無料ブログはココログ

« | トップページ | »

2012年11月 4日 (日)

CD:パガニーニ「カプリス」全24曲ライヴ
アドリアン・ユストゥス  ヴァイオリン リサイタル

Paganini 24Caprices Live Recording Tokyo 2012
ADRIAN JUSTUS Violin Recital
2CDs+DVD オフィス・アミーチ AJ-1003 4,000円

ヴァイオリン:アドリアン・ユストゥス
ピアノ:ラファエル・ゲーラ(アンコールのみ) 

・パガニーニ : 24のカプリス集 作品1
     (無伴奏ヴァイオリン独奏曲)
アンコール 
・サンサーンス: 序奏とロンド カプリチオーソ 作品28
・ファリャ: スペイン舞曲
( 「はかなき人生」より)
・ メキシコ民族舞曲集「 ハラベ・タパティオ」
          ( アドリアン・ユストゥス編曲)

 オススメ公演を配信するこのサイトで、たまにCDも紹介するのだが、この“2CDs+DVD”は恐らく今年最後のオススメCDになるだろう。ウリはいっぱいある。
必聴! 必見!! 世界初!!! 一夜に全24曲ライブ録音・録画
(ルビジュームクロックを使った超高音質録音)
黒沼ユリ子プロデュース渾身の第2弾
練習曲ではなくなったカプリス
運弓・運指をズームアップでキャッチ!


Ajustus_2 今年1月19日、紀尾井ホールでのライヴ収録。簡単にライブ録音というが、一時間半を超える全24曲を一人で弾き続けた演奏会を丸ごと収録して商品にするなどということは希なことだろう。
 寄りによって超絶技巧で知られるパガニーニの練習曲。でも聴けばわかるのだが、キャッチコピーにあるように、<カプリスは練習曲などではない>ことを教えてくれる。
 実は、紀尾井ホールの演奏会では、不覚にも睡魔に襲われて殆ど夢のなか…
 だが、届いたCDをかけて驚いた。“超絶技巧のパガニーニ”という先入観が見事に吹っ飛んだ。何ということだろう、のっけから妙なる調べが…パガニーニを聴いて癒やされるなどということがあるとは!
 思いが千々に飛び交う。「クラシック音楽だってBGMだ。バッハの教会音楽も貴族の館で弾かれるバロックも雰囲気づくりだろ」という私に、「時にはまじめに聞いて欲しい」と懇願するクラシック音楽好きの後輩が、ポリーニのデビュー公演を聴いてすっかりかぶれて、「この先、彼が成長してどんなヴィルトゥオーゾに成っていくか楽しみだ。しっかり見届けたい」と興奮していたが、その数年後に夭折、旅立ってしまった。あのとき<BGM>ではなく、<癒やされる音楽>といえば彼は納得したかもしれない。ユストゥスの“カプリス”を聴いて40年も前のことが頭をよぎった。
 ユストゥスの“カプリス”は、パガニーニの作曲順ではなく、1、2、9、7…とユストゥス流。文字通り“ユストゥスのカプリス”なのだ。
 ここまで書いて、ちょうど最初のCDが終わり2枚目に。
 奏者のアドリアン・ユストゥスは黒沼ユリ子さんイチオシのお弟子さんだ。黒沼さんはメキシコ在住の国際的バイオリニスト。メキシコ市で32年間続けてきた音楽学校「アカデミア・ユリコ・クロヌマ」を今年6月末で閉じると報じられた。
 同校は、音楽教育を受ける機会が少なかったメキシコの子供向けに1980年に開設された。最盛期にはバイオリンやチェロを学ぶ生徒は百人を超え、通った子らは1,000人を超え、アドリアン・ユストゥスなど、数多くの優れた演奏家を輩出した。
 黒沼さんのアカデミーのHPは英文。で、昨年正月に催された彼の来日公演の告知に“二人目の息子のようなユストゥス…”と黒沼さんが綴っているので是非ご覧ください。 
http://docs.mex-jpn-amigo.org/adrian_nagoya.pdf
Paganiniby_2 なお、このCDのジャケット、ユストゥスの右どなりに載っている人物の絵画は、黒沼さんのメキシコの自宅に飾られているパガニーニのエッチングで、チェコの版画家フランティシェック・ティヒー(1896-1961)作の『パガニーニ』(1947年作)とのこと。伝説となっているが左手の指が不気味なほど長い。長髪でこちらを向いているように見える。
全国のCDショップ、ネットショップで購入可能
問合せ:オフィス・アミーチ
fax:03-3393-7141
          office-amici@jcom.home.ne.jp
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

.

.

« | トップページ | »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« | トップページ | »