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2011年12月29日 (木)

宮本文昭が初めて振った《第九》
東京シティ・フィル東京文化会館・12/28

 宮本文昭が“生まれて初めて振る《第九》”を12/28、東京文化会館で聴いた。来春、音楽監督に就任することが決まっている東京シティ・フィルの特別演奏会だった。この日の演奏を聴いた人は幸せだ。おそらく今年のベストスリー、いや、きっと最良の演奏といってもよいだろう。
 前日に聴いた《第九》はスクロヴァチェフスキ指揮のN響公演だった。御歳88歳という老練なマエストロの、この暮れ5公演目で最終日だという演奏とは条件が違いすぎて比べられるモノではないが、この宮本の演奏で私の体内記憶は“オール・クリア”、宮本公演に完全に上書きされてしまった。
 日ごろ、「良質なピアニッシモを実現することでオーケストラの表現の幅が広がる。そのために指揮者がいるのだ」というラトルの言葉を引いて、“ピアニッシモで感動させることが出来るのがホンモノ”がわたしの口癖となり、だから“第三楽章あっての《第九》”なのだが、昨夜それを目の当たりにした。
 だが、この日の発見はそればかりではなかった。第二楽章の存在に今更ながら目を奪われたのだった。
 ロマン派以前の四楽章建ての交響曲は第二楽章が緩楽章と決まっている。急緩急の三楽章の最後の楽章がスルツォ(もしくはメヌエット)とフィナーレに分かれて4楽章建てになった、と教わった。
 でも《第九》は、その唯一の緩楽章の第二楽章が第一楽章より早いモルト・ヴィヴァーチェ。そして第三楽章がアダージョで、そこがこれまでと決定的に違う。
 なのに、これまで聴いた演奏の第二楽章は、‘第一楽章並みに早い’のであって、必ずしも第一楽章より軽快には演奏していないように思う。
 それより何より、この日の宮本の演奏は、第一楽章から明らかに違うのだった。
 スコアに書かれたどんな小さな音符も皆それなりに存在感を持って聞こえてくるのだ。ピアノの演奏で‘粒立ちのよい’音色という表現があるが、この日の宮本の演奏はまさにそれなのだ。その粒立ちの良さが、軽快なテンポの第二楽章で見事なまでに功を奏したのだった。管楽器も弦楽器も自分の出番をわきまえて、かといって決して出しゃばらず音量を控えめに一音一音丁寧に奏でている。彼の一挙一動がそのまま音になって私の耳に達し、体内に吸い込まれていくのだった。 Viva マエストロ宮本!
 彼の次回の登板は、来年4/18(水)、音楽監督就任披露演奏会で、
東京オペラシティコンサートホールpm7:00開演だ。http://www.cityphil.jp/concert/c2012/list.html

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2011年12月28日 (水)

都響《日本管弦楽の名曲とその源流-13》
『北爪道夫&リゲティ』
定期演奏会Aシリーズ
 
20121/17(火)pm7:00
東京文化会館120117a


指揮:高関健
クラリネット:三界秀実
ピアノ:岡田博美

北爪道夫:地の風景
北爪道夫:クラリネット協奏曲
リゲティ:ピアノ協奏曲
リゲティ:ロンターノ

地の風景Scene of The Earth(2000年)
 初演:外山雄三指揮・仙台フィル 第49回尾高賞
クラリネット協奏曲Concerto for Clarinet(2002年)
 初演:尾高忠明指揮・紀尾井シンフォニエッタ東京


 1923年ハンガリー生まれのリゲティと、ちょうど四半世紀後の1948年生まれの北爪道夫の名が並んでいるチラシに、一瞬めまいをおぼえた。リゲティはナチスの強制収容所に捕らわれ父と弟の命を収容所で奪われていて、私からは遠い歴史上の人物。一方の北爪さんは、2003年秋のサントリーホール主催《作曲家の個展・北爪道夫》の取材で荻窪のご自宅へお訪ねしたご縁の方。あまりの違いに戸惑うのだった。
 チラシのコメントには「《ロンターノ》と《地の風景》は似ている、けどクラリネット協とピアノ協は一見そんなに似ていない…でも、リゲティと北爪は似ている」などとある。(このコメントが都響のHPに出てこないのが解せない…)
 私とのご縁は、《始まりの海から》を1999年に委嘱した今は亡き新星日本交響楽団。その当時賛助会の末席で旗を振っていたのです。
 2003年夏、『音楽現代』の取材でお訪ねしたご自宅でクラリネット協奏曲を作曲した経緯を伺った。「余命6か月と宣告されてガン闘病中の父へのオマージュ、追悼のつもりで作曲したのですが、長生きして初演の紀尾井シンフォニエッタの定期演奏会を聞きにきました。この話、親爺には内緒だよ」 と耳打された。と、当の御尊父、クラリネット奏者の草分け北爪利世氏が夕食の席に同席されたのでした。
 北爪道夫氏は、1948年東京生まれ。1966年から74年まで東京芸術大学および同大学院で、作曲を池内友次郎、矢代秋雄、松村禎三に、ピアノを坪田昭三に、また、指揮を斎藤秀雄、高階正光に師事した。
 77年、演奏家と作曲家の協業によるグループ「アンサンブル・ヴァン・ドリアン」結成に参画、作曲・企画・指揮を担当、内外の現代作品紹介に努め、85年まで活動。 同グループは83年、第1回中島健蔵音楽賞を受賞した。
 79年より1年間、文化庁派遣芸術家としてフランスで研修。「日本・ハンガリーフェスティバル」(84年ブダペスト、86年東京)に日本代表として参加。
 87年オーケストラ・プロジェクト’87で打楽器とオーケストラのための《サイド・バイ・サイド》を発表。その後のオーケストラ作品には《昇華》(京都市委嘱1990)、《映照》(日本交響楽振興財団委嘱1993)、《彩られた地形第1番》(しらかわホール委嘱1995)、《空と樹の儀式》(横浜市文化財団委嘱1997)、《始まりの海から》(新星日本交響楽団委嘱1999)、《地の風景》(仙台フィルハーモニー管弦楽団委嘱2000)などがあり、内外で再演されている。
 94年《映照》で尾高賞を受賞、同作品は95年ユネスコ国際作曲家審議会(IRC)最優秀作品に選出され、IRC50周年記念CDに主な作品として収められた(CD : QDisc 7418242, International Rostrum of Composers 1955-1999)。
01年《地の風景》で尾高賞を受賞。04年《管弦楽のための協奏曲》など長年にわたる作曲活動に対して第22回中島健蔵音楽賞を受賞。
 しばしば演奏されるオーケストラ作品群のほか、《悠遠―鳥によせて》など2曲の国立劇場委嘱作を含む邦楽器のための作品群、さまざまな楽器や声のための作曲は多岐にわたり、自然との対話から紡ぎ出された音響によるそれらの作品は、内外のコンサート、放送、CDで紹介されている。CD:「北爪道夫オーケストラ作品集」(FOCD2514)、「北爪道夫・作曲家の個展」(FOCD3505)他。国立音楽大学教授。愛知県立芸術大学名誉教授。日本現代音楽協会理事。
 リゲティ・ジェルジュ・シャーンドル(Ligeti György Sándor1923年5月28日-2006年6月12日)は、ハンガリーの現代音楽の作曲家。クラシック音楽で実験的な作品を多く残したほか、スタンリー・キューブリック監督作「2001年宇宙の旅」や「シャイニング」などに音楽が使用されたことでも知られる。
 トランシルヴァニア中南部のトゥルナヴェニに生まれる。両親はユダヤ系。第二次世界大戦の折には、家族はバラバラに強制収容所に入れられた。父はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で、弟はマウトハウゼン強制収容所で命を落とした。
 終戦後リゲティは、ブダペストでゾルタン・コダーイやカドシャ・パール、ヴェレッシュ・シャーンドル、ファルカシュ・フェレンツらのもとで音楽を学んだ。ハンガリー動乱がソ連に鎮圧された2ヵ月後の1956年12月にウィーンへ亡命し、オーストリアの市民権を取得。その後、ケルンでカールハインツ・シュトックハウゼンらの現代音楽の手法に触れ、前衛的な手法を身に付けていった。その代表的なものには、トーン・クラスターなどがある。
1973年から1989年までは、ハンブルク音楽演劇大学の教師も務めた。2006年、ウィーンで死去。
主催:東京都交響楽団 予約:Tel:03-3822-0727
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/by_series/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年12月21日 (水)

オペラ《アドリアーナ・ルクヴルール》
オペラ彩第28回定期公演全4幕(字幕付イタリア語上演)
2012.1/21
(土)・ 22(日)両日ともpm2:00開演
和光市民文化センター サンアゼリア 大ホール

 

作曲:フランチェスコ・チレア  
台本:アルトゥーロ・コラウッティ
原作:ウジェーヌ・スクリーブ、E・ルグヴェ

                 曜日           日曜日
アドリアーナ・ルクヴルール  出口正子     登川直穂子 
マウリツィオ             持木 弘      岡田尚之
ブイヨン公爵夫人         森永朝子     河野めぐみ
ブイヨン公爵             山口俊彦     北川辰彦
ミショネ                  党 主税      清水宏樹
シャズイユ僧院長         吉田伸昭     中川正崇
ジュヴノ                上野まど香    梅津 碧
ダンジュヴィル            石川紀子     和田綾子
ポアソン                持木 悠      近藤辰俊
キノー                  藤原 啓     吉原裕作
合唱:オペラ彩合唱団 SAI-Chorus Japan
オーケストラ:Orchestre du Poisson Bleu 120121221
バレエ:伊藤京子バレエスタジオ

「アドリアーナ・ルクヴルールAdriana Lecouvreur」は、コメディ・フランセーズで最大の人気を誇った実在の女優、アドリエンヌ・ルクヴルールの愛と死を描いたチレアの代表作。アドリアーナが歌う二つのアリアはソプラノ歌手あこがれの名曲という。1902年にミラノで初演され大成功を収め、今日でも「新イタリア楽派」オペラの佳作のひとつとして、チレアのオペラ作品中もっとも頻繁に上演される作品となっている.
 作曲家のチレア(1866.7.26-1950.11.20)は、少々馴染みがないが、ヴェルディの約半世紀後イタリアに生まれた。「アルルの女」や「アドリアーナ・ルクヴルール」によって、レオンカヴァッロやマスカーニらと並ぶヴェリズモ・オペラの旗手とみなされた。しかし関心が他に移ってしまったそうで、初期の成功は長続きしなかった。
 主催オペラ彩の和田タカ子代表は、今回の公演について、
「チラシに謳った自作の小さな詩に思いを込めました」
   あのうたに あいたい 
   もういちど あいたい
   心にのこる あのうたにあいたい
   もういちど あいたい

 
 
 
 
 
 
 
指揮:神田慶一、演出:直井研二、お二人による上演は、オペラ彩が変革を遂げた5年前の「トゥーランドット」(佐川吉男音楽賞奨励賞受賞作品)以来です。オペラの作り込みの中で日々新たな発見があり、緊張感あふれる稽古が続いています。出口正子、登川直穂子、持木弘、岡田尚之の各氏をはじめ、出演者に恵まれました。
 チラシにパウル・クレーの作品を使わせていただくようになって、6作品になります。今回はフランスの女優がモデル、ということで、「頭と手と足と心がある」を使わせていただきました。
 あらすじをかいつまむと以下のようになります。アドリエンヌ(アドリアーナ)が謎の死を遂げたことから、当時、三角関係のもつれによるブイヨン公爵夫人の毒殺説が流れた。…恋人マウリツィオに贈ったすみれの花束が、ふとしたことから恋敵ブイヨン公爵夫人の手に渡る。去って行った恋人を思い、悲嘆にくれるアドリアーナのもとに、“マウリツィオより”と書かれた小箱が届く。中にはアドリアーナがマウリツィオに贈ったすみれの花束が…
 オペラ彩とのご縁といえば、オペラ彩の代表作品、「ナブッコ」のアビガイッレと「オテッロ」のデズデーモナの2作品に出演していただき聴衆を魅了した出口正子さん、それに10年前に当会からデビューし、イタリアで長年研鑚を積む登川直穂子さんという得難い二人のアドリアーナ歌いが揃ったということです。
 「オペラ彩」の歩みはHPでご覧いただけます。
http://opera-sai.jp/
  オペラ公演には多くの裏方や支援者の協力が欠かせないことをお分かり頂きたいと思います。
公演監督・総合プロデューサー:和田タカ子
指揮:神田慶一 演出:直井研二        
美術:大沢佐智子 照明:坂本義美(龍前照明)  振付:伊藤京子    
舞台監督:佐藤卓三(加藤事務所) 衣裳:藤井百合子

大道具:(有)イトウ舞台工房 小道具:加藤事務所 
音響:齊藤順子 字幕:㈱アルゴン社    
合唱指揮・副指揮:辻 博之 演出助手:岸本伸子 
合唱ヴォイストレーナー:和田タカ子  
コレペティトール:平塚洋子、髙野眞由美、今野菊子、星 和代、小笠原貞宗
インスペクター:南 幸子
主催・制作:特定非営利活動法人オペラ彩  (財)和光市文化振興公社   
助成:(公財)三菱UFJ信託芸術文化財団 認定:(公社)企業メセナ協議会 
後援:イタリア政府観光局(ENIT) イタリア文化会館 (公財)日伊協会 
   埼玉県 埼玉県教育委員会 朝霞地区4市 朝霞地区4市教育委員会
   朝霞地区4市商工会 (社)全埼玉私立幼稚園連合会
  
 (社)朝霞地区医師会 埼玉県合唱連盟  他
協力:日本パウル・クレー協会
チラシ・ポスターに20世紀初めに製作されたパウル・クレー「頭も手も足もハートもある」(ドイツ・ノルトライン=ヴェストファ―レン美術館蔵)を使用
S席10,000円 A席8,000円 B席7,000円 C席5,000円
申込み:特定非営利活動法人オペラ彩、(財)和光市文化振興公社
オペラ彩事務局
Tel/fax 048-201-3121
opera-sai@jcom.home.ne.jp
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年12月13日 (火)

今川映美子シューベルティアーデ・9
Emiko Imagawa Schubert Zyklus Vol.9
2012.1/12
(木)pm7:00
東京文化会館
小ホール

共演:小森谷巧(読売日本交響楽団コンサートマスター)

・ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 op.143 D784
 Sonate fur Klavier Nr.14 A-moll op.143 D784
・ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 op.120 D664
 Sonate fur Klavier Nr.13 A-dur op.120 D664
・ヴィオリン・ソナチネ 第3番 ト短調 op.137-3 D408
 Sonatine fur Violin und Klavier Nr.3 g-moll op.137-3 D408
・幻想曲 ハ長調 op.159 D934
 Fantasie fur Violine und Klavier C-dur op.159 D934

120122pf1 今川映美子さんでまず印象深いのは《Bee ビーと名付けられたベートーヴェンのソナタ集のCDだ。「月光」「告別」「悲愴」の3曲のソナタに、ハ長調とト長調のロンド、そして締めが「エリーゼのために」。臆することなく名曲中の名曲を弾いてのけた。それが、なんとデビューアルバムだという。“ダイナミックな躍動感、色彩感溢れる豊かな音色”のウリそのもの。私の座右の1枚だ。
 今回の《シューベルティアーデ》が始まったのは、その2年後の2006年。シューベルトのピアノソナタ全曲演奏を主軸としたシリーズ企画だ。スタート時に全20数回分のシリーズとしてアナウンスしたのも凄いが、初回の浜離宮朝日ホール公演での、その美しい音色はいまだに脳裏に刻み込まれている。まさに“ピアニズム”そのものだった。6年目を迎え、今回が第9回。今回の演目について、コメントを頂きました。
  「回を重ねる毎にシューベルトへの想いも一層深まり、全ての作品に愛着を感じています。シューベルトは、31年という短い生涯でしたが、初期・中期・後期では作風が変わっていて、今回演奏する2曲のピアノソナタは中期の作品です。心和む、美しい旋律の第13番、そして非常にドラマティックな第14番と対照的な作品を選びました。
 また後半では初期の十代に作曲されたソナチネ、そして最期の年に完成された幻想曲を読売日本交響楽団コンサートマ スターの小森谷巧氏をお招きし演奏させて頂きます。小森谷氏とは以前に共演させて頂いたことがあり、その演奏は知性的で安定感があり、とても印象的でした。今回の共演もとても楽しみにしております。デュオアンサンブルの魅力は、ソロと違って、想像しなかった世界が広がるところにあると思います。音で対話をして音楽を共有する喜びを感じます。一夜の演奏会で天才シューベルトの魅力を余すところなく聴衆の皆様にお伝え出来れば幸いです」
今川さんのプロフィールは、彼女のHPで。是非ご覧ください。
http://emiko-imagawa.com
 共演の小森谷巧さんは、両親に手ほどきを受け、桐朋学園音楽科ディプロマコースを経て、ウィーン国立音大へ留学。 その後英国へ渡る。 徳永二男、ヨゼフ・スーク、イフラ・ニーマンの各氏に師事。リピツァヴァイオリンコンクール、フムル国際コンクール等で、特別賞、シェリング賞などを受賞。英国を中心に欧州で活躍。 「The STRAD」で好評を得る。 英国王立音大の演奏ディプロマを首席で獲得し、帰国。1987年、東京交響楽団に入団、首席コンサートマスターとして活躍。 1993年よりストリングス アンサンブル「ヴェガ」のディレクター。 1994、96年には東京交響楽団ヨーロッパ公演のソリストとして、ウィーン、ミュンヘン、リスボン、バレンシアの各地で好評を博す。1991年、第1回出光音楽賞受賞。 また、1996年、2007年にはソロアルバムをCDリリース。99年から読売日本交響楽団のコンサートマスター。
 ソリストとしては、東京を中心に定期的にリサイタルを行い、常に高い評価を得、読売日響、東京響、ロイヤルチェンバーオーケストラ、仙台フィルなどとも協演をしている。 室内楽奏者として、各地のさまざまな音楽祭で活躍しているほか、2006年から、ルートヴィッヒ弦楽四重奏団、08から、ザ・グランド・トリオを結成し活動している。またこれまでに、ギュンター・ピヒラー、ネルソン・フレーレ、ジャン・ワン、などとも共演している。
 近年は指揮者としても古典派の作品を中心に演奏活動をしている。 2007年には、クラシカ・ハヤマのスパークリングオペラ 「ラ・ボエーム」を指揮し、好評を博した。
 現在、国立音楽大学、桐朋学園オーケストラアカデミーで後進の指導を行っている。 アンサンブル葉山リーダー。 サイトウ・キネンオーケストラ、読売日本交響楽団コンサートマスター。
申込み:プロ アルテ ムジケTel:03-3943-6677 Fax:03-3943-6659
E-mail: info@proarte.co.jp
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年12月 6日 (火)

オペラ 泉鏡花「高野聖」初演!
幻想の世界~男を獣に変える妖艶な美女
全2幕 新作初演
(上演時間 休憩込み約時間30分)
12/9(金)pm7:00・金沢歌劇座

原作/泉 鏡花111209 
 
脚本・演出/小田健也
作曲/池辺晋一郎
総監督/大賀 寛
指揮/大勝秀也

出演
 上人:中鉢聡 女:川越塔子 
 親仁:豊島雄一 薬売り:清水良一
 茶屋の女:浪川佳代 
 天秤棒の男:鳴海優一
 私:鴨川太郎
合唱:
 高野聖合唱団
(金沢・高岡)
 日本オペラ協会合唱団(東京)

演奏:オーケストラ・アンサンブル金沢
SS\9,000 S\7,000 A\6,000 B\4,000 C\2,000
申込み:石川県立音楽堂チケットボックス Tel:076-232-8632
問合せ:(公財)金沢芸術創造財団 Tel:076-223-9898
  オーケストラ・アンサンブル金沢  Tel:076-232-0171

高岡公演:12/12(月)pm7:00 高岡市民会館
 S\7,000  A\5,000  B\3,000
問合せ・申込み:高岡市民会館 Tel:0766-20-1560

 
東京公演:

 
12年1/21(土)22(日)pm3:00 新国立劇場 中劇場
 S\12,000  A\10,000  B\8,000  C\5,000  D\2,000
問合せ・申込み:日本オペラ振興会チケットセンター Tel:044-959-5067

  泉鏡花の小説「高野聖」がオペラ化される。鏡花の作品のオペラ化は、「天守物語」に次いで2作目。
 「地方ではオーケストラのほうから仕掛けないとオペラ公演はできない。脚本家小田健也氏の意を実現すべく、文化庁に働きかけ、共同制作が実現した」とプロデューサーの山田正幸さん。オーケストラ・アンサンブル金沢に発足時から携わってきた方だが、昨秋、この手法で「椿姫」公演を北信越4県と兵庫で実現させている。今回は、なんと“新作初演”に挑んだ。
 鏡花は金沢の出身だが、幸い近年なぜかこの郷土の文豪が注目され人気を呼んでいるそうで、その気運に乗って、金沢、高岡、そして東京の3会場で開催される。
 「高野聖」は、1900(明治33)年に発表された中編小説。高野聖とは高野山の修行僧。ひとりの高野聖と男たちを誘惑して動物に変えてしまう妖女との出会いを幻想的に描いている。鏡花の代表作のひとつとして知られているが、この公演を機に「古里の偉人を再認識して郷土愛を深め、多くの方々に広く知ってもらいたい」と。
 ソリストは公演日によって異なります。詳細はHPでご覧ください。
http://www.oekfan.com/
http://www.asahi.com/showbiz/music/OSK201112040050.html
東京公演は、以下のURLで。あらすじも載っています。
http://www.jof.or.jp/index.html
主催: 公益財団法人金沢芸術創造財団
     財団法人石川県音楽文化振興事業団
     財団法人高岡市民文化振興事業団
     財団法人日本オペラ振興会

     社団法人日本演奏連盟(東京公演)
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2011年12月 4日 (日)

ミワコ デュオ ライブ
Miwako Duo live in cafe Consolare

12/23(金)pm1:00
カフェ・コンソラーレ
(会員制cafe Consolare)
渋谷区本町3-2-10 Tel 03-5351-6125
3,000円(1ドリンク、クリスマスプレゼント付き)

出演:岡本美和子
(アルトサックス) 関根敏行(ピアノ) 

111223 ジャズ・アーティスト(アルトサックス、フルート)岡本美和子のライブ。震災後1か月、縁あって4月から石巻でライブを決行。復興活動に精力的に取り組んでいるMiwakoのクリスマスコンサート。「イタリア語で慰める、喜ばせる、励ます、という意味のコンソラーレで、まさにその名の通り癒やされることと思います」
 ポピュラー・ライブの常で、演目はあらかじめ列記されていない。まずは下記のプロフィールでお察しください。また、そのプロフィールに登場する復興ライブCDのアルバム“We Do Hope”に収録されている演目のプログラム・ノーツを挙げました。編成は異なりますが、イメージしてください。
miwako(岡本美和子):富山県高岡市出身。ビックバンドで1993年、1995年カリフォルニアの「モンタレージャズフェスティバル」に、1999年にスイスの「モントルージャズフェスティバル」に参加。1998年「浅草ジャズコンテスト」で優秀ソリスト賞受賞。バンドで銀賞受賞。2000年より都内に活動拠点を移し、オリジナル曲の制作に取り組む。2005年CD『星図』をリリース。8曲中7曲はmiwakoのオリジナルで構成。その珠玉の演奏は国際的に高く評価され、JJazzNetやアメリカの放送局でたびたびオンエアされている。2006年よりサテンドール(六本木)ビーフラット(赤坂)など東京を拠点に様々な場所で演奏する。2007年リーダーバンドで大阪、神戸、九州ツアーを行う。好評を博す。2007年11月2日CD『いろは』をリリース。全12曲オリジナル。2009年2月5日に自己のオリジナルをおさめたアルバム『Diamond Spectrum』をリリース。2010年11月に『MIWAKO TOURきときと2010』と称したツアーで自己のカルテットで北陸、関西ツアーを行う。好評を博す。
 2011年4月石巻で震災後初のライブを決行。以降、復興活動に力を注ぐ。2011年6月、石巻のレストランGINGAでライブ録音。同年4月CNNニュースで自己のプレイを動画で取り上げられる。2011年7月東日本大震災の復興を祈るアルバム“We Do Hope”をリリース。心を大事に演奏することをモットーに活動している。

ライブCDWe Do Hope
Live at GINGA in Ishinomaki MIWAKO

Cdwe_do_hope
「津波、火災で壊滅状態になってしまった石巻市南浜町での録音です。エンジニアの武山さんの提案で、やらせていただきました。
 車から降り立った時はあまりの無惨さに足がすくみ、涙が止まりませんでした。武山さんが『鎮魂の歌を…』とおっしゃってくださり、演奏したものです。行方不明者を探すヘリコプターの音、行き交う救援車両、瓦礫に巣を作った鳥たちのさえずり...石巻の今の音が入っています。
 音をききつけて、高台にいらっしゃる方も降りてきてくださいました。震災後初めて、降りてこられたのだそうです。『自分たちの街が変わり果ててしまって怖くて降りてくることができなかった。今日は音を聴かせてくれてありがとう』こんなふうにおっしゃってくださいました。星になられた方々、そして今を生きる星たちに捧げます」
 最後のトラックの冒頭には、石巻出身のこのCDの録音技師が収録していた3月11日地震発生時の音も2分30秒ほど納めれています。
 
 
 
演奏者:佐久間令(ドラム)、菊田茂伸(ドラム)、
尾崎琢也(ピアノ)、miwako(アルトサックス、フルート)

レコーディングエンジニア:武山喜一 ジャケット制作、写真:細貝修平
録音日
201161、2
録音場所:宮城県石巻市 ダイニングバーGINGA、南浜町

Produced by MIWAKO \2,500
プログラム・ノーツ
1 What's Happening?
 予想のつかない事態は起こりますね。東日本大震災もそう。自分らしさを失わずに前向いて行きたいと思います。
2 We Do Hope   (miwako)
 復興するぞ!!パワーに満ちあふれている石巻の方々に捧げます。
3 Under The Sunshine  (Shigenobu Kikuta)
 ベーシスト菊田さんの曲。太陽のもと、みんなで手を取り合って進んで行こう、そんなメッセージを感じます。
4 うみ  (arr.miwako)
 海はこわいもの...東日本大震災でいやっというほど思わされました。しかし、海がなければ生きて行けない。海を愛する石巻の方々を尊敬しています。
5 Sun Flower   (miwako)
 辛いことがあってもくよくよするな、次いこう!、こんな太陽のような女性に出会いました。ひまわりは塩をあびた土壌を浄化する働きもあるそうですね。
6 Muwakoo  (Takuya Ozaki)
 ピアニスト尾崎さんが私の印象でかいてくださった曲。
ムワクーはみわこさんのスピリッツを僕なりに表現してみたかった曲です。どう聴こえるかわかりませんが、熱く澄んだものをあえて抑制したキャッチーなメロディに乗せてみたかったイメージです。石巻のみなさんに届くといいですね。(本人談)

7 Julian-Panic   (Takuya Ozaki)
 ピアニスト尾崎さんの曲。モンクを感じます。ジュリアンは有名なベルギーの小便小僧の名前、隣の子供が漏れそうになっている様を見て即興的にできました。熱いみわこさんのサックスと合わせてみたく持ち込みました。ぐっどです!モンクは、、、(^-^;?(本人談)
8 Ruins   (miwako)
 地震、津波、火災で瓦礫になってしまった街。震災後100日たった今も、解体撤去の作業が続く石巻。先日も屋根にしがみついた形で男性がみつかりました。どんな思いで...この方の分も今を大事にしたいと思います。
9 Starting Over   (miwako)
 石巻はその名のごとくロックンロールの街。"ロゲンロー石巻"の魂を感じてかきました。
10 It Will Be Fine Tomorrow   (Shigenobu Kikuta)
 ベーシスト菊田さんの曲。お天気も心も晴れるといいなあ…
11 青葉城恋唄 (さとう宗幸)
 宮城県といえば、この曲。母が幼少の頃よく歌ってくれました。みんなで歌ってもらえてうれしかったです。
地震発生時の音
 石巻在住のエンジニア、武山さんが2011年3月11日、東日本大震災が起こったときにおさめられた音です。地震があったことを風化させたくない、忘れてはいけないと思います。
12 見上げてごらん夜の星を (いずみたく)  miwako solo
http://www.geocities.jp/sax_miwako/
miwakosax@gmail.com
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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