕)を意味し、以上をもって人の魂の経験すべき全てが完結するのだという。
 また、「それぞれの編成が醸し出す響きは、モテットをモノクロとすると196は色づき始めた単色カラー、147は極彩色となっており、バッハが表現したバラエティー豊かな“絶妙な響きの綾”をお楽しみ頂くことができます」
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/2532/
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コジ・ファン・トゥッテ Cosi fan tutte
モーツァルト作曲 歌劇
コンサート形式・全2幕・イタリア語上演・日本語字幕付
11/11(金)pm6:00
11/13
(日)pm2:00 
北とぴあ さくらホール

森 麻季(フィオルディリージ:ソプラノ)
ロベルタ・マメリ(ドラベッラ:ソプラノ)
高橋 薫子(デスピーナ:ソプラノ)
櫻田 亮(フェルランド:テノール)
大山 大輔(グリエルモ:バリトン)
フルヴィオ・ベッティーニ(ドン・アルフォンソ:バリトン)

合唱:北区民混声合唱団
指揮:寺神戸 亮
管弦楽:レ・ボレアード
(オリジナル楽器使用)
11111113
 北とぴあ国際音楽祭ではおなじみの寺神戸亮指揮によるレ・ボレアードが、「オリジナル楽器を使用して、初演当時の響きを現代によみがえらせ」…といわれては期待しないわけにはいかない。
 しかも、森麻季、ロベルタ・マメリ、高橋薫子、フルヴィオ・ベッティーニ、大山大輔…と、歌唱力とともに演技力も抜群の豪華ソリスト陣が競演する。見逃せない公演だ。
 レ・ボレアードは、北とぴあ国際音楽祭から生まれた古楽オーケストラで、寺神戸亮が束ねる。フランス・バロックとモーツァルトを得意とする彼らと、厳選された豪華キャストとの徹底的にこだわり抜いた古楽演奏で味わう“コジ…”だ。
 ヒョッとして、モーツァルトが生きている時代にワープできるのではないかと、期待している…待ち遠しい限りだ。
 …しかも、今回は、大山、高橋、森と、贔屓の歌手が3人も登場するのだ。。
S席 7,000円/A席 5,000円
問合せ:(財)北区文化振興財団 Tel 03-5390-1221
http://www.kitabunka.or.jp/kitaku_info/event/index/detail/event/20100924001
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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