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2012年4月 2日 (月)

公演迫る宮本文昭 音楽監督就任披露
東京シティ・フィル第258回定期公演

4/18(水)・東京オペラシティコンサートホール

 オススメ公演として既に3/9に配信している公演だ。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-db11.html
オーボエ奏者から華麗な転身…2007年3月31日、オーボエ奏者としての40年の演奏活動にピリオドを打ち、指揮者へ…。
…思い出すのは、先月90歳で逝ってしまった、ヴァイオリン奏者から指揮者に転身したボッセ。新日フィルのベ-トーヴェン・シリーズに取り組んでいた10年ほど前、インタビューに答えて「僕はヴァイオリン奏者としてはそれなりにキャリアを積んでいるけれど、指揮者としては新人なんです」、そのナイーブな人柄に感銘した。指揮する舞台の彼の正面、オーボエの首席に座っていたのは青山聖樹。二人は糸で繋がっているのかと見まがうほど一心同体。なるほど、オーボエの首席が第2のコンマスといわれるのはこのことか…で、またしても感銘!
 宮本文昭は1949年東京に生まれ、18才でドイツにオーボエ留学し、フランクフルト放送響、ケルン放送響、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管などの首席オーボエ奏者を歴任し、超絶的技巧をもつ世界的名手…、そう、彼は長年サイトウ・キネンで小澤征爾の正面に座っていた。「小澤のそっくりさん…」と揶揄する輩がいるが、▽▽や○○など他の誰より小澤でよかった、と私は思う。
 それに、宮本がドイツで師事したヴィンシャーマン。彼が率いるバッハ・ゾリステンの来日公演で、私は初めてバッハがスウィングすることを知った。忘れもしない77年秋のことだ。その直後に大阪に転勤、浪速のヴィンシャーマンこと延原武春に出会うことになった。
後にジャック・ルーシェ・トリオを聴くようになったのも、このヴィンシャーマンがご縁だ。

“CDデビュー”1
その1:《ザ・デビュー》
 マエストロ宮本は今月、音楽監督就任披露と相成った訳だが、実は先月、ひと足先に“CDデビュー”を果たしている。率いるのは創立22年になろうという、プロの吹奏楽団として屈指の実力と人気を誇るシエナ・ウインド・オーケストラ。題して《ザ・デビュー》。
 キャッチコピーに、こうある。…「ザ・デビュー!」の名にふさわしい垂涎の1枚。収録曲は言わずと知れたブラス人気曲ばかり。シエナ・ウインド・オーケストラから紡ぎだされる極上のカンタービレ、パッション溢れるブリリアンテはまさに宮本&シエナならでは。絶品のマリアージュ。ブラスアンサンブル、ここに極まれり ! 絢爛・官能・昇華 指揮者・宮本文昭、堂々のデビュー まさに手に汗握り、心ふるえるブラスの一大絵巻!…収録曲は、HPでご覧ください…というのも、もう一つお話しがあるのです。
http://miyamotofumiaki.com/maps/

その2:
宮本文昭&オーケストラMAP'S 
アイネ・クライネ・ナハトムジーク

2s_2セレナード 第13番 ト長調 K.525 
  「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ディヴェルティメント
ニ長調 K.136
ディヴェルティメント 変ロ長調
K.137
ディヴェルティメント ヘ長調 K.138

 オーケストラMAP'Sは、荘厳華麗で質実剛健、宮本文昭と仲間たちが一体となって取り組む弦楽アンサンブルを基本構成とする室内オーケストラ。2007年12月、宮本文昭がプランナーをつとめるJTアートホール室内楽シリーズの中で、宮本が新たな活動の核に据える音楽プロジェクトとして誕生。コンサートマスターに矢部達哉を迎え、各弦楽器セクションの首席には、宮本文昭が信頼を置くスペシャリストたちが勢揃い。
 それもさることながら、私は今回の演目に注目したい。何故って、最初に聴いたモーツァルトが、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。EPレコードでB面がディヴェルティメント ニ長調 K.136だったのだ。忘れもしないカール・ミュンヒンガー(1915.5.29-90.3.13)が45年に創設したシュトゥットガルト室内管弦楽団。端正な演奏だった。言いたいのは、宮本指揮MAP'Sの演奏が、50数年前に十代の私が初めて聴いたモーツァルトの音色を呼び覚ましたということだ。特に2曲目のK.136が鳴りだした時、ふつふつと(いま流に言うと)“解凍”されたのだった。
 この「アイネ・クライネ…」はyoutubeで聴くことが出来ます。
http://www.youtube.com/watch?v=hzYqcPty2s4
 今回、就任披露で演奏されるモーツァルトはピアノ協奏曲第27番だ。これはモーツァルトの白鳥の歌だと思う。定時に帰れない仕事に就いたので音楽会に行かれない人生、おきまりのオーディオ・ファンとなって、小遣いをはたいて買い続けたのがこの27番。国内新譜のLPレコードは全てゲット。なかでも、グルダのスタジオ録音と公演のライブは両極。整然としたスタジオ演奏だが、VIPが聴きに来ているコンサートホールでは華麗な装飾音符で大サービス、これにはビックリしたものだ。とても同じ奏者とは思えない。
 というわけで、披露コンサートの小山実稚恵の演奏が楽しみだ。3/6の宮本・都響の調布公演はベートーヴェンの「皇帝」で、アンコールに弾いたのは何と「エリーゼのために」。プロが弾くこの曲を初めて聴いた。で、この曲がとびきり名曲だということを知りました。
http://www.cityphil.jp/concert/c2012/s20120418.html
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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