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2011年11月18日 (金)

フルシャ指揮/都響スペシャル
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル

12/7(水)pm7:00
サントリーホール

指揮:ヤクブ・フルシャ
ソプラノ:シモナ・シャトゥロヴァー
メゾソプラノ:ヤナ・ヴァリンゲロヴァー
テノール:トマシュ・ユハース
バス:ぺテル・ミクラーシュ

1112071_3合唱:晋友会合唱団

 昨年、東京都交響楽団のプリンシパル・ゲスト・コンダクターに就任したヤクブ・フルシャはチェコ出身、若い世代を代表する指揮者として今世界中のオーケストラから注目されている。ちょうど1年前の就任披露公演で喝采を浴びたフルシャ、待望の登壇だ。今回は祖国チェコの作曲家ドヴォルザークによる暖かい慰めと敬虔な祈り。充実した声楽とオーケストラが紡ぎ出す感動的な音楽が期待できる。
 「お国もののチェコ作品の演奏における深い共感に裏付けられた透徹した解釈は、とても30歳そこそこの若手指揮者とは思えないものがある。単なる人気先行の指揮者とはまったく違う真の本格派なのだが、これからの音楽界を担う稀なる人材」との評は海外ではすでに自明の理…というのも、このほどデンマーク王立歌劇場 Royal Danish Operaの次期音楽監督に任命された。今年1月に大成功を収めた、ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」での同劇場デビューがきっかけとなったのだ。その決定の知らせは、今年の夏グラインドボーン音楽祭で称賛を集めたブリテンの歌劇「ねじの回転」の直後に届いた。
 このデンマーク王立歌劇場は、デンマーク最古の劇場であり、そこで演奏するオーケストラの設立は、なんと1448年、世界最古のオーケストラといわれる名門だ。
 これに加えて、これまで通り、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団音楽監督兼首席指揮者、グラインドボーンオンツアー音楽監督、そして都響プリンシパル・ゲスト・コンダクターとしても活動を続ける。
 「スターバト・マーテル」は、“御母はたたずんでいた”という意。磔刑となったわが子イエスの十字架の下にたたずむ聖母マリアの悲しみを表す詩に基づくもので、古今多くの作曲家が名作を残してきた。
 ドヴォルザークの「スターバト・マーテル」もそうしたまさに人間味あふれる名品で、大作ながらも決して近寄りがたい作品ではない。この作品が書かれたきっかけは、ドヴォルザーク自身にふりかかった不幸な出来事にあった。34歳の彼を襲った長女のあまりにも早い死。その苦悩の中で彼はこの作品に着手したのだが、追い打ちをかけるように、作曲中に次女と長男も相次いで失ったのだ。こうして生み出されたこの「スターバト・マーテル」は、愛児たちを失った自らの思いを聖母の心情と重ね合わせつつ、子供の死に対する普遍的な思い、まさに人間的な血の通う作品として結実させたのだった。悲しみに満ちていながら、全体としては暖かい慰めと敬虔な祈りの情感が魂を浄化へと導く感動的な逸品だ。お求めなど詳細は下記のHPで。
http://www.tmso.or.jp/j/special/stabatmater/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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