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2012年10月31日 (水)

和波たかよし・アフタヌーンコンサート
第24回 Takayoshi Wanami Afternoon Concert XXIV

“三つの楽器で歌うシューベルトの叙情”
11/18
(日)pm2:00
東京文化会館小ホール

ヴァイオリン:和波たかよし
チェロ:岩崎 洸
ピアノ:土屋 美寧子

シューベルト:
 ロンド ロ短調 D895
(ヴァイオリンとピアノ)
  アルペッジョーネソナタ イ短調 D821(チェロとピアノ)
 ピアノトリオ 第2番 変ホ長調 D929
               
12111820121030_00001 いつものように、和波さんの公演意図をお伝えしよう。「3人の協力で生まれるシューベルトの魅力」と題されている。
 今回は、「アフタヌーンコンサート」では初めて一人の作曲家に焦点を当て、生粋のウィーン人で、わずか31年の短い生涯に1000曲近い作品を残した天才、シューベルトの音楽をお聴きいただくことにしました。
 シューベルトといえば、まず珠玉のような歌曲の数々を思い浮かべる方が多いことでしょう。そのメロディーの美しさと、詩の心を音楽として表現する彼の比類のない才能は、ヴァイオリンやチェロなどの弦楽器を伴った室内楽作品でも遺憾なく発揮されています。
 今回のプログラムのメインに据えたのは、彼が亡くなる前年、1827年に完成させた「ピアノトリオ「第2番」です。この大作では、力強く輝かしい変ホ長調を基調とする中で、第2楽章でチェロが奏でる悲しげなメロディーが、病苦に苛まれていたシューベルト自身への葬送歌のように響き、極めて印象的です。
 一方、彼の音楽にはメロディーの背景となる和声の動き、そこから醸し出される色彩の変化にも強い個性があります。はっとさせるような転調で気分が一変したり、転調を繰り返しながら大きなクライマックスへと導かれて行く部分で、背景を演出するピアノの役割が大変重要です。また、楽器の性質から、高音を受け持って目立つことの多いヴァイオリンも、チェロやピアノの支えを得て、いっそう輝きを増すのです。
 30年以上も一緒に演奏してきた土屋美寧子と私にとって、岩崎洸さんとのトリオは今回が3度目ですが、いつも新鮮な刺激を受けながら、気心の知れた仲間とのアンサンブルを存分に楽しんでいます。3人のシューベルト感を持ち寄って一つの音楽を作って行く課程で、どんな演奏に仕上がるのかがとても楽しみです。
 プログラムの前半には、おそらくパガニーニをイメージしたと思われるヴァイオリンの華やかな技巧を織り込んだ「ロンド」、それに当時考案された6弦の楽器、アルペッジョーネのために書かれたソナタをチェロとピアノで演奏します。
 またトークのコーナーでは、それぞれの現在の心境や今後の抱負など、率直に語り合ってみたいと思います。ウィーン風の優雅なたたずまいで、200年後を生きる現代人の心にも深く、優しく訴えかけてくるシューベルトの音楽を、私たちの演奏で多くの皆様に味わっていただけることを願っています。
http://www.music-wanami.com
全指定席 A 5,000円  B 4,500円
主催・お問い合わせ:株式会社AMATI
Tel:03-3560-3010 http://www.amati-tokyo.com
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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