無料ブログはココログ

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年8月31日 (金)

ヴィルトゥオーゾ横浜第12回演奏会
オレグ・クリサ氏を迎えて

音楽を愛する音楽家たちが、横浜を愛する人々へ語りかける
9/2(日)pm2:00
横浜みなとみらい 小ホール

弦楽合奏:ヴィルトゥオーゾ横浜
ヴァイオリン独奏:オレグ・クリサ

J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番
渡辺俊幸:ヴィルトォーゾ横浜委嘱作品(新作初演)
シュニトケ:コンチェルト・グロッソ第3番
ほか

120902 今回は、ヴィルトゥオーゾ横浜の創立10年と盟友オレグ・クリサ氏70歳、“記念”が二つ重なった。古今の名曲バッハのブランデンブルク協奏曲に始まり、クリサ氏の益々円熟味を増した演奏でシュニトケの作品を、加えて昨年、日本レコード大賞編曲賞を受賞し、数々の著名な作品を世界に発信し続けている作曲家渡辺俊幸氏の委嘱、新作初演も聞きどころだ。
 ヴィルトゥオーゾ横浜は2003年、横浜を本拠とする弦楽合奏団として誕生した。日本屈指のヴァイオリニスト水野佐知香をコンサートマスターに、それぞれがソリストもしくは主要オーケストラのトップ奏者で構成されている。それが“ヴィルトゥオーゾ横浜”を戴く所以だ。客演にはオイストラフの愛弟子オレグ・クリサ氏を初め優れたソリストとの共演も多い。
 結成後の定期公演を始め各地の演奏会では根強いファンに育まれ、評価は定着しつつある。“何事も足かけ十年”…なのである。「横浜から世界に向けて発信する弦楽合奏団」として、今後の活動が期待されている。
全席指定4,000円
申込み:ホールチケットセンター Tel:045-682-2000
(ホール友の会員:10%引き)
主催:ヴィルトゥオーゾ横浜

協力:横浜みなとみらいホール
http://www.yaf.or.jp/mmh/cooperate/2012/09/post-42.php
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

.

.

2012年8月30日 (木)

白石光隆 ピアノリサイタルvol.25
第25回記念~三大B~

9/12(水)PM7:00
東京文化会館小ホール

J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調BWV826
L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ第7番 ニ長調 op.10-3
J.ブラームス:ピアノソナタ第3番 へ短調 op.5

120912 1年間の活動の集大成として、毎年定期的に東京で開催しているソロリサイタルが25回を数える白石光隆。意欲的なプログラムとさわやかなステージも魅力な、数少ない実力派だ。第25回の記念公演に際して、コメントが届いた。
「毎年秋に開催してまいりました東京文化会館小ホールでのリサイタルが、25回目を迎え、何か節目のようなものも感じ、プログラムをバッハ、ベートーヴェン、ブラームスの、いわゆる3大Bで組んでみました。これまでも様々な作曲家にチャレンジし、それらの作曲家の作品に大きな魅力を感じてきましたが、この3人は学生時代から今までの活動の中で、要所要所で布石となって現れ、多くのアイデアを浮かび上がらせてくれたように思います。それぞれの作品のスタイル、情熱、ユーモアなどを体感し、新たな発見を共有できる時となればと思います」
 白石光隆さんは、東京藝術大学附属高等学校を経て、東京藝術大学、同大学院を修了。1989年ジュリアード音楽院へ進む。1990年ジーナ・バッカウアー国際奨学金コンクール入賞。1991年学内におけるコンチェルト・コンペティションで優勝し、リンカーンセンターでジュリアード・オーケストラと協演。1992年帰国。
 1994年第63回日本音楽コンクール声楽部門で、優れた日本歌曲の演奏に贈られる木下賞(共演)受賞…に始まるその後の活動は、以下のHPでご覧いただけます。
http://www.proarte.co.jp/japanese/2011jpn-artist/piano/post-6.php
 CDは『レグルス回路』、『109』、『大指揮者のピアノ曲』、『作曲家ムラヴィンスキー』、『ベートーヴェン ピアノソナタ集Vol.1&2』、『成田為三ピアノ曲全集』(文化庁芸術祭レコード部門優秀賞・2007)はいずれも好評で、『ピアノによるルロイ・アンダーソン』は、アンダーソン遺族より賞賛を受けている。今月「サティ作品集 I & II 」をリリースした。
全席自由4,000円
問合せ : プロアルテムジケ Tel:03-3943-6677
http://www.proarte.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=800
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

音楽劇『KAIDAN-氷の岩-』 
Show劇場シリーズ 第5話
9/15(土)pm1:30・pm6:00
昼夜2公演
江東区深川江戸資料館 小劇場

半蔵門線 清澄白川駅・徒歩5分
http://www.kcf.or.jp/fukagawa/map.html

 オペラ界から飛び出した異色のエンターテイナー集団Show劇場メンバーが、桜田作品第五弾『KAIDAN-氷の岩-』に挑む。
…雪女の伝説は終わっていなかった。
  愛するとは、ココロとは何か…。

 
 日本に帰化した作家小泉八雲など、江戸の怪談話をもとに、桜田ゆみが書き下ろした、新ゴースト・ファンタジー(怪談?)。死してなお念う、美しき幽霊たちの愛の形と、幽霊を愛した男たちの断末魔。「怪談にはtruth(真理)がある」と語る、八雲の心に迫る。
 本格的なクラシック音楽からタンゴ、ポップスまで、音楽劇ならではの劇中生演奏は、ノルトグレン「怪談のバラード」、ピアソラ「リベル・タンゴ」、現代日本作曲家の青島広志「猫」、それにピンクレディー、布施明、岩崎宏美の楽曲など、奇怪な調べが大集結。
残暑の宵、観客をミステリアスな世界へ誘う…。
「新幽霊ファンタジーを創りました。殺人事件から始まり、雪女、むじな、牡丹灯籠、耳なし芳一、勢揃いします。わたしは殺陣と舞、それにタンゴをピアノで弾きます」と桜田さん。
 前回の“幼馴染みのサッちゃんとツトム君が江戸時代にワープ”も、奇想天外な展開だったが、今回は、それに輪をかて一見ハチャメチャ、だが漁師が投網を打って絡め取るがごとく…それぞれが収まるところに収まっていく…彼女の腕の見せどころが見ものだ。

曲目
耳なし芳一、雪女、ムジナ、ろくろ首(ノルトグレン)
雪女、いたち(團伊玖磨)、サルビア(中田喜直)
ミイラ、猫、ほねとかわのおんながいた、白い妖精(青島広志)
愛の讃歌(モノ)、忘れな草(クルティス)
リベル・タンゴ(ピアソラ)、無伴奏チェロ組曲(カサド)
赤いかんざし、かごかき(貴志康一)
白き手に、消えてあとなき(藤井清水)死と炎(大中恩)
ほか

120915kaidanCast
鬼火姫:桜田ゆみ
尼僧・天子:三崎今日子
お雪(雪女):岩崎由美恵
お六(ろくろ首):田辺いづみ
お亀(むじな):坂野由美子
お露(牡丹灯籠):北條聖子
お米(牡丹灯籠):鐵 京子
巳之吉:熊坂正実
萩原新之丞:古澤利人
落武者:劉毅(劇団俳優座)
小泉八雲:島田道生
小泉セツ:武井直美

弥次・供蔵:安田隼人
喜多・耳なし芳一:山口宏一
女形の佑助:山下千夏
おしの・猫:篠原彬子 
おまつ・猫:松尾加奈子
木霊:山口純加 白鳥愛実(子役)

ピアノ:篠原栄子 
ヴァイオリン:副島聖代
チェロ:町田妙子

Staff
作・演出:桜田ゆみ
音楽アドバイザー:青島広志
殺陣指導:劉毅(劇団俳優座)
舞台監督:佐野拓世

大人4,000円 子ども(小学生まで)2,000円
予約・問合せ:桜田オフィス Tel/fax:042-306-0723
yumi1201enchanted@yahoo.co.jp
fax、メールでご予約の際は、氏名、昼/夜、予約枚数をご記入下さい。
ご連絡は直接、桜田オフィスまでお願いします。昼の部は残席わずかです。

http://sakurada-yumi.com/ (ホームページからもご予約できます)
http://www.chamber-opera.jp/cgi-bin/concert.cgi?page=detail&id=271
主催:東京室内歌劇場
協力:劇団俳優座
後援:小泉八雲記念館
協賛・桜田オフィス
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

.

2012年8月29日 (水)

インバル/都響 芸劇リニューアル記念
新マーラー・ツィクルスⅠ 
9/15(土)pm2:00
東京芸術劇場コンサートホール

指揮:エリアフ・インバル
ピアノ:上原彩子
管弦楽:東京都交響楽団

L.V.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19
G.マーラー 交響曲第1番 ニ長調 「巨人」
120915

 現代最高のマーラー指揮者、インバルによる至高のマーラー交響曲ツィクルスいよいよ始動!
 今を遡ること25年前、インバルはマーラー指揮者としての名声を不動のものとした。日本コロムビアによるフランクフルト放送響のマーラー交響曲全集は、我が国にマーラーブームを巻き起こした。80年代の象徴的なレコーディングだった。
 当、池袋・芸劇が1990年のオープニングで主催したシノーポリとフィルハーモニア管弦楽団によるマーラーチクルスは、そのブームといえる流れの中でも特に印象的な演奏会としてファンの記憶に強く残っている。
 そして、今年2012年。開館から20年以上経過し1年半の工事休館を経て、リニューアルオープンした新装“芸劇”を舞台に、現代最高のマーラー指揮者インバルと東京都交響楽団による至高の“新マーラー・ツィクルス”は、この公演でスタートする。
 ここで忘れてはならないのが上原彩子を擁してのベートーヴェンの第2番。本来前座に据えるような演目ではない。彼女は、ちょうど10年前の第12回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で、日本人として初めて、かつ女性として世界で初めての優勝を果たし、クラシック音楽界のみならず各方面で話題を呼んだ。また、音大に学も卒業していないという、日本人ピアニストとしては異色の経歴。くれぐれも遅刻などなさらないよう!
 
 
 
 
S:6,500 A:5,500 B:4,000 C:3,000 D:2,000
東京芸術劇場ボックスオフィス Tel:03-5391-3010
主催:東京芸術劇場 (公益財団法人東京都歴史文化財団)
http://www.geigeki.jp/
新マーラー・ツィクルス特設サイト
http://www.tmso.or.jp/j/special/mahler/
…東京芸術劇場リニューアル記念インバル/都響の“新マーラー・ツィクルス”は、9/15(土)以降、9/29(土)、10/28(日)、11/3(土・祝日)、2013年1/20日(日)の全5回です。
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

2012年8月26日 (日)

柏木俊夫生誕百年記念演奏会
9/8(土)pm2:00
東京文化会館小ホール

阿部早希子 ソプラノ独唱
安芸彊子 ピアノ伴奏
歌曲集
「中国歴朝関秀詩抄」(那珂秀穂訳)
「永遠の郷愁」(深尾須磨子)
「フィンランドの雨」(市河かよ子)

浦山純子 ピアノ独奏
ピアノ組曲
「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」

120908「柏木俊夫生誕百年を機に、戦中戦後の苦難の時代に壮年期を過ごした作曲家の作品に込めた想いを、次世代に伝承したい、ということに尽きます」とご子息の柏木成豪さん。
 柏木俊夫(1912-1994)は、作曲家、音楽理論家で、『和声 理論と実習』の共著者として知られる。東京音楽学校(東京藝術大学の前身)で、信時潔、クラウス・プリングスハイムらに師事した。イタリアのジェノヴァでの作曲コンクールにおける入賞歴がある。代表作にピアノ組曲「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」(1950年)があり、他には声楽曲が多い。
…今は自由に音楽を聞ける時代ですが、未だ歴史のないクラシック音楽に心を捧げた、当時の精神も感じてもらいたい。戦時中は、音楽家、特に作曲家は冷遇され、苦難の時代でした。私の父も、東京音楽学校の作曲科第一期生ながら、戦争ですべてを失い、疎開し、東京復帰後もピアノがなく、職場である都立上野高校の音楽室にあるピアノ(ブリュートナー:現在は旧奏楽堂1Fに展示されている)で作曲し、今回演奏される代表作「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」が生まれました。
 浦山純子さんは先月「奥の細道…」のリサイタルシリーズを完結し、CDをリリースしております。
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-c40a.html
 併せて今回は、戦中戦後の苦難の時代の作品を中心に、青年、壮年、熟年の作品を聞いていただきたいと企画しました。
 ソプラノの阿部早希子さんは、幼少の頃、柏木俊夫からピアノ即ち音楽の手ほどきを受け、藝大で声楽を学び、その後、イタリアに留学。現在もミラノに住み、欧州で活躍中の逸材です。
全席指定 4,000円
申込み:東京文化会館チケットサービス Tel:03-5689-0650
主催:柏木俊夫・生誕百年記念実行委員会 Tel:044-953-3819
http://okunohosomichi17.rakurakuhp.net/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

2012年8月24日 (金)

フランスの至宝プーレが奏でる
「モーツァルト」第7番と〈四季〉

9/6(木)pm7:00
東京文化会館小ホール

ヴァイオリン独奏:ジェラール・プーレ
指揮:アントニーン・キューネル
オーケストラ:ベルカント室内管弦楽団

モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲 第7番 ニ長調 K.271a
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集「調和と創意の試み」作品8.1-4〈四季〉

 先に配信した今年イチオシのヴァイオリン協奏曲の演奏会。
そのウリを、以下のキャッチコピーで紹介しました。
  プーレが挑む、滅多に聴けないモーツァルト第7番!
  彼のために作曲されたカデンツァ、日本初演 !!

 だが、チラシ裏面には、ヴィヴァルディの〈四季〉にも何か仕掛けがあると謳われています。気になっていたところ、当日配布される演目解説が届きました。
 
 先ずはモーツァルト第7番、次いでヴィヴァルディ〈四季〉です。

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第7番 ニ長調 K.271a

   自筆譜がないこの作品が本当にモーツァルトの作曲であるか?今日では音楽学の立場からは、真贋論争の結論は出ていませんが、検討に価する部分は多く、K.271aの他に「作者に疑義ある作品番号K.6 Anh.C.14.01」を持っております。多くの専門家・研究家の見解から、素材の一部はおそらくモーツァルト、19世紀の色々な奏者の手を経て、19世紀的アレンジ、補足が悪意なく入ってしまったというのが、正しいところではないでしょうか?
120906g ジェラール・プーレ氏は「第1楽章はモーツァルト、第2楽章はモーツァルトならば考えられない10度の跳躍音程や、ロマン派のような和音進行があり、明らかに他人の手が入っているのではないか?第3楽章は同じ主題を使った曲が存在することから、他人がこれを使って作曲したら盗作になるので、少なくとも主題は本人のものだろう」という見解を持っています。
  パリの音楽の伝統と深い絆で結ばれたプーレ氏がこの曲を演奏することは、次の点からも意義深いことです。
  この曲の原典のひとつはパリ国立図書館に存在し、モーツァルトのパリ滞在と関わりが有り、彼がパリ滞在中に書いたバレエ曲《レ・プティ・リアン》 K.299b(Anh.10)の中のガヴォットと類似しているのです。
  さらに、今日のコンサートでは「この第7番協奏曲の一部はモーツァルト作である」と積極的にみるロバート・レヴィン(Robert Levin 1947~)氏のカデンツァが弾かれます。
  ロバート・レヴィン氏が書いた、第1番から第5番のヴァイオリン協奏曲のカデンツァは既に出版されており、今日では国際コンクールでも公認され、広く取り入れられています。本日のカデンツァは、プーレ氏の依頼にレヴィン氏が快く応じて下さったもので、手書きのカデンツァには「私の友ジェラール・プーレ氏へ」と書き添えられています。日本で第7番のこのカデンツァを聴けるのは初めてのことでしょう。
「長年この第7番のヴァイオリン協奏曲を日本で弾きたいと思っていた」というプーレ氏の強い願望は、企画や協力に携わった方々、お越し下さった聴衆の方々に支えられて、本日の演奏会で実現致します。  (東京藝術大学・昭和音楽大学講師:川島余里)

ヴァイオリン協奏曲集「調和と創意の試み」 作品8.1-4<四季>
 <四季>の4つの協奏曲は、それぞれ3つの楽章からなり、各楽章にはソネット(14行からなる短詩)が付されています。このソネットゆえ、この曲は標題音楽に分類されますが、このヴァイオリン協奏曲は当時の常識を大きく超えています。ヴィヴァルディはこの曲で新しい旋律法やダイナミズムを追求しています。<四季>に目を奪われて見過ごしてしまいますが、曲名はヴァイオリン協奏曲集『調和と創意の試み』です。
 当時の音楽の大半は、宮廷か教会のために作曲される、いわば機会音楽です。しかし、この命名は、それを超える音楽であることを主張しているのです。
 楽譜にはソネットと併せて表題も添えられており、克明に音楽と言葉の接近を図っています。ヴィヴァルディは、音楽と言葉の融合をはかることで、単なる情景描写に止まらない自身の直観的感性を表現しようと追求しています。
 一つ例を挙げよう。《秋》の第1楽章のモティーフの繰り返しの扱いは、百年後のベートーヴェンの田園交響曲を思わせる斬新さをも感じさせます。いや、ベートーヴェンは明らかにこの《四季》に触発されて《田園》を書いていると思わざるを得ません。ヴィヴァルディがベートーヴェンと違うのは、敢えて意識することなく直観的に作曲していることです。彼は当時のバロック音楽の枠を超えている逸材なのです。
 今回、新たな試みとしてギターを加えてアンサンブルを構成した。ヴィヴァルディの熱いメッセージが。三百年の時を越えて語りかけています (ベルカント室内管弦楽団:宇田川清史)
 
 
 ここでは省略しましたが、その後にソネットの和訳が載っています。公演では各曲の前に声優が朗読します。楽譜にありながら無視されがちなソネット…、ヴァイヴァルディの意に沿う貴重な公演なのです。
 プーレ氏のプロフィールは以下のHPでご覧いただけます。
http://homepage3.nifty.com/gerard-poulet/index.html
 共演するベルカント室内管弦楽団は、1998年に創立されたポコアポコ弦楽四重奏を中心に結成された室内管弦楽団。ベルカント(美しい声)をオーケストラで追求。2000年よりモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ、交響曲などで高い支持を受け、また声楽曲、宗教曲などでも活躍。2002年度には文化庁助成事業カール・オルフ没20年記念コンサート“カルミナ・ブラーナ”で高い評価を得ている。2011年9月、G.プーレとA.キューネル指揮でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番を共演している。
 指揮のアントニーン・キューネルは、1941年プラハに生まれ、プラハ国立音楽院でピアノを専攻するかたわら打楽器と指揮法を学び、在学中から国立歌劇場のティンパニー奏者を務める。1971年、チェコスロバキア・オルシュミッツ国際指揮者コンクールで2位受賞。イランのテヘラン歌劇場・音楽監督在任中に、武蔵野音大の招聘を受け、同大学・客員教授として来日。1976年から3年間、新星日本交響楽団常任指揮者を務めた。1979年に帰国し、チェコのマリアンスケラーズニエ交響楽団・常任指揮者に就任。また、母国プラハ国立音楽院でオーケストラ指揮、および和声学の指導に当たる。1982年に再び来日し、日本フィル、新日本フィル、東京シティ・フィル、山形交響楽団、関西歌劇団、大阪シンフォニカー、京都市交響楽団、神奈川フィル、ニューフィル千葉、つくば室内管弦楽団など、多くのオーケストラを指揮。現在ベルカント室内管弦楽団首席指揮者。
全席指定 5,000円
主催:東京労音 申込み・問合せ Tel:03-3204-9933
申込み:東京文化会館チケットサービス Tel:03-5685-0650
http://www.ro-on.jp/Mozart/T-20120906.htm
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

2012年8月22日 (水)

白石照男と門下生による
ハンディを乗り越え明日に向かって…
ピアノジョイントコンサート
8/31(金)pm6:30
カワイ表参道コンサートサロンPhoto


前半(ソロ)
【白石照男】
リスト:コンソレーション S.172 R.12
【竹田史明】
メンデルスゾーン:無言歌集 第4巻 Op.53より
                          「浜辺で」、「民謡」
ショパン:ポロネーズ 第1番 Op.26-1
ショパン:練習曲 Op.10-3「別れの曲」
【中西良輔】
ラフマニノフ:前奏曲Op.32より ト長調、嬰ト短調
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66(遺作)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」

後半(2台ピアノ)
モーツァルト:ピアノコンチェルト第23番
第1、2楽章(中西良輔/白石照男)
第3楽章(竹田史明/白石照男)

 心の支えになれば‥と始めたピアノ…と明かすピアニスト白石照男さん。
 彼の門下生は、障害により指示を理解することに苦しみ、意のままにならないもどかしい気持ちと闘いながら悩み、試行錯誤しながらも自分の手で奏でたい一心で努力してきました。その努力の結果、彼らの演奏は障害をこえて聴く人に感動を与えるまでに立派に成長しました。努力すればここまで出来る!その事実を少しでも多くの皆様に知っていただきたい。また、同じハンディを抱えている方々にエールを送ると同時に、一般の音楽ファンの皆様にも是非聴いて頂きたい。そんな気持ちです。どうぞ彼らの、純粋なピアノへの思いを、心に感じ取って頂けましたら幸いです。
 今回、演奏する武田史明さん、中西良輔さんの略歴と抱負は、主催者のHPに詳しいが、武田さんは言語障害、中西さんは全盲です。
 白石照男さんは、国立音楽大学卒業。ピアノを青木みち子、児玉幸子、 故児玉邦夫、辛島輝治(東京藝術大学名誉教授)、声楽を野中匡雄の各氏に師事。1995~7年にかけ音楽専門誌ムジカノーヴァに「ピアノエチュードの教材」、「連弾奏法」、「ウォーミングアップ」について執筆。最近では、日本障害者ピアノ指導者研究会の『研究会通信』に「視覚障害者の方へのピアノ指導」について研究レポートを掲載。2010年3月には、『視覚障害者へのピアノ指導アドバイス』としてカワイ表参道にて講座を開催。好評により2011年12月にpart2を開催。
 主だった演奏歴としては、1990年ピアノデュオフェスティバルにおいて、ピアノ25台による第九演奏会出演。1990~1年諏訪湖音楽祭連続出演。1991年プサン国際音楽祭出演。1993年静岡県掛川市においてピアノデュオリサイタル開催。1998年島根県日原町《しまね学講座》においてピアノソロコンサート開催。2008年4月には、「春のピアノ連弾によるファミリーコンサート」開催。2010年11月には、「二台ピアノによるデュオコンサート」を開催。
 その他の活動としては、 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)において、ステップアドバイザーとして全国を回り、毎年トークコンサートを開催。 日本障害者ピアノ指導者研究会では評価委員及び審査委員を務めている。主宰する「白石ピアノ教室」では、通常の生徒の他、視覚障害、聴覚障害、四肢障害、自閉症などのハンディーを持つ生徒の指導に特に力を注いでいる。ピティナ指導者会員&ステップアドバイザー、千葉支部所属。日本障害者ピアノ指導者研究会会員。
全席自由  一般2,000円 
障害者1,000円(扱い:カワイ音楽振興会のみ)
主催・注文・問合せ:カワイ音楽振興会 Tel:03-3320-1671
http://kawai-kmf.com/concert-info/2012/08.31/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

.

2012年8月13日 (月)

オレグ・クリサ ヴァイオリンリサイタル
“From Russia with Love”
Oleh Krysa at 70 with Tatiana Tchekina, Piano

8/28(火)pm7:00
杉田劇場 ホール横浜市磯子区民文化センター内
JR根岸線「新杉田駅」徒歩3分・京浜急行「杉田駅」徒歩5分

ヴァイオリン:オレグ・クリサ
ピアノ:タチアナ・チェキーナ

S.プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.94a ニ長調
A.アレンスキー:4つの小品よりセレナード、スケルツォOp30-2,3
P.I.チャイコフスキー:瞑想曲Op.42 No.1
      ワルツ-スケルツォOp.34
D.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34より
    ヴァイオリンとピアノのための6つの前奏曲
     
(ドミトリー・ツィガノフ編曲による)
I.ストラヴィンスキー:歌劇「マヴラ」よりロシア民謡
           バレエ「ペトルーシュカ」よりロシア舞曲
       
(両曲ともサミュエル・ダーシュキン編曲による)
120828vn

 70歳を迎えたオイストラフの高弟 オレグ・クリサ氏の記念すべきリサイタル。
 世界3大クラシックコンクールの1つ「チャイコフスキー国際コンクール」の審査員を務めるロシア出身の実力派ヴァイオリニスト、オレグ・クリサ。彼は70歳を迎えてなお愛妻タチアーナ・チェキーナとともに精力的に演奏活動を行なっている。
「ロシア音楽を知りつくしているクリサ氏とタチアナの演奏は、一度聴いたら虜になってしまうほどの深い音楽の魅力と超絶技巧、麻薬のような音色に圧倒されることは、間違いありません!」と主催者。
 ウクライナに生まれ、モスクワ音楽院に学びパガニーニコンクール等で優勝し、今でも世界中で演奏し、聴く人を魅了し続けている彼が、あえて数多いレパートリーから「ロシアから~」ということは、彼の血や肉となっている本物のロシアの正統派の演奏を日本に伝える使命があるように感じます。
 クリサの演奏の特色は、難曲を軽々弾きこなす超絶技巧と、長身から生まれるロシアの叙情的な歌心です。
 全席自由 一般3,000円 杉田劇場スマイルクラブ会員2,500円(未就学児入場不可)
申込み:横浜市磯子区民文化センター杉田劇場 Tel:045-771-1212
主催:オレグ・クリサリサイタル実行委員会(代表:水野佐知香)
協力:横浜市磯子区民文化センター 杉田劇場
マネジメント:プランニングオフィスネイチャ

http://www.sugigeki.jp/event.html
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

2012年8月11日 (土)

東京芸術劇場コンサートホール
リニューアルオープン記念演奏会
マーラー 交響曲第2番「復活」

9/1(土) pm3:00(開場2:00
120901
指揮:下野竜也
読売日本交響楽団
ソプラノ:小川里美
メゾソプラノ:清水華澄
コーラス:東京音楽大学

 足かけ2年に及ぶ全面大改修が施された“池袋・芸劇”。大ホールはコンサートホールと名称も一新、地上から5階ホールへ一気に昇る巨大なエレベーターは壁際に移設され、入口のホワイエから客席に至るまで全面リノベーション。
 旧来のイメージを一新した新しい“芸劇コンサートホール”は提携した読売日本交響楽団によるマーラー交響曲第2番「復活」で9月1日に始動する。進境著しいソプラノの小川里美、メゾソプラノの清水華澄、地元の東京音楽大学のコーラスを起用し、声楽を伴う大編成のオーケストラ作品で幕を開けるわけだ。
 8/8の内覧会でその“芸劇コンサートホール”を覗いてきた。まず特筆すべきは、3階席へのエレベーターだ。
 1990年の開館当時、“青少年育成”をはかった都政。だが10年もしないうちに高齢化が進み、つましいお年寄りが3階に歩いて登る世相に…
P8090088_1280x960  というわけで、内覧会では、真っ先にエレベータで3階席へ昇った。最後列からの写真御覧ください。以前は井戸の底を覗くようだった舞台の様相が、間近に迫って明るく輝いて見えるのだ。聞けば舞台を客席1列分広げ、真っさらな檜舞台に張り替えたという。これが、第2の大改革。
 それでも客席数は以前と変わらぬ1999席という。3階席中央部に突き出ていたクサビ状の部分を取り払って、3階席を増やしたのだ。この出っ張りは席の移動を妨げていて不評だった。
 舞台上の反響板は以前から可動式だったが、その可動パターンは多種となり、よりよい響が得られるようになったという。当分、各階での聞こえ方を探索する楽しみが続きそうだ。
 
 
 
 
 
9/1公演の入場料は、
S席6,000円 A席5,000円 C席4,000円 D席3,000円 E席2,000円
申込み:読売日響チケットセンター Tel:03-3562-1550
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:166-864)
イープラス 他
主催
:東京芸術劇場 (公益財団法人東京都歴史文化財団)
http://www.geigeki.jp/performance/concert002/
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

2012年8月 9日 (木)

ロシアン・ピアノスクール in 東京 2012
Russian Piano School in Tokyo
ロシアの伝統を受け継ぐ教授達によるピアノ・マスタークラス

《夢を育む8日間》8/11(土)~18(土)
カワイ表参道
東京メトロ 表参道駅A1出口

聴講生を募集しています。ひと味違う夏休みを!

12811pf 世界最高峰のモスクワ音楽院ピアノ科のセルゲイ・ドレンスキー教授のクラスは、これまで国際コンクール入賞者を100人以上も輩出している。かつてのギンスブルグ楽派の直系で、伝統あるロシア・5大ピアノ楽派の一つ。モスクワ音楽院ピアノ科で、いま最も勢いがあり、充実した指導陣を誇っている。そのクラスから2名の講師を迎えての短期集中レッスン。
 10周年を迎えた今年も、ロシア音楽はもとよりフランス音楽にも造詣の深いパーヴェル・ネルセシヤン教授、ドイツ音楽に精通するアンドレイ・ピサレフ教授の2名が担当する。膨大なレパートリーで希望する曲目を徹底指導。過去の受講生には、モントリオール国際音楽コンクール、仙台国際音楽コンクール、日本音楽コンクール、東京音楽コンクール等、国内外を問わず国際コンクールの入賞者達が多数参加している。
 既に受講生の受付は締め切られているが、10周年の今年は、モスクワ音楽院ドレンスキー教授門下から現役の学生1名を招聘する。
 モスクワ音楽院のレッスンを間近で体験できる聴講生の応募はまだ締め切られていない。この機会に是非とも体験してみませんか?
公開レッスン聴講料 各回2,000円 一日通し券 3,600円
(前売りの予約のみ。当日券はありません) 
講師コンサート 各2000円 受講生選抜演奏会 1000円
(聴講は誰でも参加できます。公開レッスンの聴講と演奏会の鑑賞に参加するための申し込みです)
主催・申込み:カワイ音楽振興会 詳細は以下のHPでご覧いただけます。
http://kawai-kmf.com/rps/2012.08.11-18/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

2012年8月 2日 (木)

ドビュッシー生誕150年記念
フランスの至宝ジェラール・プーレ

被災地の流木で制作された《震災ヴァイオリン》を弾く
ヴァイオリン リサイタル
8/30(木)pm2:00
紀尾井ホール


ジェラール・プーレ(ヴァイオリン) 
川島余里(ピアノ)

ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
ラフマニノフ:サロンの為の2つの小品 Op.6
ドビュッシーのお話
ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノの為のソナタ
ドビュッシー:美しき夕べ(ボーソワール)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-No.14
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より“第18番変奏曲”
ファリャ:スペイン舞曲
ブラームス:ヴァイオリンとピアノの為のスケルツォ

830_2この催しには二つのテーマがあります。
 広報資料によると、まず一つは表題の“ドビュッシー生誕150年記念”。フランスの偉大な作曲家・ドビュッシー(1862年8月22日-1918年3月25日)の生誕150年を記念し、フランス文化勲章受賞者ジェラール・プーレ氏(1938年8月12日生・74歳)が、ドビュッシーの「ヴァイオリンソナタ」を演奏します。彼の父ガストン(1892-1974)は、ドビュッシーがこの曲を初演(1917年5月5日)した時のヴァイオリ二ストです。
 そして、もう一つの話題は、そのフランスの至宝プーレ氏が、被災地の流木に着目してヴァイオリンドクター中澤宗幸氏が制作した《震災ヴァイオリン》を弾くことです。 
 中澤氏の《震災ヴァイオリン》は、震災から1年後の2012年3月11日、イヴリー・ギトリス氏が使用して、陸前高田で献花の際に演奏された。その後このヴァイオリンは、ヴァイオリン・プロジェクト「千の音色でつなぐ絆」によって様々な方に引き継がれています。
  『ドビュッシー』の箴言に、「言葉が表現する力のなくなったところ、そこから音楽がはじまる。いうにいわれぬもののために、音楽が作られる」(平島正郎著『ドビュッシー 大音楽家/人と作品12』音楽之友社刊)…生誕150周年となるフランスの作曲家ドビュッシーの「信念」です。
『ドビュッシー』の時代と状況は違っていても、苦難を前に絶望を希望に変える音楽の力、芸術の力は、まさしく偉大です。震災から一年半。音楽の殿堂「紀尾井ホール」から、その深い「音楽メッセージ」を発信します。(当日は、震災で被災された方々も、数十名招待して開催する予定です)
  計り知れない想いの詰まったこの《震災ヴァイオリン》の音色を、ぜひともお聴きください。
http://www.tfm.co.jp/fr/index.php?itemid=50516&catid=485
詳細は主催者のHPで、
http://www.kawai.co.jp/event/detail.asp?id=4318
チラシ両面は、以下のURLでご覧いただけます。
http://www.kawai.co.jp/onken/jimukyoku/documents/20120830tirasi.pdf
一般3000円 カワイ音研会員2500円(2階自由席)
主催・問合せ:カワイ音楽教育研究会(関東事務局)Tel:03-3379-2804
後援:株式会社河合楽器製作所 関東支社
協力:ヴァイオリン・プロジェクト「千の音色でつなぐ絆」命をつなぐ木魂の会

http://sennoneiro.com/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

.

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »