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2012年2月27日 (月)

インバル指揮・都響3月定期 2演目3公演

 3月の都響の定期演奏会は、東京文化会館のAシリーズ、サントリーホールのBシリーズとも、プリンシパルコンダクターのエリアフ・インバルが振る。Aシリーズはショスタコーヴィチ、Bシリースはマーラー。Bシリーズの演目は“都響スペシャル”と称して追加公演も予定されている。

東京文化会館Aシリーズ公演
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 イ長調
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 ハ短調

3/23
(金)pm7:00
120323

指揮:エリアフ・インバル
チェロ:宮田大

“これぞインバルの独壇場、ショスタコーヴィチの神髄を聴け!”…これまでにない最大級の表現でチラシに謳われている。が、その文字遣いは都響らしいというか、控えめだ。
 エリアフ・インバルが指揮するマーラー、ブルックナーの素晴らしさは今さら…だが、作品の本質に鋭く切り込みながら壮大な世界を構築するその腕前は、これまでの名演で実証済みである。 しかし、と続く。
「インバルが本領を発揮するのはマーラーとブルックナーだけではない。20世紀最大のシンフォニスト、ドミトリ・ショスタコーヴィチの交響曲は、まさにインバルに打ってつけの作品だ。なかでも、深い内容を持ち規模の大きい第4番は、インバルのショスタコーヴィチの神髄を知るには最適の曲である。マーラーの第3交響曲張りの巨大な編成を自在にコントロールしながら、作品中に埋め込まれた《魔笛》や《カルメン》などの旋律のパロディを浮かび上がらせることができるのは、彼以外には考えられない」
 もう1つの演目、チャイコフスキーの《ロココ風の主題による変奏曲》も、若手のホープ宮田大と巨匠との共演が楽しみだ。

サントリーホール公演
マーラー:亡き子をしのぶ歌 大地の歌 

3/29(木):Bシリーズ
3/30(金)
都響スペシャル 
いずれも pm7:00開演

120329

指揮:エリアフ・インバル
メゾソプラノ:イリス・フェルミリオン
テノール:ロバート・ギャンビル

 こちらもチラシのキャッチを紹介しよう。
“巨匠による生と死のメッセージがここに。”…エリアフ・インバル&都響によるマーラーの《大地の歌》と《亡き子をしのぶ歌》で、声楽陣が、マーラーを得意とするイリス・フェルミリオンとロバート・ギャンビルとくれば、もはやこれ以上何の説明も要らないだろう。どちらも厭世的な内容の歌詞を持つ曲だが、その裏側には、マーラーの生に対する愛情が満ちている。マエストロは、痛ましい震災によって心が疲弊している我々日本人の心に、きっと共感と安らぎを与えてくれるに違いない。
 メゾソプラノのフェルミリオンは、一昨年3月のマーラーの第3交響曲で聴かせた透明感溢れる美声は記憶に新しい。ドレスデン州立歌劇場やバイエルン州立歌劇場などの来日公演で、堂々としたタンホイザー役を演じたテノールのギャンビルがどのようなマーラーの歌唱を聴かせてくれるかも楽しみだ。
 演奏会当日には76歳を迎えているインバルが我々に向けた人生のメッセージを受け止めようではないか!
予約・問合せ:都響ガイドTel:03-3822-0727 または下記のURLで
http://www.tmso.or.jp/j/ticket/
…30日公演は少々席に余裕があるそうです。
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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門馬様 その《亡き子をしのぶ歌》の対訳は私、三ヶ尻が担当しています。よろしければプログラムの中の対訳も見てやって下さい。 三ヶ尻 正

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