無料ブログはココログ

« | トップページ | »

2011年11月 7日 (月)

兼松講堂ホールオペラ『ポッペアの戴冠』
Monteverdi: L'INCORONAZIONE DI POPPEA [1642](全3幕)
渡邊順生2010年度サントリー音楽賞受賞記念コンサート

11/27(日)pm2:00
一橋大学 兼松講堂
(JR国立駅南口徒歩7分)

指揮・チェンバロ:渡邊順生
お 話:礒山 雅(国立音楽大学教授)
管弦楽:ザ・バロックバンド(ヴィオラ・ダ・ガンバ/平尾雅子)

出 演:
皇帝ネローネ 内之倉勝哉
皇妃オッターヴィア 高橋織子
貴人オットーネ 湯川亜也子
その妻ポッペア 阿部雅子
貴婦人ドゥルジッラ 安田祥子
哲学者セネカ 小田川哲也
乳母アルナルタ 押見朋子
国立音楽大学大学院修士・博士課程声楽専攻修了の皆さん
など


111127 一橋大学兼松講堂は、1927(昭和2)年の創建以来、内外の代表的音楽家が多数来演している知られざるコンサートホールなのだが2004(平成16)年、卒業生等の募金によって大改修された。今回は、その後スタートした「くにたち兼松講堂 音楽の森コンサート」の第20回。しかも、今までこのコンサート・シリーズに4回登場している我が国の代表的なチェンバロ・フォルテピアノ奏者兼指揮者の渡邊順生氏が、昨年度の目覚しい演奏活動が高く評価され、第42回サントリー音楽賞を受賞。受賞理由の一つに、昨年5月、兼松講堂の聴衆に多大な感銘を与えた第17回コンサート『バッハ/ヨハネ受難曲』の格調高い名演が挙げられている。
 渡邊順生氏は1973年一橋大卒、’77年アムステルダム音楽院を最優秀の成績で卒業されている。氏が「西洋音楽史上、最大の天才作曲家」と高く評価するクラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643)の晩年の大作オペラを取り上げるのだから。“ロマネスク様式の兼松講堂を舞台に繰り広げられる、勧善懲悪とは対極にある、ローマ皇帝ネローネ(ネロ)と愛人ポッペアの不条理な愛のドラマ”に期待したい。
 《ポッペアの戴冠》は、ローマ皇帝ネロ(伊名ネローネ)とその愛人ポッペアの情事を軸に展開する愛憎のドラマ。天才モンテヴェルディが晩年75歳の時に作曲した、オペラ史上最高傑作の1つであると共に最大の問題作の1つだ。
 物語は勧善懲悪からはほど遠く、主人公のポッペアは、夫である貴人オットーネを利用してネローネに近づき、色仕掛けでこれを籠絡、皇后オッタヴィアや哲学者セネカなど、自らの野心の障害になる者を全て排除して、終には皇后の位まで登りつめる。ポッペアをはじめ、ネローネ、オッタヴィア、オットーネなど、支配階級の人々については、人間の醜い本性が仮借なく描かれる反面、乳母や小姓、侍女などの下層の人々の素朴な人間性の描写には喜劇的なタッチが与えられ、狂言回しの神々にも重要な役割が与えられるなど、史劇でありながら神話劇の要素もあり、セリア(正歌劇)であると同時にブッファ(喜歌劇)的な面も見逃せないなど、極めて多面性のある作品であり、それらが相俟って深みと広がりのあるドラマを形成している。
http://www.belca.or.jp/b73.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

« | トップページ | »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« | トップページ | »