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2012年4月29日 (日)

宮本文昭CDデビュー!
 

 マエストロ宮本は今月、東京シティ・フィルの音楽監督に就任、みごとな披露公演を済ませた。が、実は先月、ひと足先に“CDデビュー”を果たしている。
 オーボエ奏者から華麗な転身…2007年3月31日、オーボエ奏者としての40年の演奏活動にピリオドを打ち、指揮者へ。…思い出すのは、先月90歳で逝ってしまった、ヴァイオリン奏者から指揮者に転身したボッセ。新日フィルのベ-トーヴェン・シリーズに取り組んでいた10年ほど前、インタビューに答えて「僕はヴァイオリン奏者としてはそれなりにキャリアを積んでいるけれど、指揮者としては新人なんです」、そのナイーブな人柄に感銘した。指揮する舞台の彼の正面、オーボエの首席に座っていたのは青山聖樹。二人は糸で繋がっているのかと見まがうほど一心同体。なるほど、オーボエの首席が第2のコンマスといわれるのはこのことか…で、またしても感銘!
 宮本文昭は1949年東京に生まれ、18才でドイツにオーボエ留学し、フランクフルト放送響、ケルン放送響、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管などの首席オーボエ奏者を歴任し、超絶的技巧をもつ世界的名手…、そう、彼は長年サイトウ・キネンで小澤征爾の正面に座っていた。「小澤のそっくりさん…」と揶揄する輩がいるが、▽▽や○○など他の誰より小澤でよかった、と私は思う。
 それに、宮本がドイツで師事したヴィンシャーマン。彼が率いるバッハ・ゾリステンの来日公演で、私は初めてバッハがスウィングすることを知った。忘れもしない77年秋のことだ。その直後に大阪に転勤、浪速のヴィンシャーマンこと延原武春に出会うことになった。
後にジャック・ルーシェ・トリオを聴くようになったのも、このヴィンシャーマンがご縁だ。

1 その1:《ザ・デビュー》
 先月リリースしたデビューCDの名称は、何と《ザ・デビュー》。
 率いるのは創立22年になろうという、プロの吹奏楽団として屈指の実力と人気を誇るシエナ・ウインド・オーケストラ。
 キャッチコピーに、こうある。…「ザ・デビュー!」の名にふさわしい垂涎の1枚。収録曲は言わずと知れたブラスの人気曲ばかり。シエナ・ウインド・オーケストラから紡ぎだされる極上のカンタービレ、パッション溢れるブリリアンテはまさに宮本&シエナならでは。絶品のマリアージュ。ブラスアンサンブル、ここに極まれり ! 絢爛・官能・昇華 指揮者・宮本文昭、堂々のデビュー まさに手に汗握り、心ふるえるブラスの一大絵巻!…収録曲は、HPでご覧ください…というのも、もう一つお話しがあるのです。
http://miyamotofumiaki.com/maps/

その2:
宮本文昭&オーケストラMAP'S 
アイネ・クライネ・ナハトムジーク

2s_2
セレナード 第13番 ト長調 K.525 
  「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ディヴェルティメントニ長調K.136
ディヴェルティメント変ロ長調K137
ディヴェルティメントヘ長調K.138


 オーケストラMAP'Sは、荘厳華麗で質実剛健、宮本文昭と仲間たちが一体となって取り組む弦楽アンサンブルを基本構成とする室内オーケストラ。2007年12月、宮本文昭がプランナーをつとめるJTアートホール室内楽シリーズの中で、宮本が新たな活動の核に据える音楽プロジェクトとして誕生。コンサートマスターに矢部達哉を迎え、各弦楽器セクションの首席には、宮本文昭が信頼を置くスペシャリストたちが勢揃い。
 それもさることながら、私は今回の演目に注目したい。何故って、最初に聴いたモーツァルトが、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。モノラル・レコードでB面がディヴェルティメント ニ長調 K.136だったのだ。忘れもしないカール・ミュンヒンガー(1915.5.29-90.3.13)が45年に創設したシュトゥットガルト室内管弦楽団。端正な演奏だった。言いたいのは、宮本指揮MAP'Sの演奏が、50数年前に十代の私が初めて聴いたモーツァルトの音色を呼び覚ましたということだ。特に2曲目のK.136が鳴りだした時、ふつふつと(いま流に言うと)“解凍”されたのだった。
お求め・詳細はMAP'SのHPで。
 
 
 
http://miyamotofumiaki.com/orchestra_maps/record.html
 また、この「アイネ・クライネ…」はyoutubeで聴くことができます。
http://www.youtube.com/watch?v=hzYqcPty2s4
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月22日 (日)

武田千宜 ソプラノ リサイタル vol.2
Chiyo Takeda Soprano Recital vol.2 
6/2
(土)pm2:00開演(pm1:30開場 
プラザノースホール120602sop

さいたま市 地域中核施設
http://www.plazanorth.jp/access/

ソプラノ 武田 千宜
ピアノ  星  和代

1部 オペラ アリア
・モーツァルト作曲「フィガロの結婚」
 
とうとう嬉しい時が来た~恋人よここに
・ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」
 
受け取って、これで貴方は自由よ
・ベッリーニ作曲「夢遊病の女」
 
ああ、信じられない~晴れやかな日
・ベッリーニ作曲「カプレーティ家とモンテッキ家」
 
ああ、幾たびか
・ヘンデル作曲「エジプトのジュリオ・チェーザレ」
 
ああ、私に憐みを
 嵐で難破した船が
・ロッシーニ作曲「ランスへの旅」
 
優しい竪琴よ

2部 ドイツ リート
・モーツァルト歌曲より

「すみれ」「クローエへ」
・ベートーヴェン歌曲より
「我は汝を愛す」「君への想い」
・シューベルト歌曲より 
「野ばら」「春の気配」「憧れを知る人だけが」
「音楽に寄せて」「子守歌」 ほか

http://chiyo-takeda.cocolog-nifty.com/about.html
 このプロフィールを一見して解せなかった。音大でピアノを専攻して何故オペラ歌手なの?
 でも読み進むうちに見えてきた。歌が好きなのだ。まず合唱団員として海外の舞台を踏み、ピアノを弾いてオペラの現場、合唱団の指導、云々。「ピアニストとして、オペラ歌手として、また、指揮者として活躍し続ける非常に才能あふれる逸材」とあるが、然もありなん。
 …でも、そんなことを知ったのは後のこと。昨秋、かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホールで催された《フィガロの結婚》で、スザンナ役を経験豊かな“オペラ歌手”として演じていることに注目した。舞台では終始スザンナとして振る舞っていた。この当たり前のことができる歌手はとても貴重だ。
 今回のリサイタルの演目は、前半はこれまで演じてきたオペラから、後半ではドイツリートを披露する。
 馴染みがない会場だが、新宿湘南ラインで大宮から一駅、都心から50分前後だ。
http://www.plazanorth.jp/access/
全自由席 一般3,000円、学生(大学生以下)1,500円
※学生チケットのご購入には学生証のご提示が必要です。
主催・申込み:グルッポ・フィオーレ 
Fax:048-687-0495
問い合わせ:
090-9145-9540(武田)
Mail:ciyo_takeda@t.vodafone.ne.jp
http://chiyo-takeda.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-14dd.html
後援:公益財団法人東京二期会、埼玉オペラ協会
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月21日 (土)

飯守泰次郎/ブルックナー・ツィクルス第1回
東京シティ・フィル第259回定期演奏会

5/16
(水)pm7:00
東京オペラシティコンサートホール

pm6:15から飯守泰次郎のプレ・コンサート・トーク

モーツァルト / ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ブルックナー / 交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」

指揮/飯守泰次郎
ヴァイオリン/ジェニファー・ギルバート
ヴィオラ/ハーヴィー・デ・スーザ120516


 今春、桂冠名誉指揮者の座についた飯守マエストロのブルックナー・チクルスがスタートする。
 新ツィクルスのスタートだからなのか、その前座に据えられているのは、何とモーツァルトの二重協奏交響曲。ヴァイオリンのジェニファー・ギルバートは、ニューヨーク・フィルの音楽監督アラン・ギルバートの妹さん。彼女は滅多に名演奏に出会えないシベリウスのヴァイオリン協奏曲で、いま私の4指に入るヴァイオリン奏者だ(ちなみに他の3人は小林美恵、ラクリン、クレーメル)。
 で、その彼女が今回共演するヴィオラのハーヴィー・デ・スーザは彼女の夫君。お二人のプロフィールはこのURLで御覧いただくとして、ま、これ以上は望めないデュオでしょう。息の合った共演を期待しています!
http://www.cityphil.jp/about/259.html
 さて、メインディッシュに取りかかろう。新しいポストに就いた飯守が、最初に選んだプログラムは、ブルックナーの交響曲ツィクルス。飯守が心から敬愛するブルックナー。“1曲1曲じっくりと取り組みたい”と、1年に1曲ずつ、4番、5番、7番、8番、9番を取り上げていくという。
 今回、飯守がこだわったのは、スコアの選択だ。「ロマンティック」を演奏するに当たって、彼が選んだのは《ハース版》。その訳は、
「ハース版はノヴァーク版に比べて指示が少なく、指揮者の解釈の幅が広がるから」だという。昨年度のチャイコフスキー交響曲シリーズで証明されたように、今まさに円熟のときを迎えた飯守が、絶対の信頼を置いている東京シティ・フィルと創り上げるからには、“これまでにないブルックナーになる”だろうという期待だ。
…私事で恐縮だが…数年前、大町/東フィルで実はブルックナーを初めて意識して聴いた。トロンボーンをはじめとるす管楽器群が指揮者などそっちのけで吠えまくり、フォルテとフォルテッシモしかない耳をつんざく怒濤の繰り返し。湘南海岸で育った子供の頃の台風の岸壁を思い出した。このとき、目はつぶれば見えなくなるが、耳は覆っても聞こえてくることに気づいた。以来、ブルックナーと大町某のアレルギーは、つい最近まで続いた。
 今回は、私にとって文字通り“仕切り直し”のブルックナーなのだ。
 その任を負ったマエストロ飯守。彼の“オーケストラル・オペラ”による《ニーベルングの指環》は私にとってワーグナー“開眼”だった。ワーグナーの《リング》が東京シティ・フィルの第一最盛期だとすると、宮本監督との両輪で、第二最盛期を迎える…正夢になって欲しい。
 本公演に先立って4/24(火)PM7:00、ティアラこうとう大会議室で飯守マエストロの“ブルックナー・レクチャー”(1,000円)が予定されている。この5/16定期公演を聴かれる方には無料招待とのことだが、第4番について、また今回使用する楽譜のハース版についてなど、毎回プレ・トークで司会する岩野裕一をゲストに迎える。
http://www.cityphil.jp/concert/c2012/s20120516.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月20日 (金)

土屋美寧子ピアノリサイタル
~先達へのオマージュ~
“Homage to precursors”

5/25
(金)pm7:00
東京文化会館小ホール

モーツァルト:グルックの歌劇「メッカの巡礼」から
   
「我ら愚かな民の思うは」による10の変奏曲 ト長調 K.455
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24
武満 徹:雨の樹素描
Ⅱ―オリヴィエ・メシアンの追憶に
ラヴェル:クープランの墓

120525_2
 夫君のヴァイオリニスト和波たかよし氏とのデュオ活動に忙しい土屋さんも、2年に一度だけ御自身のリサイタルを開催する。毎回しっかりとしたコンセプトのもとにテーマが決まる。今回は“先達へのオマージュ”と称して、選曲の経緯を語っておられる。
…今回のプログラム前半は変奏曲です。天才の手で、先輩作曲家のシンプルなアリアが魅力的な姿に変奏され、ひいてはモーツァルトではチャーミングなオペラの世界が、またブラームスでは重厚なシンフォニーの世界が広がってゆく素晴らしさを聴いていただきたいと思います。
 後半は、武満徹がチェレスタのような澄んだ響きで、敬愛していたフランスの作曲家メシアンを追憶する小品。そして戦争で失った友人たちのポートレートをフランス古典組曲の形式で描いたラヴェルの組曲です。
 2011年は、身近にあった命が、またこれまで培ってきたさまざまなものが一瞬にして消滅するショックを味わった年でした。先達への尊敬と愛情がこもったこれらの作品を味わい、それぞれの作曲家が見せてくれる個性あふれる新たな領域に触れて、今、生きていられることに感謝するとともに、さまざまな困難のある現状を超えてゆく力が、音楽によって授かるような一夜を皆様と共に過ごせたら幸せです。
 土屋さんのプロフィールは、
http://www.music-wanami.com/profile/tsuchiya.html
公演の詳細・申込みは下記へ。
全自由席 ¥4,000
ミリオンコンサート協会 : Tel:03-3501-5638
http://www.millionconcert.co.jp/monthly2.html#_5
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。
☆5/18(金)11:30~12:30 名古屋・宗次ホール
ランチタイム名曲コンサート

ブラームスとラヴェルを演奏します。
全自由席¥1000
お問合せ:宗次ホールチケットセンターTel:052-265-1718

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2012年4月19日 (木)

名チェリスト、メネセスが都響と共演
定期演奏会第735回Aシリーズ

5/21
(月)PM7:00
東京文化会館

指揮:イオン・マリン
チェロ:アントニオ・メネセス

ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調
フランク:交響曲 ニ短調120521a


 5月のA定期は、一昨年10月に都響と共演し「スーパー・コーラス・トーキョー」の発足公演で迫力あるヴェルディの《レクイエム》を聴かせ、ウィーン国立歌劇場の来日公演やN響との共演など徐々に知名度を挙げているイオン・マリンが振る。1960年ルーマニア生まれの中堅だが、1986年、ルーマニアから亡命し、オーストリア国籍を取得。現在、スイスのルガーノに住んでいる。
 ルーマニア、ブカレストの名門ジョルジュ・エネスコ音楽院で、作曲、指揮、ピアノを学んだ後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院およびシエナのキジアーナ音楽院に進んだ。
 最初の主要なポストは1986~91年、クラウディオ・アバドの音楽監督時代、ウィーン国立歌劇場の常任指揮者就任だ。その間、モーツァルトからアルバン・ベルクに至る幅広いレパートリーのオペラを数多く手がけ、94年以降、オペラ指揮者として、世界的な活躍をする。ベルリン・ドイツ・オペラ、ハンブルク国立歌劇場、パリ・オペラ座、フェニーチェ歌劇場、ドレスデン国立歌劇場、チューリヒ歌劇場を含むほとんどすべての主要なオペラハウスで指揮し、最近では、ミラノ・スカラ座(マスネ/マノン)、サンフランシスコ・オペラ(プッチーニ/ラ・ロンディネ)、バイエルン国立歌劇場(マスネ/ウェルテル)に登場している。
 シンフォニー指揮者としても幅広く活躍していて、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団など一流楽団との共演を果たしてきた成長株。
 今回は、初めて聴くワーグナーの歌劇《リエンツィ》序曲、トリはフランクの交響曲。そして、ブラジル出身の名チェリスト、アントニオ・メネセスの共演を得てシューマンの協奏曲を聴く。
 メネセスは、この夏55歳。中堅が今や巨匠の域に…。ブラジル・レシフェ生まれ。リオデジャネイロ歌劇場の首席ホルン奏者であった父親の勧めで10歳からチェロを始め、14歳でリオデジャネイロの交響楽団に入団し、16歳の時、南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会い、彼に師事するため渡独。デュッセルドルフのロベルト・シューマン大学、シュトゥットガルト音楽演劇大学でヤニグロの指導を受ける。1977年ミュンヘン国際音楽コンクール、82年チャイコフスキー国際コンクールで優勝…。その後の輝かしい活躍はウィキペディアなどでご覧いただけます。
 日本ではまだ未知数の指揮者と名チェロ奏者メネセスとの共演に期待しよう。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3557
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月18日 (水)

小泉/都響のブラームス&ラヴェル
定期演奏会 第734回Bシリーズ

5/14
(月)pm7:00
サントリーホール

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調
ラヴェル《ダフニスとクロエ》第1/第2組曲

120514_2指揮:小泉和裕
ピアノ:アンドレア・ルケシーニ

 
G.Wさなかの子供の日、ラ・フォル・ジュルネでマチネ2公演と大活躍の都響レジデント・コンダクター小泉和裕がサントリーホールのB定期に登場する。
 前半の聴きものはブラームスのピアノ協奏曲第1番。当初2台ピアノのためのソナタとして構想したが、後に交響曲へと模索した末、最後に辿り着いたのがピアノ協奏曲。「作曲1854-58年」いうから最初の交響曲に取り組む前年からという苦心の作だ。それまでのピアノ・コンチェルトとは桁違いに緻密な内容でスケールも大きく、ピアニストには管弦楽と対抗する力強いタッチが要求される。
 今回ソリストに起用されたアンドレア・ルケシーニは1965年イタリア生まれの中堅。シノーポリ、アバド、シャイーらと共演を重ねてきた実力派だけに、“骨太で男性的なブラームス像”が期待でるという。
 後半は、ラヴェルの《ダフニスとクロエ》から第1組曲と第2組曲。ロシア・バレエ団のために書かれたバレエ音楽で、オーケストレーションの達人といわれるラベルの真骨頂。“進境著しいマエストロ小泉の棒”が都響からどれほど多彩な響きを引き出すのか、興味は尽きない。
 小泉人気に演目も重なってか…お求めはお早めに。
チケット申込みは、こちらから。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/form/once.php?id=3570
公演詳細は下記のURLで御覧ください。
http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3570
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月 8日 (日)

東京ハルモニア室内オーケストラ
第44回定期演奏会

5/28
(月)pm7:00
東京文化会館小ホール

ヴァリオリン/ジェラール・プーレ
ピアノ/川島 余里

F.メンデルスゾーン:弦楽の為の交響曲 第4番 ハ短調
W.A.モーツァルト:ロンド ハ長調 KV.373
          アダージョ ホ長調 KV.261
A.ルーセル:シンフォニエッタ 作品52
F.メンデルスゾーン:
         ヴァイオリン、ピアノと弦楽の為の協奏曲 ニ短調


 東京ハルモニア室内オーケストラの前身は、東京アカデミカー室内オーケストラだ。1968年来、国内のみならずヨーロッパでも評価の高い秀れた室内合奏団として活動を続けていたが、創立以来の指揮者、浅妻文樹氏の逝去により1990年秋に現在の名称に改め、同年10月に第1回定期演奏会を開催した。これまで、ほとんどメンバーが変更することなく演奏活動を続けている。
120528 後任の指揮者には今村能氏、武藤英明氏らを迎えたが、「2004年以降は、室内楽を基盤とした室内オーケストラの創造的および質的向上を計る演奏会を開くことを目指して、ゲスト指揮者、あるいは指揮者無しで内外のソリストをお迎えして、演奏会を開催しております」
 メンバーは創立時から現在まで、東京藝術大学出身の弦楽器奏者で構成され、管楽器、打楽器など必要な時にはN響、都響、読響などの奏者が加わるのだそうだ。
 これまで、定期演奏会、特別演奏会、ラジオ、テレビ、更にレコーディングと、すでに380回を越す演奏実績を持ち、海外においても1974、1977、1980、1985、1989年の5回、ヨーロッパの著名な音楽祭に、また1988年には香港、2000年にはチェコにも招かれている。出演した音楽祭、これがまた凄い。「メニューヒン音楽祭(スイス)」「パリ夏の音楽祭(フランス)」「ルツェルン国際音楽祭(スイス)」「マントン国際音楽祭(フランス)」「へイズルメア音楽祭(イギリス)」をはじめ、約40カ所にのぼっている。また一流アーティストとの協演も多く、フルートのクリステイアン・ラルデ、ジェームズ・ゴールウェイ、ポーラ・ロビソン、パウル・マイゼン、ウィリアム・ベネット、アンドレアス・ブラウ、チェンバロのジョージ・マルコム、オーボエのローター・コッホ、トランペットのホーカン・ハーデンベルガー、ヴィオラのアタール・アラッド、クラリネットのベルトルート・バイヤー、ホルンのラドヴァン・ヴラトコヴィチ、ヴァイオリンのジョルジュ・パウク、オーギュスタン・デュメイ、チェロのアンナー・ビルスマはじめ多数にのぼり、いずれも絶賛を博している。また、2002年3月(社)日本芸能実演家団体協議会より永年の演奏活動に対して平成13年度芸能功労者表彰を授与された。
「定期演奏会の選曲は、弦楽合奏の編成の曲は多くはないので、毎回頭を悩ませているのですが、今回は、念願かなってプーレ氏と氏が最も信頼するピアニストの川島余里氏との共演が実現し、長年取り上げたいと願っていたメンデルスゾーンの‘ヴァイオリンとピアノと弦楽の為の協奏曲’を演奏できる運びとなりました。この曲はソロの部分がほとんどピアノとヴァイオリンの掛け合いとなっていますので、2人で1人のような演奏が求められ、そういう意味でも長年共演を重ねていらっしゃるお二方の出演が必須であるということで、お願いした次第です。フランスの至宝と言われるプーレ氏の音楽、美しい音色を皆様に堪能して頂きたいと思っております。併わせて氏のご好意により、モーツァルトの小品を2曲演奏していただきます。
 その他は、メンデルスゾーンの初期の弦楽の為の交響曲第4番、プーレ氏の故郷フランスの作曲家、ルーセルのシンフォニエッタを併わせて演奏いたします。この曲は我々がフランスの音楽祭で何回も演奏した思い出深い曲の1つです」と主催者。
 名匠プーレ氏のコンチェルトが聴ける得がたい公演だ。
全指定4000円
チケット予約 東京文化会館チケットサービス Tel:03-5685-0650
主催・問合せ:東京ハルモニア室内オーケストラ 090-1260-2934
http://tokyoharmonia.fc2web.com/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月 6日 (金)

摩寿意 英子 ハープ サイタル
Masui,Eiko Harp Recital
シングルダブルアクションそして箜篌kugo
~悠久の音色 雅やかな竪琴たち~

5/19(土)pm2:00
十字屋ホール


シングルアクションハープによる演奏
(ナーデルマン製・パリ・1760年代オリジナル)
 メイヤー:ソナタ(ファンタジー・ラルゲットと変奏曲)
 クルムフォルツ:アリアと変奏曲
 デュセック:ソナタ
正倉院に残る復元箜篌による演奏
 番假崇 (ばんかそう) ~正倉院に残る天平琵琶譜~
ダブルアクションハープによる演奏
(Wurlitzerウーリッツァー製・アメリカ・1920年代)
120519 アッセルマン:泉
 ピエルネ:即興奇想曲 その他

 凄いハーピストがいるもんだ。現代のグランドハープと260年前のシングルアクションハープ、この二つを一つの演奏会で奏でることができるハーピストがおられるとは。弦の張力が数倍違うから、一般にはシングルアクションからグランドハープへの移行は、不可能とさえいわれている。「その困難に敢えて挑戦する、世界でも例をみないコンサート、とでも申し上げましょうか…」と、摩寿意さん。
Naderman_2 今回演奏に使われるのは「ナーデルマン製シングルアクションハープ」で、ジャン=アンリ・ナーデルマン(Jean=Henri Naderman/1735~1799)が1760年代にパリで製作したもの。彼は王妃マリー・アントワネットの専属ハープ製作家として知られる。
 そのうえ今回は“正倉院に残る復元箜篌(くご)による演奏”まである。 摩寿意さん曰く「箜篌は、エジプトやアッシリアのシンプルなハープが、シルクロードを渡り中国を経て奈良に辿り着いた、いにしえの楽器。正倉院に二張り残っています。私が所有しているのは勿論復元です」
Kugo ボートの形に桐をくりぬき、23本の絹糸を張ったもので、全長180cmもある。西暦752年の奈良の大仏開眼会でも演奏されたとか。古代中国では「箜篌」や「笙」が天の鳳凰を、「筝」は地の龍を、「笛」は地と天を結ぶ龍を表象したという。    
 今回演奏の「番假崇」副題・黄鐘「一乗摩耶行」は、元宮内庁の芝葛盛氏により1938年に正倉院で発見された。天平19年(西暦747年)の日付けのある「写経料紙納収入帳」の裏面に記されていたもので、この日付け以前に作曲された、最古の四弦琵琶譜だ。
 摩寿意英子(Eiko Masui)さんのプロフィールは、HPに詳しい。
http://www.shira-fuji.com/regina/
 7才からピアノを始めるが、東京芸大では日本画科を専攻。卒業後に絵筆をハープに持ちかえる。ヨセフ・モルナール、桑島すみれの各氏に師事。イタリア政府給費留学生として渡伊。ローマの国立サンタ・チェチーリア音楽院を最優秀の成績で卒業。アルベルタ・スリアーニ(ローマ)、ジャクリーヌ・ボロー(パリ)の各氏に師事。帰国後、芸大ハープ科大学院修了し、日比谷公会堂でのタィユフェールのコンチェルトを日本初演国内及びヨーロッパで、ソロや室内楽の分野で演奏活動。イタリア国営放送収録。フルートのM.ラリューや、ソプラノのCh.de ロスチャイルドなど海外の一流演奏家とも共演。**東京でも数多くのソロリサイタルを開催し好評を博す。サントリー音楽財団のコンサートで新作初演多数。レクチャーコンサート等で正倉院の復元楽器、箜篌その他、数種類の復元ハープを演奏している。
 絵画とのコラボレーションとして大原美術館(倉敷)、平山郁夫美術館(広島)、ポンペイ展(大阪)、モネ展(東京)、ルノワールの夕べ(**東京)、リサイタル印象派(東京)等で新しい試みを行っているのは彼女ならでは。
 CDに「恋の鶯」「月の光に魅せられて」「クルムフォルツ作曲・ハープの為のソナタ作品8」(初版をナーデルマンハープにより世界初収録)な どがある。現在、神戸女学院大学非常勤講師、日本ハープ協会理事。
http://fweb.midi.co.jp/~rintaro/eiko/main.php3
主催:十字屋ホール TEL:03-3561-5250 FAX:03-3561-0673
http://www.jujiya.co.jp
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

   

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2012年4月 3日 (火)

大谷康子ヴァイオリン・リサイタル
5/12
(土)pm6:00
サントリーホール

“無伴奏ヴァイオリン曲の最高峰、
バッハのシャコンヌを中心に古典から新作まで、
幅広いプログラムでお楽しみ下さい!”

クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op. 18
J.S. バッハ:シャコンヌ
      
(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調BWV1004より)
藤井一興:森の反映(委嘱作品 世界初演)
グラズノフ(クライスラー編曲):スペインのセレナーデ 作品20-2
グラナドス(クライスラー編曲):スペイン舞曲集 作品37より
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz56
ラヴェル:ツィガーヌ120512vn_4

 
 東京交響楽団のソロ・コンサートマスター大谷康子がバッハの「シャコンヌ」を中心に据えたリサイタルを行う。
「昨年の震災で多くのことを考えました。生と死を身近に感じ、自分が生かされていることに感謝する気持ちでいっぱいになったのです…感謝、祈り、希望をあらわすためにはバッハの“シャコンヌ”意外に考えられなかった」という。そして演目について語っている…。
 一夜のリサイタルをフルコースの料理に見立てました。メイン・ディッシュは後半の頭に据えます。まずオードブルに今年没後50年の‘クライスラーの小曲’を楽しく聴いていただき、休憩前に‘R.シュトラウスのソナタ’、これはオーケストラ曲で多くを経験して作品への理解度が深くなったと思えるからです。
 休憩後の主菜、‘シャコンヌ’は学生のときにシェリング来日記念コンクールで演奏した思いで深い作品で、精神性の高い曲です。その後に、お口直しのシャーベットのような曲をと委嘱した、共演の藤井さんの新曲‘森の反映’。次いでさまざまな形の舞曲を並べ、締めはラベルの‘ツィガーヌ’です。
「被災地に救援チームなどを派遣してくださった方々に今回も音楽でお礼をいいたいのです。…一人でも多くの方々にクラシックを身近に感じていただきたいのです」
 彼女の座右の銘は、井上ひさしの「難しいものをやさしく、優しいものを深く、深いものを楽しく」だという。
(…このサイトの巻頭「音楽のガクは学問の学にあらず、‘音を楽しむ’の楽」も御覧ください!)
申込み:ジャパン・アーツぴあ Tel:03-5774-3040
一般料金 S\5,000 A\4,000 B\3,000 C\2,000
http://www.yasukoohtani.com/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。
閑話休題。
 私事ですが、3月下旬、92歳の叔父の弔いで相馬へ出向き、JR常磐線は未だ開通の目途が立っておらず、東京から5時間以上を要することを知りました。南は東電の原発事故で、北は線路が太平洋岸沿いを走っているので壊滅状態。大震災で難を逃れた叔父だったが、25日に天真爛漫のまま天寿全う。葬儀は位牌も読経もない無宗教。その通夜も告別式も、BGMはバッハのチェンバロ曲でした。

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2012年4月 2日 (月)

公演迫る宮本文昭 音楽監督就任披露
東京シティ・フィル第258回定期公演

4/18(水)・東京オペラシティコンサートホール

 オススメ公演として既に3/9に配信している公演だ。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-db11.html
オーボエ奏者から華麗な転身…2007年3月31日、オーボエ奏者としての40年の演奏活動にピリオドを打ち、指揮者へ…。
…思い出すのは、先月90歳で逝ってしまった、ヴァイオリン奏者から指揮者に転身したボッセ。新日フィルのベ-トーヴェン・シリーズに取り組んでいた10年ほど前、インタビューに答えて「僕はヴァイオリン奏者としてはそれなりにキャリアを積んでいるけれど、指揮者としては新人なんです」、そのナイーブな人柄に感銘した。指揮する舞台の彼の正面、オーボエの首席に座っていたのは青山聖樹。二人は糸で繋がっているのかと見まがうほど一心同体。なるほど、オーボエの首席が第2のコンマスといわれるのはこのことか…で、またしても感銘!
 宮本文昭は1949年東京に生まれ、18才でドイツにオーボエ留学し、フランクフルト放送響、ケルン放送響、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管などの首席オーボエ奏者を歴任し、超絶的技巧をもつ世界的名手…、そう、彼は長年サイトウ・キネンで小澤征爾の正面に座っていた。「小澤のそっくりさん…」と揶揄する輩がいるが、▽▽や○○など他の誰より小澤でよかった、と私は思う。
 それに、宮本がドイツで師事したヴィンシャーマン。彼が率いるバッハ・ゾリステンの来日公演で、私は初めてバッハがスウィングすることを知った。忘れもしない77年秋のことだ。その直後に大阪に転勤、浪速のヴィンシャーマンこと延原武春に出会うことになった。
後にジャック・ルーシェ・トリオを聴くようになったのも、このヴィンシャーマンがご縁だ。

“CDデビュー”1
その1:《ザ・デビュー》
 マエストロ宮本は今月、音楽監督就任披露と相成った訳だが、実は先月、ひと足先に“CDデビュー”を果たしている。率いるのは創立22年になろうという、プロの吹奏楽団として屈指の実力と人気を誇るシエナ・ウインド・オーケストラ。題して《ザ・デビュー》。
 キャッチコピーに、こうある。…「ザ・デビュー!」の名にふさわしい垂涎の1枚。収録曲は言わずと知れたブラス人気曲ばかり。シエナ・ウインド・オーケストラから紡ぎだされる極上のカンタービレ、パッション溢れるブリリアンテはまさに宮本&シエナならでは。絶品のマリアージュ。ブラスアンサンブル、ここに極まれり ! 絢爛・官能・昇華 指揮者・宮本文昭、堂々のデビュー まさに手に汗握り、心ふるえるブラスの一大絵巻!…収録曲は、HPでご覧ください…というのも、もう一つお話しがあるのです。
http://miyamotofumiaki.com/maps/

その2:
宮本文昭&オーケストラMAP'S 
アイネ・クライネ・ナハトムジーク

2s_2セレナード 第13番 ト長調 K.525 
  「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ディヴェルティメント
ニ長調 K.136
ディヴェルティメント 変ロ長調
K.137
ディヴェルティメント ヘ長調 K.138

 オーケストラMAP'Sは、荘厳華麗で質実剛健、宮本文昭と仲間たちが一体となって取り組む弦楽アンサンブルを基本構成とする室内オーケストラ。2007年12月、宮本文昭がプランナーをつとめるJTアートホール室内楽シリーズの中で、宮本が新たな活動の核に据える音楽プロジェクトとして誕生。コンサートマスターに矢部達哉を迎え、各弦楽器セクションの首席には、宮本文昭が信頼を置くスペシャリストたちが勢揃い。
 それもさることながら、私は今回の演目に注目したい。何故って、最初に聴いたモーツァルトが、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。EPレコードでB面がディヴェルティメント ニ長調 K.136だったのだ。忘れもしないカール・ミュンヒンガー(1915.5.29-90.3.13)が45年に創設したシュトゥットガルト室内管弦楽団。端正な演奏だった。言いたいのは、宮本指揮MAP'Sの演奏が、50数年前に十代の私が初めて聴いたモーツァルトの音色を呼び覚ましたということだ。特に2曲目のK.136が鳴りだした時、ふつふつと(いま流に言うと)“解凍”されたのだった。
 この「アイネ・クライネ…」はyoutubeで聴くことが出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=hzYqcPty2s4
 今回、就任披露で演奏されるモーツァルトはピアノ協奏曲第27番だ。これはモーツァルトの白鳥の歌だと思う。定時に帰れない仕事に就いたので音楽会に行かれない人生、おきまりのオーディオ・ファンとなって、小遣いをはたいて買い続けたのがこの27番。国内新譜のLPレコードは全てゲット。なかでも、グルダのスタジオ録音と公演のライブは両極。整然としたスタジオ演奏だが、VIPが聴きに来ているコンサートホールでは華麗な装飾音符で大サービス、これにはビックリしたものだ。とても同じ奏者とは思えない。
 というわけで、披露コンサートの小山実稚恵の演奏が楽しみだ。3/6の宮本・都響の調布公演はベートーヴェンの「皇帝」で、アンコールに弾いたのは何と「エリーゼのために」。プロが弾くこの曲を初めて聴いた。で、この曲がとびきり名曲だということを知りました。
http://www.cityphil.jp/concert/c2012/s20120418.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年4月 1日 (日)

佐藤久成 ヴァイオリン・リサイタル
~『ニーベルングの指輪』CD発売記念~

5/3
(木・祝)pm2:00
東京文化会館
 小ホール

ピアノ:田中良茂

ワーグナー(オンドジーチェク編):
  歌劇『さまよえるオランダ人』・「序曲」(*:日本初演)
ワーグナー(ジット編):
   楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』・「前奏曲」(*)
ネドバル:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 作品9
ワーグナー(ゲルトナー/佐藤久成編):
   楽劇『ニーベルングの指輪<神々の黄昏>』・「葬送行進曲」(*)
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
 

120503vn_2 “この世のものとは思えない雰囲気と色気…往年の巨匠のような濃厚な音色と節回し”と絶賛する宇野功芳のはしゃぎぶりも半端じゃないが、絶版楽譜数万点というコレクション。ただ集めて持っているだけではなく、リサイタルの度に次々と“本邦初演”をしてのけるヴァイオリニスト佐藤久成。今回も演目5曲のうち3曲に日本初演マークが付いている。以下はその彼のコメントだ。
 今年2012年は、日本でのリサイタル・デビュー10年になります。その記念リサイタルはオリジナル・ブランド3枚目のCD『ニーベルングの指輪』発売記念とあわせて、ゴールデンウィーク中の5月3日(木・祝)に開催します。
 オリジナル・レーベル「イヤーズ&イヤーズクラシックス」(YYC)を2010年に立ち上げ、「哀傷のラメント」と「トリスタンとイゾルデ」の2枚のアルバムをリリースしましたが、おかげさまで大好評。全国各地のたくさんの方々に手に取って聴いていただいております。今回は2年ぶりとなる、YYCレーベル第3弾「ニーベルングの指輪」(ワグネリアンによるトランスクリプション&パラフレーズ集)が5月にリリースされます。もちろん、貴重な世界初録音も多数含まれております。
 僕はライフワークとして、世界中で知られざる作品や埋もれた楽曲を発掘、数万曲におよぶ絶版楽譜を収集、それらの蘇演、録音、紹介を積極的に行っております。
 今回の演目は、19世紀ドイツの大作曲家リヒャルト・ワーグナーの楽劇からワーグナーと同時代に生きた往年のヴァイオリニストたちによる3つの貴重な編曲の日本初演、それに、1930年のクリスマス・イヴにクロアチアのザグレブで投身自殺という壮絶な人生を送った知られざるロマン派、ボヘミア出身のオスカル・ネドバルが1896年に作曲したロマン溢れる抒情的でドラマティックなロ短調のソナタ。そして、後期ドイツ・ロマン派の最後の巨匠リヒャルト・シュトラウスの芳醇で華やかなソナタ変ホ長調をお送りします。19世紀の濃厚なロマンを皆様と共有できることを楽しみにしております。
公式サイトhttp://www.hisayasato.com/main.html
前売り4,500円(当日5,000円)、学生3,000円
申込み:東京文化会館チケットサービス Tel:03-5685-0656
主催:レアアーツ音楽工房 http://www.geocities.jp/rareartsmusic/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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