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2012年1月30日 (月)

Assort ~ sweet & bitterな名曲たち~
フルート向井理絵
ハープ中村愛めぐみ
2/19(日)pm2:00
十字屋ホール

イングランド民謡:グリーンスリーブス
エルガー:愛の挨拶
シャポシニコフ:フルートとハープの為のソナタ
ラヴェル:「亡き王女の為のパヴァーヌ」

ベルトミュー:フルートとハープのための5つのニュアンス
モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス ほか
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 昨年このサイトで紹介した“アルパ&ハープ”の中村愛さん。今度はフルートとのデュオ。“アソート”って、詰め合わせのことだという。「いろんなお菓子が詰まった箱を開ける時はワクワクする。さぁ、どれから食べよう…甘いチョコレート?ほろ苦クッキー?」そんなアソートのように、フルートとハープの王道の曲から知られざる名曲まで、“珠玉のメロディーを豪華に詰め込んだ”コンサート。「お気に入りの1曲を是非見つけてください」
 前半にバレンタインデーに合わせて「愛」をテーマにまとめている。馴染みの曲を集めているが、映画音楽なども、編曲に工夫を凝らしているそうで、期待して欲しいという。
 後半は「知られざる名曲」を基本に構成しているが、ラヴェルの「亡き王女の為のパヴァーヌ」も入れるなど、めりはりは十分。これまでなかなか演奏される機会が無く埋もれている曲を取り入れることで、日ごろハープ×フルートのアンサンブルを聴きなれているこのホールの常連の方々でも新たな感動が得られるよう構成したという。
 フルートの向井理絵さんは、高松第一高校音楽科を経て東京音大卒後、同大学院修士課程を終了。院在籍中にティーチングアシスタント、同大学付属高校吹奏楽指導助手を、卒業後は東京音大非常勤助手を務める。特別奨学生として奨学金を得てザルツブルクモーツァルテウム音楽院サマーアカデミーに参加、ペーター・ルーカス・グラーフ氏のクラスを修了。またヴォルフガング・リッター氏等のマスタークラスを受講。数々のコンクール上位受賞。詳細は下記HPでご覧いただけます。フルートアンサンブル「ザ・ステップ」メンバーなど。定期的にコンサートを開催、これまでに3枚のCDがリリースされている。ソロ・室内楽の演奏を中心に後進の指導のほか音楽番組出演、CM音楽レコーディング、作曲家の新曲初演演奏など、多方面で精力的に活動中。フルートを細川順三、野口博司、工藤重典、藤村恵子の諸氏に師事。
 中村愛さんは千葉県出身。東京音大卒。4歳からピアノを始め、12歳からハープを始める。ハープをヨセフ・モルナール、木村茉莉、篠崎史子の各氏に、室内楽を島崎説子女史に師事。2011年、故・村上信爾氏プロデュースで、すみだトリフォニーホールにて初のソロリサイタルを開催、好評を博す。ソロの演奏会を中心に、室内楽・オーケストラ・オペラなどでの演奏活動を行い、最近ではベトナム国立公共楽団や中国武漢管弦楽団と現地にて共演するなど、活動の場を海外にも広げている。千葉県立女子高等学校オーケストラ部講師として後進の指導に当たっている。
¥4,000(全席自由/1ドリンク付)
主催:十字屋ホール
問い合わせTel03-3561-5250(受付時間/10:00~18:00・土日祝/休業)
www.jujiya.co.jp
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月29日 (日)

フィルハーモニックアンサンブル管
第53回演奏会
 
3/11(日)pm6:30
ゆうぽーと簡易保険ホール

東急池上線「大崎広小路駅」徒歩約1分
JR・都営地下鉄「五反田駅」西口徒歩約5分

指揮:カルロス・シュピーラー
独奏:小林亜矢乃(ピアノ)

 ブラームス/ 交響曲第2番 ニ長調 op.73
グリーグ/ ピアノコンチェルト
R.シュトラウス/ 歌劇《ばらの騎士》組曲

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 フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団(長い名称なので以下PEOと略す)は1976年、立教大学交響楽団OBによって結成され、79年に初の主催演奏会を開くにあたって広く門戸を広げ、一般の社会人オーケストラとして東京を中心に自主運営活動を続けている。
 立教大のオケとは“立教メサイア”初回の公演でグリークラブの合唱団員として一緒の舞台にのっていました。かれこれ50年前、PEO発足の10数年前のことですが、PEOの第53回公演を配信できるのも何かのご縁と思っています。
 この公演は、元々昨年3月27日にミューザ川崎で行う予定だったが、東日本大震災の影響で会場が損壊し、演奏会は中止となった。奇しくも大震災の一年後となったが、これは次回の公演日として震災前に決まっていたから。「東京在住の被災者の方を招待いたます」という。
 
 カルロス・シュピーラーは、ネットで見ると2009年の都民フェスティバルでN響を振った時の「シェエラザード」とモーツァルトのCl協に何人もの方が賛辞を送っています。
 1963年スウェーデン・ストックホルム生まれドイツ育ち。1987年にシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭指揮者コンクールで優勝。その後、オペラの指揮などを行い、1997年にゲヴレ交響楽団(スウェーデン)芸術監督に就任。2003年にはギーセン歌劇場(ドイツ)の音楽監督に就任。これまでにヨーロッパの数多くの有名オケを指揮していて、フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団とは03年のCD収録の後、06年、08年、10年と、定期演奏会では今回が4回目の登板となる。
 共演のピアニスト小林亜矢乃さんは、指揮者コバケンこと小林研一郎の長女。「コバケン先生と楽団のご縁で共演の運びとなりました」という。プログラム最後の《ばらの騎士》では、「コンマス村上和邦のウィーン風の素晴らしいソロをお聞きいただけます。お楽しみに」。彼は元N響2nd.ヴァイオリン首席、元アムステルダム・コンセルトヘボウ1st.ヴァイオリン奏者だ。
全席指定2,000円
問合せ:楽団事務局 Tel:03-3943-2707 Fax:03-5395-1265
e-mail:yukiko@kk.iij4u.or.jp  http://www.peo.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月28日 (土)

ジョン・リル ピアノリサイタル 東京公演
Fantastic Pianist Series 2011-12

巨匠が奏でるベートーヴェン三大ソナタ
1/31(金)pm7:00
東京文化会館小ホール


オール・ベートーヴェン
ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」
ソナタ第13番 変ホ長調「幻想曲風」
ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」
ソナタ第23番 ヘ短調「熱情」
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「ピアニスト、ジョン・リルが無事に来日いたしました!イギリスが誇る巨匠、ジョン・リルは1970年チャイコフスキー国際コンクールで第1位を獲得し、その演奏歴は50年以上におよぶ重鎮。イギリスの勲章もいくつも授与している名士です」
 ベートーヴェンの解釈で特に評価が高く、ひさびさの来日となる今回は、リクエストに応えて「ベートーヴェン 三大ソナタ《悲愴》《月光》《熱情》」を披露する。
 武蔵野文化会館で前日、後期の三曲を弾くが、この公演は既に完売。こちらの“三大ソナタ”、外せません。
全席指定:一般5500円 学生3500円
コンサート後半券¥3000(当日空席がある場合のみ、休憩時に販売)
(シリーズ4公演セット券15000円)
主催・申込み:プロ アルテ ムジケ Tel:03-3943-6677 Fax:03-3943-6659
E-mail: info@proarte.co.jp
http://www.proarte.co.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月25日 (水)

レクチャー・コンサート・シリーズ Vol.1
ベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ革命
2/12
(日)pm2:00
上野学園 石橋メモリアルホール

諸井 誠(作曲家)
佐藤まどか(ヴァイオリン/上野学園大学専任講師)
安田正昭(ピアノ/上野学園大学専任講師

ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 作品12の1 (1797~98?) 全3楽章
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品12の2 (1797~98?) 全3楽章
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 変ホ長調 作品12の3 (1797~98) 全3楽章
ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」作品13(1797頃~98)


 諸井誠が語る、クロイツェル・ソナタへの道…
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ィーンの伝統が息づく初期ソナタ、作品12のヴァイオリン・ソナタ3曲と、この時代のベートーヴェンを代表する《悲愴ソナタ》との違いは…。

 かつて前衛の旗手として国際的に活躍し、いま日本の作曲界に君臨する、諸井誠を講師に迎えての4回構成のレクチャー・コンサート・シリーズ。氏のライフ・ワーク、ベートーヴェン研究の集大成として、ヴァイオリン・ソナタ全曲と同時代のピアノ・ソナタ1曲を取り上げる。
 演奏するのは、上野学園大学専任講師の佐藤まどか(ヴァイオリン)と安田正昭(ピアノ)。
 佐藤は、シベリウスのヴァイオリン協奏曲をテーマに東京藝大の博士論文を発表。遺族によって封印されているこの協奏曲の初稿の謎を解明したことで知られている。初稿と現在演奏されている曲を披露した演奏会は印象深いものだった。
 安田は、東京藝大音楽学部附属高校卒後、東京藝大を中退してパリ・エコールノルマル音楽院卒、パリ国立高等音楽院室内楽科、ピアノ科、歌曲伴奏科卒業。数々の音楽賞を受賞。メシアンのピアノ曲で知られる。
 
 
 
 シリーズその後の公演は、
第2回 3月24日(土)、第3回 4月28日(土)、第4回 6月3日(土)、いずれも開演pm2:00  詳細は主催者のHPで御覧ください。
www.ishibashimemorial.com
チケット:一般2,500円 学生1,000円 連続券8,000円
主 催:上野学園 石橋メモリアルホール

Tel:03-3843-3043 (平日10:00-17:00) Fax:03-3843-6254
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月21日 (土)

びわ湖ホール声楽アンサンブル
東京公演vol.5『民族音楽の様々』

2/1(水)pm7:00
紀尾井ホール
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指揮:田中信昭
独唱・合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル

 
 日本初の劇場専属声楽家集団として、びわ湖ホール開館の1998年に設立されたびわ湖ホール声楽アンサンブルは、ソリストとしての実力はもとより、アンサンブル、合唱の中核となり得るバランスのとれた声楽家により構成されるプロの合唱団だ。全国各地で多数の公演を行うなど、各方面から注目を集めているが、第5回となる今年の東京公演は題して『民族音楽の様々』。
 合唱界の重鎮 田中信昭を迎えて、 声明(しょうみょう)や唱歌(しょうが)といった日本の伝統音楽のほか、スカンディナビア、ハンガリー、中央アフリカ、モロッコ、ベンガルなど各地で誕生した音楽に、現代作曲家が新たな命を吹き込んだ名曲の数々が披露される。
「民族音楽をただ紹介するのではなく、その有り様を肌で感じていただけるプログラムとして‘東洋民謡集’を中心に今回の選曲となりました。特に<手まり歌>や<通りゃんせ>などは、日本人ならどなたもよくご存じの曲ですが、田中信昭率いるびわ湖ホール声楽アンサンブルの歌声が生みだす、その鮮やかな律動に改めて驚かれることと思います」と主催者。
篠原 眞 編曲:『日本の歌 より』(混声合唱の為の日本古謡、童謡)
 *手まり歌 (武内敏子 作詞・松島 彝 作曲)
  *ひらいたひらいた (わらべうた)
  *うさぎ (わらべうた)
 *通りゃんせ (わらべうた/本居長世 編作曲)
林 光 編曲:『混声合唱による 日本抒情歌曲集』
 *荒城の月 (土井晩翠 作詞・滝 廉太郎 作曲)
 *からたちの花 (北原白秋 作詞・山田耕筰 作曲)
コダーイ:マトラの風景(清水 脩 訳詞)
間宮芳生:混声合唱のためのエチュード より
池辺晋一郎:『東洋民謡集』から
 *誰がために書かれしものぞ-生ける神
  (モロッコのユダヤ民謡 成人式Bar-Mitzvahの歌)
 *ポロ・ヘチリ-カラフト・アイヌの7つの唄(カラフト・アイヌ伝承民謡)
 * ベンガルの舟唄(ベンガル民謡)
  * 戰のうた(クック諸島の民謡)

問合せ・申込み、指揮者の田中信昭氏プロフィールなどは主催者の下記HPで御覧頂けます。
http://www.biwako-hall.or.jp/event/detail.php?c=10200291
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月20日 (金)

岩村力の「光と影の旋律」・「展覧会の絵」
東京シティ・フィル ティアラこうとう第
28回定期
2/25
(土)pm3:00
ティアラこうとう大ホール

グリーグ/「ペール・ギュント」第1組曲
西村 朗 /「光と影の旋律」
ムソルグスキー(ラヴェル編)/組曲「展覧会の絵」
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 メインディッシュは「展覧会の絵」。オーケストラの力量が試される大曲だが、今回は指揮の岩村力にとって因縁の、西村朗の「光と影の旋律」を披露する。楽団のホームページに載っているコメント、そのさわりを御覧いただこう。
  「西村氏はヴァンクーヴァーに滞在していたときの街並みと、そのすぐ背後に聳え立つ峰々が描き出す美しい光景に楽想を得られたとのこと。私はかの地に降り立ったことはないけれども、夕暮れ時に、息を呑むような大自然が織り成す“光と影”の饗宴は想像するだけでぐっと迫ってくるものがある。
 12年ほど前の初演時、私は副指揮者という立場でリハーサルに携わり、この曲が産まれる瞬間を共有させていただいた。いま思えばなんと幸せな瞬間の連続であっただろうか。山々に反射する光の束、時間の経過と共に変わりゆく色合いと明るさ、影の輪郭が合わせ持つ印象の移り変わり…情景を描き出すためのパラメータは無数に存在するとしても、実際に、目の前にあるスコアからオーケストラを媒介としてあふれ出てきたサウンドに、心を揺さぶられながら溶け込んでいったのが忘れられない」
 メインディッシュの前に覚悟してかからなければならない逸品が控えているようだ。初めて聴く曲なので、ペール・ギュントの導入がありがたい。
 岩村氏は、早大理工学部卒後、桐朋学園大へ進んだ変わり種で、2010年から兵庫芸術文化センター管弦楽団レジデント・コンダクター。プロフィールは以下のURLでご覧いただけます。
http://www.aspen.jp/artist/conductor/chikara-iwamura/index.shtml
問合せ・申込み:東京シティ・フィル チケットサービス
Tel:03-5624-4002 (平日10:30am~6:00pm
Fax:03-5624-4114 E-mail:ticket@cityphil.jp
http://www.cityphil.jp/concert/c2011/t20120225.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月15日 (日)

イラン・ヴォルコフが振る都響2公演

 
 2月の都響の2公演に登板するイラン・ヴォルコフは1976年生まれ、イギリスで活躍する未だ30代の若手。2008年10月、メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」で聴衆を魅了し、評論家諸氏から“ライジングスター”の代表選手と目された。足かけ4年ぶりの今回は2公演をこなす。「作曲家の肖像」シリーズで《ラフマニノフ》、「プロムナード・コンサート」で武満、シューマン、ブラームスだ。前回の演奏を知る面々には外せない公演になるだろう。
 イスラエル出身で、1999年から小澤征爾に招かれボストン交響楽団のアシスタント・コンダクターをつとめた経歴をもつが、ボストン響といえば「トゥランガリラ」を初演した楽団でもあり、小澤もこの作品を得意にしていたから、メシアン生誕100年を飾るにふさわしい若手の起用となった。2003年以降、英国のBBCスコティッシュ交響楽団の首席指揮者として活躍中とのこと。
 今回は特にラフマニノフに注目したい。

「作曲家の肖像」シリーズ《ラフマニノフ》
2/11
(土・祝)pm2:00
東京オペラシティコンサートホール


指揮:イラン・ヴォルコフ20120211_658x930
ピアノ:アンナ・マリコヴァ

・幻想曲「岩」
・ピアノ協奏曲第2番 ハ短調
・交響的舞曲

 シリーズ第84回のチラシ裏面に謳われた選曲に惹かれる。
…胸を衝き溢れだす苦い想いを、豊かに流れる甘いメロディに変えることのできた人。…セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943)の音楽に滔々と流れるロマンティックな歌は、ただ甘やかな美しさから生まれたのではない。〈作曲家の肖像〉シリーズでたっぷりとその魅力を味わう今回、その豊かな詩情に耳を澄ませば、きっとその奥にひらく陰翳に気づかれることだろう。
 自身も非常に優れたピアニストとして活躍した彼が名声を築き上げた人気作〈ピアノ協奏曲第2番〉も、重い鐘のような響きから暗い烈しさへと扉をあけて始まる。夜ごとに教会から遠く響いてくる祈祷の鐘と共に過ごした幼年期への郷愁か、感情の暗い淵を覗き込むようなその奔流は、輝かしい壮麗と表裏一体となって燃える。ウズベキスタン生まれのピアニストで難関ミュンヘン国際音楽コンクールを制したアンナ・マリコヴァの、奇を衒わずロマンを余さずすくいとる秀逸なピアノが、この名曲に豊かな生命をそそぐことだろう。
 そして、大作〈交響的舞曲〉。ロシア革命の混乱を避けて故国を離れたラフマニノフが亡命後に書いた傑作だ。躍動するリズムにも苦い孤独と深い優しさと遠い郷愁とが溢れかえる、引き裂かれた孤独のダンス。既に都響でも2008年にメシアン《トゥーランガリラ交響曲》ほかで視界の鋭く澄んで豪快な音楽をつくって大評判をとった気鋭、イラン・ヴォルコフ(1976年生)を指揮台に迎え、都響もこの才能との再会の喜びを雄渾へと昇華させてくれることだろう。
 このコンサートのはじまりには、めったに聴けないラフマニノフ初期の力作が聴けるのも嬉しいところ。チェーホフの短篇『旅中』から想を得て書かれた若書きの幻想曲《岩》。旅の途上で出逢った、疲れた男と若い女。ふと惹かれあう二人はしかし手をとりあうことなく別々の道へ…。人生のほのかな喜びと重い悲哀、豊かなインスピレーションを優れたオーケストラ曲に託した秀作だ。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3456

プロムナード コンサートNo.347
2/18(土)pm2:00
サントリーホール

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指揮:イラン・ヴォルコフ
ピアノ:清水和音


武満 徹: ハウ・スロー・ザ・ウィンド
シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調
ブラームス: 交響曲第3番 ヘ長調

 ヴォルコフもさることながら、2011年にデビュー30周年を迎え、ますます円熟を増す清水和音のシューマンは外せない。自然描写が美しい「ハウ・スロー・ザ・ウィンド」に始まり、ロマンティックなブラームスの3番。絶妙なプログラミング、まさに晩冬の午後に味わうプロムナードといえよう。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3452
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月14日 (土)

アドリアン・ユストゥス Vn リサイタル
メキシコが誇る・歌うヴィルツォーゾ

1/17
(火)pm6:45・宗次ホール(名古屋)
1/19
(木)pm7:00・紀尾井ホール(東京)

アドリアン・ユストゥス(Vn)120119
ラファエル・ゲーラ(Pf)

パガニーニ:24のカプリス全2曲
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ

 ヴァイオリニスト黒沼ユリ子がメキシコで音楽学校アカデミア・ユリコ・クロヌマを開いて30年がたった。そのアカデミーが送り出した逸材、アドリアン・ユストゥス(41)が東京と名古屋でリサイタルを開く。 
 「一人でも多くの日本の聴衆に彼の音楽を聴いて欲しい」と黒沼ユリ子さん。ヴァイオリン音楽のファンなら演目でお分かりだろう。ナマでき聴く機会は滅多にないパガニーニの難曲中の難曲…急な案内になった次第。
 黒沼さんは1980年、メキシコシティに「アカデミア・ユリコ・クロヌマ」を開校。1981年にはニュ一ヨーク・カーネギーホールでアメリカ交響楽団と廣瀬量平のヴァイオリン協奏曲をアメリカ初演する。また、長年のチェコ音楽紹介の功績に対してチェコスロバキア政府よリ1970年に「演奏芸術家賞」、1974年には「スメタナ・メダル」を授与されている。また、1986年には、メキシコ政府から文化交流に貢献した外国人に与えられる最高の勲章「アステカの鷹勲章」を受賞。さらに、1992年には、日墨の青少年の交流、育成につとめた功績が認められ、国際交流基金よリ「国際交流奨励賞」を受ける。
 アドリアン・ユストゥスと彼を輩出した音楽学校アカデミア・ユリコ・クロヌマについては、以下のURLでご覧いただけます。
http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/clsc_01concert/479.html
申込み:名古屋公演 Tel:052-265-1718 東京公演 03-6914-0353
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月10日 (火)

矢崎&ブラレイ/東京シティフィル2月定期
パリ在住のマエストロとピアニストが共演!
2/10(金)pm7:00
東京オペラシティ コンサートホール

pm6:30メンバーによるロビー・コンサート

指揮:矢崎彦太郎
ピアノ:フランク・ブラレイ

バーバー/管弦楽のためのエッセイ 第2番
ガーシュウィン/ピアノ協奏曲 ヘ調
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「ペトルーシュカ」
(1947年版)
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『フランス音楽の彩と翳』のシリーズで知られるパリ在住のマエストロ矢崎が、フレンチ・ピアニズムのカリスマ、ブラレイと8年ぶりに共演する。が、なんと今回のテーマは“フランス音楽ではない魅力に迫る”だ。
 「ペトルーシュカ」もブラレイのピアノでとの楽団の提案に矢崎氏が自らブラレイに打診したろころ、ガーシュウィンの協奏曲とペトルーシュカの両方弾くことにブラレイが即乗ってきた。「ただ、ペトルーシュカは今まで弾いたことがないので、すぐにもスコアを持って矢崎邸を訪ねて一緒に勉強したい」と、両者が意気投合とのこと。矢崎&ブラレイの共演は、2004年5月の「フランス音楽の彩と翳 Vol.9」以来で、そのときもラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲とピアノ協奏曲ト長調の2曲を演奏し、相思の間柄という。
 今シーズンの矢崎氏が指揮する自主公演は、全3回すべてオケ中の演奏もソリストが弾いている。
http://www.cityphil.jp/concert/c2011/s20120210.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月 9日 (月)

中澤きみ子 with イタマール・ゴラン
モーツァルト+1第2回 
ストラディヴァリウス《ハンマ》」1717年製
2012
1/27(金)pm7:00
浜離宮朝日ホール

ヴァイオリン:中澤きみ子
ピアノ:イタマール・ゴラン

モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 K.301
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調K.378
フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調120127vn_3


 モーツァルトの誕生日に、ピアノの名手イタマール・ゴランと贈る‘モーツァルト+1’年明けイチオシのリサイタルだ。 昨年の”+1”は忘れもしないベートーヴェンの《スプリング・ソナタ》だった。浜離宮朝日ホールに文字通り“春が訪れた”のだった。
   第2回に臨んで中澤さんは、「今回で2回目を迎える‘モーツァルト+1’ですが、今年の”+1”は、フランクのソナタをお贈りいたします。ピアニストは、昨年に引き続きイタマール・ゴランです。彼と会話をするように、モーツアルトの旋律を紡いで行きたいと思っています。
 今年は本当に色々ありました。私も音楽家として、”音楽で何ができるのだろうか…”と思い悩み、もどかしい日々が続いておりました。浜離宮朝日ホールは東京ではありますが、新しい年のすべての人々の平安を祈りながら、心をこめて演奏したいと思っております」
 名演奏で得られるフランクのソナタの感動は半端じゃない。年明けが待ち遠しい。
 中澤きみ子さんは、長野県上田市出身。鈴木鎮一、海野義雄の各氏に師事。新潟大学を卒業後、ザルツブルグ、モーツァルテウム音楽院にて研鑽し同音楽院を最優秀で修了する。その後、ヨーロッパ各地、アメリカ、中国、メキシコなどでリサイタル、コンチェルトなどのソロおよび室内楽(「アンサンブル・ウィーン東京」、「インターナショナル・ソロイスツ・カルテット」等)の活動を始める。
 内外数々のオーケストラと共演しているが、特に2007年には、フィリップ・アントルモン率いるスーパーワールドオーケストラツアーで共演し好評を博す。さらに2009年、2010年にはジェラール・プーレとのヴァイオリンデュオでも高い評価を得ている。また、CDも数多くリリース。特にモーツァルトのソナタ全集および協奏曲全集等が絶賛されている。
 こうした多くの演奏活動のかたわら、近年国内外における国際ヴァイオリンコンクールの審査員として、また数多くの国際音楽祭の講師として招聘され、後進の指導にも力を注いでいる。現在、尚美学園大学及び同大学院客員教授を務める。
オフィシャルウェブサイト http://kimiko-vn.net/
 イタマール・ゴランは、リトアニアの首都ビリニュス生まれ。1歳の時に移住したイスラエルでラーラ・ヴァドヴォーズとエマヌエル・クラソフスキーに師事。1985年から89年までボストンのニューイングランド音楽院でレナード・シュア、パトリシア・ザンダーにピアノを、後にチム・タウブに室内楽を学んだ。室内楽を中心に、マキシム・ヴェンゲーロフ、タベア・ツィンマーマン、イダ・ヘンデルらと共演するほか、シュロモ・ミンツ、チョン・キョンファらとレコーディングも行っている。ラヴィニア、シカゴ、タングルウッド、ザルツブルグ、ヴェルビエ、ルツェルンなどの国際音楽祭に頻繁に出演しているほか、ジュリアン・ラクリン、オルフェオ・マンドッツイともピアノ・トリオを結成している 。ソリストとしてイスラエル・フィル、メータ指揮ベルリン・フィルと共演。ドイツ・グラモフォン、テルデック、EMI、ソニークラシカルなどへ数多くのレコーディングを行っている。
主催:(株)コンサートオフィスアルテ Tel:03-3352-7310
マネジメント:ミリオンコンサート協会
Tel:03-3501-5638
http://confetti-web.com/detail.asp?tid=110056
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月 8日 (日)

夢奏人vol.22松原聡 ピアノリサイタル
2/3
(金)pm7:00
高崎シティギャラリーコアホール

・モーツァルト:「幻想曲二短調」
・リスト:「巡礼の年 第2年イタリア」より
  《ペトラルカのソネット第47・104・123番》
・フォーレ=グレインジャー編:「夢のあとに」等の歌曲の編曲もの
・ショパン作品120203pf_2


 地元で活躍する演奏家を紹介するコンサート「夢奏人シリーズ」。今回は高崎市在住のピアニスト松原聡のリサイタル。プラハ音楽院に留学した経験もある逸材が奏でる美しい調べを聴く。
「今年、仕事の関係で東京から高崎市へ移って丸1年を迎えました。幸運にも高崎市の主催の”夢奏人”シリーズに出演させていただくことになりました。私自身、これまでプラハとパリで勉強する機会に恵まれてきましたが、小さい頃から優雅な19世紀~20世紀初頭のヨーロッパ、かつてショパンたちが活躍した親密なサロンの雰囲気に強い憧れを持っており、音楽についての重要なテーマでもあります。
 また、様々な同時代のヴィンテージ・ピアノの名器、同時代に活躍した名ピアニストの多くの音源の収集、そして絶版楽譜に至るまで、半ばマニア化して様々なものに囲まれて影響を受けてきました。
 今回のプログラムの主眼もここにあり、基本的には小品構成で、演奏とトークを交え、コンサートホールをサロンに見立てて、サロンの雰囲気を味わっていただけたらと思います。特に、昨年生誕200周年を迎えたリストのなかで最もロマンティックな《ペトラルカのソネット》を取り上げております。ご期待ください」
 
 松原氏は神奈川出身。13歳でウィーン市立音楽院ピアノ科入学試験に当時最年少で合格。16歳の時、初のリサイタルを開催。18歳の時、全イタリア国立音楽院認定の演奏ディプロマを取得。21歳よりピアニストの酒井忠政氏に師事した後、プラハ音楽院へ留学し、ピアノをヤン・ノヴォトニー教授に師事。更にパリにてエリック・ハイドシェック氏に薫陶を受ける。
 2003年10月、神奈川県民ホールでのコンサートでデビューを果たして好評を博し、各地でソロ・室内楽などの演奏を多数行っている。10年5月に高崎市で開催されたショパン時代の1844年製のプレイエル・ピアノによるレクチャーコンサートに講師として招かれて出演し、演奏・レクチャー共に高い評価を受けるなど、演奏活動を展開している。現在、高崎市在住で日本ピアノホールディング(株)ピアノプラザ群馬においてコンサート事業やHP執筆等の音楽普及活動に当たっている。
 
1,000円(全席自由、未就学児は入場できません) 
問い合わせ・申込み:シティギャラリー
Tel:027-328-5050)
http://genki365.net/gnkg01/pub/sheet.php?id=160420
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年1月 5日 (木)

神奈川フィル1月定期演奏会
R.シュトラウス、ブルッフ、ブラームス
1/28(土)pm2:00
横浜みなとみらいホール
 120128

指揮:サッシャ・ゲッツェル 
ヴァイオリン:松田理奈

R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
ブラームス/交響曲第4番ホ短調作品98 

 ソリストならびに指揮者は以前いずれも神奈川フィルと共演し、楽員から「とても相性が良い」とアピールがあり、今回再度のオファーとなったという。チラシ裏面のメッセージを御覧ください。
 名匠ゲルギエフも認める才能で日本でも人気の高まっている、ウィーン出身のサッシャ・ゲッツェルが、得意のドイツ・ロマン派のレパートリーで3年振りに神奈川フィルの指揮台に戻ってくる。
 変奏曲形式で締めくくられるブラームスの4番の交響曲は、作曲者の真骨頂が表された名作。一方、オープニングのR.シュトラウスはブラームスの影響を受けた作曲家だが、華やかな管弦楽作品を書いた。どちらもメリハリを付けながら、作品の魅力を引き出してくれるに違いない。
 ブラームスと同時代を生きたブルッフの協奏曲も、ロマン派を代表する名作のひとつ。数々のコンクールを制覇し、最近ではイザイの無伴奏作品のアルバムで高い評価を受けた松田理奈との共演だ。持ち前の安定したテクニックを支えに、甘いメロディを歌い上げてくれるだろう。ゲッツェルとは世代が近いこともあって、共感し合える部分も多いはず。使用楽器はJ.B.グァダニーニ(貸与:イエロー・エンジェル)
 そんなフレッシュな感覚を持った2人を、神奈川フィルが力強くバックアップして、聴き応えの大きな演奏になりそうだ。
S6000円 A4500円 B3000円 学生(B席)1000円(シニア70歳以上各2割引き) 
問合せ先:神奈川フィル・チケットサービスTel:
045-226-5107 http://www.kanaphil.com/perform/perform.cgi?mode=calendar&q=2012_01
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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