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2012年12月30日 (日)

都民フェスティバル 2013
オーケストラ・シリーズNo.44

2013年1/15(火)~3/22(金)
全日pm7:00開演
(開場6:00)
東京芸術劇場コンサートホール

  毎年恒例の愛称“都フェス:オーケストラ・シリーズ”は、1968年来、1月から3月にかけて在京の8楽団が参加する催しで、なんと今回は“No.44” リーズナブルな入場料なので、この公演をキッカケにクラシックファンになった方もおられよう。毎年売り切れてしまうが3階の天井桟敷C席は何と1,800円だ。会場は今秋リニューアルオープンした池袋の“芸劇”。広がった真っさらの檜舞台を見下ろす階上席も捨てがたい。
 どの公演も、ピアノや弦楽器、声楽などソリストも共演する。好みの演目で選ぶのも一考。また、25歳までの学割も。
http://www.jfm.or.jp/concert/?m=list&l=2

☆1月15日(火):読売日本交響楽団
揮/外山雄三  ピアノ/小川典子Photo_10
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・外山雄三:
 前奏曲(2012)※ヤマハ音楽振興会による委嘱作
(世界初演)
・ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 作品92

 1月30日(水):日本フィルハーモニー交響楽団  
指揮/アレクサンドル・ラザレフ  ピアノ/後藤正孝Photo_18
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・チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ=オネーギン」作品24~“ポロネーズ”
・リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
・ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98

☆2月1日(金):東京交響楽団  
指揮/大友直人  チェロ/堤 剛Photo_19
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・モーツァルト:歌劇「劇場支配人」K.486<序曲>
・ハイドン:チェロ協奏曲 ニ長調 作品101 Hob.Ⅶb-2
・ムソルグスキー=ラヴェル:組曲「展覧会の絵」

☆2月21日(木):東京シティ・フィルハーモニック
             管弦楽団
 

指揮/飯守泰次郎  ヴァイオリン/前橋汀子
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・ムソルグスキー:禿山の一夜
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
・ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」

☆2月27日(水):新日本フィルハーモニー交響楽団  
指揮/井上道義  ピアノ/イリヤ・ラシュコフスキー(第8回浜松国際ピアノコンクール第1位)Photo_244

~チャイコフスキー・プログラム~
・ピアノ協奏曲第1番
     変ロ短調 作品23
・交響曲第5番 ホ短調 作品64

☆3月7日(木):NHK交響楽団  
指揮/ディエゴ・マテウス ヴァイオリン/ギル・シャハムN
N_2
・コダーイ:ガランタ舞曲
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 作品63
・チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36

☆3月13日(水)東京都交響楽団
指揮/高関 健  ピアノ/小山実稚恵Photo_25Photo_26

・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
・モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626(レヴィン版)
ソプラノ/森 麻季 アルト/菅有実子 テノール/中鉢 聡 バリトン/福島明也 
合唱/東響コーラス

☆3月22日(金)東京フィルハーモニー交響楽団

指揮/川瀬賢太郎  ピアノ/島田彩乃Photo_39
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・ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」<序曲>
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
・ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」

申込み:オーケストラ全8公演 ¥26,000(A席限定250組)
(…今回は既に完売してます)
オーケストラ1回券 A席¥3,800 B席¥2,800 C席¥1,800
電話予約・問合せ/日本演奏連盟事務局 Tel:03-3539-5131
受付時間…10:00~18:00(平日)・土日祝は休み
WEB予約 
http://www.jfm.or.jp/
東京芸術劇場ボックスオフィス http://www.geigeki.jp/t/
Tel.03-5391-3010(10:00~19:00)
・学生割引(25歳まで)1回券=A席¥3,000 B席¥2,200 C席¥1,400

・身障者の方、車イスご使用の方は1回券の割引制度があります。
主催:公益社団法人日本演奏連盟 Japan Federation of Musicians
〒105-0004東京都港区新橋3-1-10石井ビル6階
Tel:03-3539-5131 Fax:03-3539-5132 http://www.jfm.or.jp/
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年12月25日 (火)

ムシカ・ポエティカの《第九》
  -宗教曲の視点から-

2013年1/14
(月・祝)pm2:00
新宿文化センター大ホール

F.メンデルスゾーン=バルトルディ:
  《詩編第42編》
作品42
 (ソプラノ独唱、男声4重唱、合唱、管弦楽、オルガン)
  《2つの宗教歌》 作品112
 (テノール独唱、オルガン)
L.v.ベートーヴェン:《交響曲第9番 ニ短調》  作品125
 An die Freude(4人の独唱、合唱、管弦楽)

独唱:佐竹由美(S) 永島陽子(A)  
ツェーガー・ファンダステーネ(T)  浦野智行(B)
合唱:メンデルスゾーン・コーア
ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京
管弦楽:ユビキタス・バッハ(コンサートマスター 瀬戸瑤子)
オルガン:椎名雄一郎
指揮:淡野太郎120114

「宗教曲としての視点から」…気になるキャッチだ。まずは主催者淡野弓子さんの弁。
…絶大な知名度を誇る《第九》ですが、交響曲というカテゴリーに分類されるためか、この作品に宗教的視点を持ち込む人はあまり多くありません。しかしシラーの手による「An die Freude(歓喜に寄せて)」の歌詞に見られる「神」「創造主」「天」といった宗教的言語を無視することはできません。
   熱心なキリスト教徒ではなかったと言われるベートーヴェンではありますが、楽譜からは前述の重要単語に懸けられた彼の特別な思いが感じ取れます。この宗教曲としての視点を今回の演奏では大切にしたいと思っています。
   メンデルスゾーンの〈詩編第42篇〉と〈2つの宗教歌〉は、いずれも純然たる宗教曲です。これらの宗教作品と『第九』に流れる共通のメッセージをお伝え出来れば、これに過ぐる喜びはありません。An die Freude
 さらに、今回の指揮者淡野太郎は、「ベートーヴェンの〈交響曲第9番〉に施された繊細な作業のひとつひとつを可能な限り丁寧に拾い上げると、作曲者の拠り所となっている信仰の根幹が鮮明に浮かび上がってきます。発音を明確に、譜面に忠実に、また音楽の基本に忠実に演奏することによって、彼の目指した真の幸福、歓喜の一端に迫りたいと考えています。一方、〈詩編第42篇〉と〈2つの宗教歌〉も作曲者メンデルスゾーンの深い信仰に裏打ちされた名作です。これらの作品と《第九》を並べることによって、新たに見えてくる部分も大事にして、演奏に臨みたいと思っています」と語っている。
http://www.musicapoetica.jp/schedule.php?key=129
全席自由 4,000円 学生 2,500円
主催:ムシカ・ポエティカ Tel/fax:03-3998-8162
http://www.musicapoetica.jp
マネジメント:菊田音楽事務所 Tel/fax:042-394-0543
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年12月22日 (土)

オペレッタ座版「こうもり夢物語」
2012年12/28(金)
 
昼の部 pm2:00
夜の部
pm6:00
千代田区立 内幸町ホール
アクセス
 
http://www.uchisaiwai-hall.jp/data/koutsu.html

ヨハン・シュトラウスⅡ作曲による「こうもり」
挿入曲…加賀清孝
演出・台本…黒田晋也121228_2


アイゼンシュタイン:黒田晋也
ロザリンデ:小林晴美
ファルケ:友清崇
アデーレ:大上幸子(昼)
        村田ゆう子(夜)
オルロフスキー:日向里香
フランク:松本進
アルフレード:伊藤潤
ブリント:藍原範道
イダ:竹内そのか

…ここまではヨハン・シュトラウスの「こうもり」のキャストだが、以下のキャストは何じゃ?…
121228_5ターキバッハ・クリステル:増井めぐみ
シュヴァルツ・ハーレ:森朋子
マンゴーキンダー・ナデシコ:
                             森山由美子
シスター・テレサワン:岡部ゆかり
ミッテ・ドウゾー:榊里美
ファイルヒェン・コッコ:石田琴美


ピアノ:榎本潤 / 阿部誠(序曲連弾)
合唱:レディースJスコラーズ
    合唱団からたち
(有志)

 J.Strauss作曲の「こうもり」を演出の黒田晋也が現代風にアレンジした“…夢物語”!? 
 黒田晋也は、自らアイゼンシュタインを演じるオペレッタ座の代表。「二幕にはオリジナルキャラクターたちも登場し、加賀清孝の作品も挿入歌として演奏いたします。J.Straussと加賀清孝の音楽のコラボレーションを、どうぞお楽しみ下さい。 ご来場いただかないとおもしろさが分からない、“秘密”がいっぱいのオペレッタです」
 創作オペレッタで楽しませてくれたオペレッタ座。 大笑いし、キュッと胸が痛む傑作「リーベクロスター」はもう3年前のことになる。が、今回の「こうもり夢物語」を最後にオペレッタ座は休眠するという。
全自由席 5000円(当日:5500円)
問合せ・注文:オペレッタ座事務局 Tel:03-3237-6992
http://liebeoperetta.seesaa.net/article/168035723.html
主催:オペレッタ座
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年12月20日 (木)

中澤きみ子 モーツァルト+1シリーズ
 vol.3 with アンサンブル・ウィーン東京
   ~モーツァルトの誕生日に贈る~
2013年1/27
(日)pm1:30
王子ホール

W.A.モーツァルト/弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515
             弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458「狩」
〈特別演奏〉山田耕筰/からたちの花
J.ブラームス/弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18

2013plus11
 2011年から「モーツァルト+1」(プラス ワン)と題して、モーツァルトの誕生日の1月27日にリサイタルを開催し、今回はその3回目。
  「前回までは、ピアノにイタマール・ゴランを迎え、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタを中心にプログラムを組んだ。 “+1”というのは、モーツァルトの作品以外に、もうひとり作曲家の作品を演奏するということ。今回趣向を変えたのは、<肩ひじ張らない室内楽で、モーツァルトを身近に感じてほしい>と思った次第」と中澤さん。アンサンブル・ウィーン東京と5年振りの共演が実現した。
 演目リストにある「特別演奏」は、今年9月のNHK「おはよう日本」で放送され、多くの反響を呼んだ『東日本大震災復興への願い ヴァイオリンにのせて』で、被災地に希望の花を咲かせたいと願って弾いた「からたちの花」を、アンサンブル・ウィーン東京と共に演奏する。
「今回のコンサートの収益金は陸前高田市へ義援金として寄付させて頂きますので、沢山の方のご来場・ご参画をお待ちしております」
 中澤きみ子さんは、新潟大学を卒業後、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院にて研鑽の後、幅広い演奏活動を開始した、国際的に活躍するヴァイオリニストのひとり。
 1991年からウィーン室内管弦楽団コンサートマスターのルードヴィッヒ・ミュラーらと「アンサンブル・ウィーン東京」を結成。国内外で高い評価を受け、CDも発売された。
 95年、ベルリン・フィルの首席奏者を中心とした「インターナショナル・ソロイスツ・カルテット」のメンバーとして、ヨーロッパ各地の音楽祭に出演。 2000年、文化庁芸術家海外派遣員としてオーストリア・ウィーンに滞在。その後、ウィーン室内管、東京フィル、大阪フィル、名古屋フィル、テレマン室内管などと共演。07年、フィリップ・アントルモン指揮スーパーワールドオーケストラ全国ツアーでソリストを務めた。
 CDも数多くリリース。特にモーツァルトのソナタ全集(ピアノ イェルク・デムス)及び協奏曲全集(アントルモン指揮・ウィーン室内管)等が絶賛されている。また、演奏活動のかたわら、国内外における国際ヴァイオリンコンクールの審査員や、国際音楽祭の講師として招聘されている。
 現在、尚美学園大学及び同大学院客員教授を務める。
オフィシャルウェブサイト http://kimiko-vn.net/
 アンサンブル・ウィーン東京は、1991年に、中澤きみ子を中心に結成された。多くのCDは室内楽ファン必聴として賞賛されており、豊かな音楽性とテクニックを兼ね備えながら、ウィーン正統派の解釈に基づくカルテットとして、現在では希少な存在となりつつある。ウィーンの『アルバンベルク・クァルテット』に久しく薫陶を受けた。フランス、イタリアなどの音楽祭にも度々招かれている。
<ルードヴィッヒ・ミュラー>(Ludwig Muller,Violin)
ウィーン室内管弦楽団、ガダケス・オーケストラの音楽監督、及び第1コンサートマスターとして世界の主要音楽祭に参加。これまでに、ホリガー、メニューイン、シフ等多くのアーティストと共演し、高い評価を得る。ウィーン音楽大学等で後進の指導も行っている。
<ゲオルク・ハーマン>(Georg Hamann,Viola)
 1981年から83年までウィーン交響楽団、ハイドン管弦楽団コンサートマスターを務める。88年より90年までハノーヴァー音楽大学で教鞭をとる。ウィーン室内管弦楽団主席ヴィオラ奏者を98年まで務める。現在は、ウィーン音楽大学で教鞭をとる。
<マイケル・ウィリアムス>(Michael Williams,Cello)
 フランスで生まれ、エリザベス二世奨学金を得て、さらに名誉のあるオーストリア・カウンシル賞を受賞した。ウィーンコンツェルトハウスにてアンサンブル「アマールコード」の2枚をリリース。現在、ウィーン室内管弦楽団主席チェリストを務めながら世界で活躍中。
[賛助出演]
坂口昂平(Kouhei Sakaguchi,2nd Viola):10歳よりヴァイオリンを始め、2009年よりヴィオラに転向。2009年にはNAGANO国際音楽祭マスタークラスを受講。音楽祭コンサートで、ルードヴィッヒ・ミュラー(Vn)、高田剛志(Vc)と共演する。これまでに、中澤きみ子、エルンスト・レスターの各氏に師事。
渡辺靖子(Yasuko Watanabe,2nd Cello):英国王立ノーザン音楽院プロフェッショナル・パフォーマンス・ディプロマを得て修了。現在、ソロ、室内楽、等の演奏活動を行うほか、トリオ・アルティカのメンバーとしてアウトリーチにも積極的に取り組んでいる。舘野英司、菅野博文、エマ・フェランド、アラスダー・テイトの各氏に師事。
全席指定 一般 5,000円 学生2,500(枚数限定・受付は主催者のみ)
主催:申込み:コンサートオフィスアルテTel:03-3352-7310
 Fax:03-3352-1665(11:00-18:00 火曜・年末年始を除く)
http://www.kimiko-vn.net/schejule/schejule.html
申込み:王子ホールチケットセンター
Tel:03-3567-9990(10:00~18:00 土・日・祝日休業)
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年12月16日 (日)

A.ユストゥス ヴァイオリンリサイタル
“ ヴァイオリンで語るヴィルトゥオーゾ” 再・再来日
震災ヴァイオリンによる師弟共演も
2013年1/17
(木)pm7:00・紀尾井ホール
      1/21
(月)pm6:45・宗次ホール(名古屋)

メシアン: 主題と変奏曲
イザイ: ソナタ第4番 作品27 (無伴奏ヴァイオリンのための)
ラヴェル: ソナタ (ヴァイオリンとピアノのための)
ラヴェル: ”ツィガーヌ“ コンサートラプソディ
ベラスケス: 序奏と舞曲 (無伴奏ヴァイオリンのための)( 日本初演)
サンサーンス: ハバネラ 作品83
ヴィェニアフスキ: スケルツォ・タランテラ 作品16

「千の音色でつなぐ絆」プロジェクト参加ヴァイオリン2台による
(第2ヴァイオリン:黒沼ユリ子)
*ショスタコーヴィチ: 3つの二重奏曲 (2台のヴァイオリンとピアノのための)
*サラサーテ: “ナヴァラ” 作品33 (2台のヴァイオリンとピアノのための)

ラファエル・ゲーラ(ピアノ) 黒沼 ユリ子(賛助出演)

130119vnjpg アドリアン・ユストゥスが再々来日、東京と名古屋でリサイタルを開く。ヴァイオリニスト黒沼ユリ子が30年続けたメキシコの音楽学校「アカデミア・ユリコ・クロヌマ」が送り出した逸材だ。今回は、黒沼さんもゲスト出演、師弟共演が実現する。しかも、師弟が弾くヴァイオリンは、東日本大震災で被災した流木で作られたヴァイオリンだ。2台の震災ヴァイオリンが共演するのは、なんと今回が初めて。
  「少年時代に日本の聴衆から受けた熱烈な拍手の音が忘れられず“ヴァイオリニストとして生きるスイッチは日本でONにした”と言い切るユストゥスにとって東日本大震災は他人ごとではありませんでした。今回『千の音色でつなぐ絆』の趣旨に共鳴し、岩手県の流木で製作されたヴァイオリンを私と一緒に演奏することで、尊い犠牲者への鎮魂を祈り、不運な被災者たちとの連帯を表明し、この未曾有な大悲劇を風化させないための輪に喜んで参加します」と黒沼さん。
 超絶技巧を飾らずに駈使しながらのユストゥスの自然体な演奏は、今年1月のパガニーニの無伴奏曲で私たちは既に聴かせて貰っている。「一人でも多くの聴衆が、音楽と共に生きることの幸せを実感できたら…それは彼が“神から授けられた使命”と信じているからなのです」と。
 アドリアン・ユストゥスは、メキシコ市生まれ。幼少より音楽的環境に恵まれた家庭に育ち11 歳でAcademiaYuriko Kuronuma に入り、黒沼ユリ子に師事。1985 年「日本メキシコ友好コンサート」で初訪日。この時日本で受けた暖かい拍手で音楽が持つ不思議な力を実体験し、将来への道を心に決めたという。メキシコの全国ヴァイオリン・コンクール優勝、オーケストラとの共演デビューをしてからロチェスター大学のEastman School ofMusic に入り、Prof. Zvi Zeitlin に師事。特別奨学金を受け栄誉賞付で学位を取得。その後、Manhattan School of Music でPinchas Zukerman のもとでも研鑽を積んだ。国際ヘンリック・シェリング・コンクールで金賞、メキシコのモーツアルト・メダル受章、ニューヨークの国際アーティスト・コンペティション賞なども受賞。カーネギー・ホール、ウイグモアホール、バービカン・センター、サントリーホール、テルアヴィヴのアート・ミュージアム、メキシコの国立芸術宮殿、プラハ城のスペイン宮殿など国際舞台に立ち、各地で高評を得る。ロンドンのフィルハーモニア・オーケストラとシベリウスの協奏曲、メキシコのケレタロ・フィルハーモニーとエンリッケスの協奏曲第1 番、アメリカの現代室内楽アルバム「タペストリー」などがすでにリリーズされていたが、日本での2011年リサイタルからのライブ「ラ・カンパネラ」と2012年リサイタルからのライブ「パガニーニ・24のカプリス」も絶賛され、好評発売中。楽器は1744年製グアルネリ・デル・ジェス “Lord Coke” を使用。
 震災ヴァイオリンは、ヴァイオリン制作者中澤宗幸さんが、東日本大震災の被災者支援のために、被災地の流木でヴァイオリンを製作された。賛同する仲間たちがこのプロジェクトを実施するための組織「命をつなぐ木魂( こだま) の会」を立ち上げ、その楽器の演奏を通して被災された方を励まし、亡くなられた方に鎮魂の祈りを捧げ、この震災でおきたことを風化せずに復興が終わるまで全国の人々が支援を続けることを目的としている。
http://sennoneiro.com/
◇東京公演:全席指定 5,000円 
申込み&問合せ:アーツ・アイランド Tel:03-6914-0353
主催:アーツアイランド/オフィス・アミーチ
◇名古屋公演:自由席 一般4.000円 ほか
主催:宗次ホール Tel:052-265-1718
☆震災ヴァイオリン2台による師弟のミニ・コンサート(入場無料)
問合せ:アーツ・アイランド:03-6914-0353
1/13(日)am11:00 千葉県・御宿町公民館
                  (御宿町の小学校3校の生徒を招待)
1/15(火)pm1:40 渋谷区立笹塚小学校・体育館
        pm6:30 山王病院ロビー
1/18(金)pm1:45 浦安市・高洲小学校・体育館
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年12月15日 (土)

「マリア・ストゥアルダ」
ドニゼッティ作曲 ベルカント・オペラの至宝
オペラ彩第29回定期公演
初日の公演、聴きてきました

 

12/15(土)・16(日)両日とも開演pm2:00開場1:15)
pm1:40から作品解説があります
和光市民文化センター サンアゼリア 大ホール
東上線・地下鉄 和光市駅下車Tel:048-468-777112121520121116_00000

原作:フリードリヒ・フォン・シラー
台本:ジュゼッペ・バルダーリ
作曲:ガエターノ・ドニゼッティ

指揮:ヴィート・クレメンテ
演出:直井研二        
プロデューサー:和田タカ子

                  12/15(土)     12/16(日)
マリア・ストゥアルダ     登川直穂子  出口正子 
エリザベッタ          小林厚子    永井和子 
ロベルトレスター伯     布施雅也   小堀勇介    
ジョルジョ・タルボ      佐藤泰弘    小野和彦     
グリエルモ・チェチル卿  須藤慎吾   星野 淳    
アンナ・ケネディ       永安淑美    巖淵真理 
合唱:オペラ彩合唱団      
オーケストラ:アンサンブル彩

注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。
Dsc_0698  白熱の歌唱に圧倒されました。このサイトは文字と画像情報しかお送りできないのですが、本物志向の豪華な衣装かDsc_0701ら、聞こえてくる和声を想像してください。オペラ彩の第29作は、ベルカント・オペラに造詣の深いイタリアDsc_0716人指揮者、ヴィート・クレメンテ氏を迎えて、ドニゼッティの女王3部作の一つに挑戦しました。
 数百カット撮影した中から10数点に絞りデータ量も30kbと、いつもより一桁下げてありますので支障なくご覧いただけると思います。
 
 幕が開いたら、いきなりエリザベッタの歌唱で始まり、歌唱はソロと共に出入りする役どころとのデュエDsc_0760_2ットが次々と続く。台詞の芝居はまったくと云っていいほどDsc_0745_3無し。通し稽古で体験済みと思ったら大間違い。自慢の歌唱は本番でしか聴けない。
 始まったらノンストップの歌、歌、歌…。ソリストは男女各3人だが、掛け合いの相手が次々と入れ替わる。Dsc_0833それに合唱団の和声が見事にブレンドして…。
 
 
 
 
 
 Dsc_0852
  マリア・ストゥアルダというのは、スコットランドのメアリーのこと。生まれて数日で父スコットランド王を失ったメアリーは、ゆりかごに揺られているうちに王位に就く。このオペラでは、スコットランドDsc_1110_2
Dsc_0966イングランドの統合をもくろむヘンリー八世の魔手を逃れて、母の実家のフランスへ渡り、パリの宮廷で育つ。フランス皇太子妃として華やかな日々を送っていたメアリーが、恋の鞘当も絡んで、イングランド女王に幽閉され、Dsc_1099やがて処刑されるまでが描かれている。Dsc_1182       
  初日は新鋭、翌日はベテランが起用されている。それに、初日にソプラノが歌った役を二日目はメゾソプラノが歌うという意外性も…。
  明日は午前中に家を出て、まず投票して、その足で出向くことにしよう。Dsc_1180
全席指定 S席10,000円 A席8,000円 B席7,000円 C席5,000円
学生特別券2,000円(和光市民文化センターでの発売のみ)
問合せ・申込み:オペラ彩 Tel:048-201-3121 http://opera-sai.jp/
主催:特定非営利活動法人オペラ彩 Tel/fax:048-201-3121
http://opera-sai.jp/regular/index.html
 
共催:財団法人和光市文化振興公社
後援:イタリア大使館 イタリア政府観光局(ENIT) イタリア文化会館 公益財団法人日伊協会

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2012年12月10日 (月)

森下幸路ヴァイオリンリサイタル
10年シリーズ+16回 ~北欧の風~
2013年1/25(金)pm7:00
東京文化会館 小ホール

1301251

ピアノ:川畑陽子

シベリウス:ノヴェレッテ/ロンディーノ
シェルデルップ:セレナーデ 作品55
グリーグ:“十字軍の王 シーグル”より
                  「力くらべ」作品56-1
グリーグ:ソナタ 第2番 ト短調 作品13
スヴェンセン:ロマンス 作品26
ハルヴォルセン:メランコリー/スケルッツォ
シュトックマー:祈り 作品7
ニールセン:ソナタ 第2番 作品35


  森下幸路さんは、大阪響のソロコンサートマスター、浜松フィルのコンマスと活動の場が西寄りのためか、首都圏では、知る人ぞ知るの逸材。  96年からスタートした、毎回テーマを設けて挑む『10年シリーズ/森下幸路ヴァイオリンリサイタル』を終え、翌年に始めた“10年シリーズ+”も早16回。ご本人も感慨ひとしおとメッセージが。
「今年は16回目のリサイタルです!ほんとうに一年は、あっという間です。
 この夏、昨年に引き続き、再び北ドイツの音楽祭に呼ばれ、なんと、本場でモーツァルトを弾いてきました!緊張して臨みましたが、終わってみればとても愉しいコンサートができました。励みにもなりました。
 僕はリサイタルプログラムを毎年、夏くらいから考え始めます。今回はドイツに行く前にデンマークに立ち寄り、少し北欧を列車で旅をしてきました。
空気の澄んだ美しいたたずまい。そんな中にも強烈な個性を併せ持つ独特な「気」に魅了されました。
 そこで今回のリサイタル、スウェーデン以外の北欧の作曲家の曲を集めました。きっと興味深いコンサートになると思っております。ぜひぜひ皆様のご来場をお待ちしています」
 彼のプロフィールなど詳細は、以下のHPで。
http://kojimorishita.at.webry.info/200907/article_1.html
全自由席 一般:3500円 学生:2500円
予約・問合せ:ミリオンコンサート協会 Tel:03-3501-5638
http://www.millionconcert.co.jp/monthly2.html#_1
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

 

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2012年12月 9日 (日)

ニューイヤー・フレッシュ・コンサート
第7回“光り輝く若き才能たちの競演”

20131/13(日)pm3:00
洗足学園 前田ホール

東急田園都市線/大井町線「溝ノ口」駅・
JR南武線「武蔵溝ノ口」駅 下車 南口 徒歩8分

指揮者/大山平一郎
毛利文香(Vn)
2012年 ソウル国際音楽コンクール優勝
小澤瑠衣(Sax)第28回日本管打楽器コンクールSax部門第2位入賞

ブラームス/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77130113
グレグソン/サキソフォン協奏曲
ムソルグスキー(ラヴェル編)/組曲「展覧会の絵」

 洗足学園ゆかりのフレッシュ、コンクール上位入賞の若き才能たちをソリストに、神奈川フィルと華々しくニューイヤーを祝う。
 ブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾く毛利文香さんは今年4月、韓国でおこなわれた「ソウル国際音楽コンクールヴァイオリン部門」でシベリウスの協奏曲を弾いて日本人初優勝。しかも最年少優勝を果たしたのだから、今もっとも活躍が期待される若手ヴァイオリニストといえよう。
 1994年 神奈川県生まれ。3歳半の時、田尻かをり氏に師事してヴァイオリンを始め、7歳から現在まで水野佐知香氏に師事。現在、洗足学園高等学校普通科3年及び桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース在学中。ソリストディプロマコースでは原田幸一郎氏に師事。他にオレグ・クリサ氏、ナムユン・キム氏等のレッスンを来日時に受講。これまでに数多くのコンクールに受賞、小林研一郎指揮で同大学管弦楽団とブルッフの協奏曲第一番を共演。注目を集める最中の受賞だった。
 その、今春のコンクールでシベリウスの協奏曲を弾く様子、
2012 Seoul International Music Competition“1st Prize_Fumika MOURI”
は34分全曲を、以下のURLでご覧いただけます。
http://www.lamer-unnan.com/kenjya/contents7.html
 その文香さんは、「ブラームスのコンチェルトは初めてです。とても弾いてみたいと思っていた曲の一つです。オーケストラと共演させてもらう機会を頂いたことを、とても嬉しく思います」と素直に喜ぶ。
 サキソフォンの小澤瑠衣さんは、2009〜11年洗足学園音楽大学特別選抜演奏者に認定され、前田奨学金を得る。今春、洗足学園音楽大学成績最優秀賞を受賞し、サクソフォーン科を首席で卒業する。11年第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門第2位入賞。第82回読売新人演奏会・第9回サクソフォーン協会新人演奏会に出演。これまでにサクソフォンを宗貞啓二、室内楽を池上政人、ジャズサックスを佐藤達哉の各氏に師事。
http://profile.ameba.jp/ruiozawa/
全席指定 一般 3,000円 小~大学生 1,000円
申込み;神奈川フィル・チケットサービス Tel:045-226-5107
http://www.kanaphil.or.jp/Concert/concert_detail.php?id=100
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年12月 4日 (火)

稽古たけなわ!ベルカント・オペラの至宝       
ドニゼッティ作曲 「マリア・ストゥアルダ」
全2幕 字幕付イタリア語上演
オペラ彩29定期公演 
12/15(土)・16(日)両日とも開演pm2:00開場1:15)
pm1:40から作品解説があります
和光市民文化センター サンアゼリア 大ホール
東上線・地下鉄 和光市駅下車Tel:048-468-777112121520121116_00000

原作:フリードリヒ・フォン・シラー
台本:ジュゼッペ・バルダーリ
作曲:ガエターノ・ドニゼッティ

指揮:ヴィート・クレメンテ
演出:直井研二        
プロデューサー:和田タカ子

                  12/15(土)     12/16(日)
マリア・ストゥアルダ     登川直穂子  出口正子 
エリザベッタ          小林厚子    永井和子 
ロベルトレスター伯     布施雅也   小堀勇介    
ジョルジョ・タルボ      佐藤泰弘    小野和彦     
グリエルモ・チェチル卿  須藤慎吾   星野 淳    
アンナ・ケネディ       永安淑美    巖淵真理 
合唱:オペラ彩合唱団      
オーケストラ:アンサンブル彩


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 オペラ彩の第29作は、ベルカント・オペラに造詣の深いイタリア人指揮者、ヴィート・クレメンテ氏を迎えて、ドニゼッティの女王3部作の一つに挑む。
  一昨日、通し稽古を覗いてきました。実は私もこのオペラ、始めて耳にするのだが、驚きました。幕が開いたら、いきなり歌唱が始まり、それは延々と幕間まで続く。台詞の芝居はまったくと云っていいほど無し。始まったらノンストップの歌、歌、歌…。ソリストは男女各3人だが、掛け合いの相手が次々と入れ替わる。それに合唱団の和声が見事にブレンドして、この日のオケはピアノだけなのに、そのアンサンブルについ聞き入って、取材を忘れてしまうほど。
 
 
 
 
  「このオペラを上演すると決めた時、その勇気をたたえて下さったイタリアの声楽曲を研究されている音楽家が、“それなら指揮者にはベルカント・オペラに造詣の深いヴィート・クレメンテ氏が最適だ”と、自ら仲介の労を取って下さいました。いま、毎日新しい発見があります。歌い手、音楽スタッフをはじめ、皆さんが素晴らしい指揮者に出会えたと喜んでおります。民間の団体が良質のオペラを発信しようとしたら、大勢の英知と協力がなくては叶いません。『マリア・ストゥアルダ』はそういう意味でも、私どもにとって幸せな作品となりました」と主催の和田タカ子さん。その効果は確実に合唱団にまで及んでいる。
 クレP1060901_640x432メンテ氏は、キジアーナ音楽院、サンタチェチリア音楽院修了。1990年MPI主催コンクールで優勝。2002年フランコ・カプアーナ国際コンクール指揮部門においてプッチーニ《マノン・レスコー》で優勝。……これまでに著明な数多くの楽団で指揮。テオドッシュなど多くのソリストと共演。ローマ法王パオロ2世やイタリア前大統領オスカー・ルイジ・スカルファロ臨席で指揮した経験を持つ。 活動はイタリア国内だけでなく、日本には、スポレート実験劇場の日本ツアーに2度参加し、ヴェルディ《椿姫》、《オベルト・サンボニファーチョ伯爵》を指揮した。この秋には地元イタリアのセミナーで11月まで講師を勤めていたという。
 ドニゼッティの三部作といっても国内での上演は希。あらすじを頭に入れて出向いて欲しい。
P1060654_320x158_2 マリア・ストゥアルダというのは、スコットランドのメアリーのこと。生まれて数日で父スコットランド王を失ったメアリーは、ゆりかごに揺られているうちに王位に就く。このオペラでは、スコットランドとイングランドの統合をもくろむヘンリー八世の魔手を逃れて、母の実家のフランスへ渡り、パリの宮廷で育つ。フランス皇太子妃として華やかな日々を送っていたメアリーが、恋の鞘当も絡んで、イングランド女王に幽閉され、やがて処刑されるまでが描かれている。
第1幕1場  ウェストミンスター宮殿の回廊 
 フランス使節歓迎の槍試合から戻った廷臣たちの前に、イングランド女王エリザベッタが現れ、フランス王からの求婚を告げる。実はエリザベッタは、若き貴族レスター伯爵に思いをP1060840_320x240寄せていた。そんな中、長年幽閉されている元スコットランド女王マリア・ストゥアルダの赦免をタルボ伯爵が願い出る。それに対し、エリザベッタの側近チェチル卿は、謀反人だとして処刑を強く進言し、エリザベッタは迷う。エリザベッタはマリアとレスターの仲を疑っていた。
 遅参したレスターに、エリザベッタは指輪を手渡し、使節に求婚を受け入れる事を伝えるよう命じる。彼の顔色が変わらないのを見たエリザベッタは、落胆しつつ退場。タルボはマリアの手紙と肖像をひそかにレスターに手渡し、レスターは命に代えても彼女を救おうと誓う。戻ってきたエリザベッタに咎めだてされたレスターは、エリザベッタとの面会を求めるマリアの手紙を渡し、恩赦を求めつつ彼女の美しさを賛美する。エリザベッタは激しい嫉妬を抱きながら、面会を承諾することになった。

第1幕2場 フォルテリンガ城の庭園
 幽閉中のマリアは侍女のアンナと共に戸外の新鮮な空気を満喫していP1060708_320x252た。囚われの身を嘆き、幼いころ育ったフランスを懐かしむマリア。そこにレスターが現れ、久しぶりに会った二人は気持ちを確かめ合う。恭順の意を示して赦免を願い出るようにと願うレスターに対し、マリアはエリザベッタの気持ちに疑問を抱き、自分のために身を危険にさらして欲しくないと求める。
 やがて狩りの途中のエリザベッタ一行が到着。チェチルはマリアの処刑を、レスターは恩赦を求める。
P1060870_320x149_2 エリザベッタはマリアの罪状を攻め立て、更にどんな愛の代償を与えているのだとなじった。はじめは低姿勢に恩情を請うていたマリアだったが、ついに「不義の娘、恥を知れ、王座はお前によってけがされた」と叫ぶ。怒りに燃えたエリザベッタは処刑を口にし、捕縛を命じる。

第2幕1場 ウェストミンスターのエリザベッタの個室
P1060636_320x279_2 冷静さを取り戻したエリザベッタは、処刑によって非難を浴び、様々な恐
れから逃れられなくなるのでは…と悩む。チェチルは強い言葉で命令書に署名するよう迫る。しかしレスターが現れると、エリザベッタは署名をしてしまう。極刑だけは…とすがるレスターに、処刑に立ち会うよう残酷な命令を下し、「そなたの愛する女は大砲が三度鳴った後に死なねばならない」と言い放つ。

第2幕2場 フォルテリンガ城のマリアの個室
 P1060878_320x282心を乱すマリアの元に、チェチルとタルボが死刑の命令書を持って来る。マリアが英国教会の聖職者の同行を断ってチェチルを追い返すと、タルボはマントの下の僧衣と十字架を示し懺悔を促す。マリアは喜び、故国で恋のために罪を犯したことを告白し、自分のために死んだ人々に詫びる。しかし、イングランドで謀反の企てに関与したことはないと誓う。そして、無実のままで死刑を受け入れ、長い苦しみを終わらせることにしたいと言う。
 マリアの友人や従者達が過酷な運命を嘆いている所に、アンナが、続いてマリアがタルボに伴われて現れP1060731_320x304_4る。マリアは「よりよい世界にゆくのです」と皆を慰め、一緒に最後の祈りを捧げる。死刑執行を告げる第一の砲声が鳴り響くとチェチルが現れ、マリアは彼にエリザベッタを許すと伝えてほしいと言う。駆け付けたレスターが無実と復讐を叫ぶと、第二の砲声が鳴る。マリアはレスターをなだめ、安らかな気持ちで神のおそばに旅立つ事を高らかに歌う。そして第三の砲声に、皆に別れを告げてまっすぐ奥の間に向かって行く。


 
 
全席指定 S席10,000円 A席8,000円 B席7,000円 C席5,000円
学生特別券2,000円(和光市民文化センターでの発売のみ)
問合せ・申込み:オペラ彩 Tel:048-201-3121 http://opera-sai.jp/
主催:特定非営利活動法人オペラ彩 Tel/fax:048-201-3121
http://opera-sai.jp/regular/index.html
 
共催:財団法人和光市文化振興公社
後援:イタリア大使館 イタリア政府観光局(ENIT) イタリア文化会館 公益財団法人日伊協会
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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2012年12月 3日 (月)

《第九》の感動
きのう聴いた『第九演奏会』
これから聴く今年の『第九』

 御多分に洩れず、暮れには《第九》を聴きに行きます。今年は暮れと云うにはちと早い昨日12/2、さいたま市のプラザノースホールに出向きました。400人のホールで聴く《第九》、初体験です。ここで、記憶に残る感動ものの《第九》がまた一つ増えました。
 ちょうど半年前の6/2、ソブラノ武田千宜さんのリサイタルが開催された会場で、この公演の主催「グルッポ・フィーレ」は武田さんの主宰。彼女は前日、開成高校の《第九》にソリストとして、また合唱団員を動員して出演し、満を期して…。1024x768(写真左端)
 毎年なにがしか聴いてきた《第九》。余裕のあった現役時代には主な交響楽団の演奏をハシゴすることもありました。でも、深く記憶に刻まれている感動ものの《第九》は過去に二つ。そして、昨日の題して“第九演奏会”が三つ目になりそうだ。
《第九》の感動
 最初の感動は社会人なって4年、地方勤務を終えて東京本社に配属されたら早速、学生時代のOB合唱団が参加する上野の文化会館公演に誘われた。しかし定時に退社できない職場。どうやっても大半の練習に参加できず、涙をのんで聴衆に。1階席のど真ん中で、第4楽章が始まって間もなく感動がこみあげてきて涙が止めどもなくしたたり落ちるのだった。
 感動その2は、つい一昨年。二人目の幼稚園年少組の孫を連れての文京シビック大ホール。1階席では子供は前が全く見えない。で前座のブラームスの序曲が終わったところで退席し、第2楽章が終わった合唱団の入場に合わせて入り直した。それまで閉じていた2階席を開けたので、シメシメ、上手バルコニー席の最前列が貸し切り状態。第4楽章が始まって間もなく彼は座っていられず立ち上がって指揮者顔負けの大盤振る舞い、否しなやかなラジオ体操をおっぱじめたのだった。私もこみあげてくる感動を抑えようがなかった。

昨日聴いた『第九演奏会』
12/2(日)・さいたま市 プラザノースホール

 感動ってなんだろう。演奏がもたらす音の波長が、こちらの感情の昂ぶり湧きあがる波動と共振することで醸し出される。そんなふうに思うのだが、過去二回の感動はいずれも2000人の大ホールでの演奏だった。昨日のは、400人の小ホール。1階席は横幅が広く、最後列に座ったが奥行きは舞台の間口よりずっと狭い。もし演奏に破綻があれば聞こえてしまうだろう。
 ソリストは、S.武田千宜(二期会)、 A.石川紀子(藤原歌劇団)、T.池本和憲(藤原歌劇団)、B.狩野賢一(二期会)。指揮の絹川文仁を含めて、必ずしも全国区の有名人とは云えまいが、しっかり足が地に着いた歌唱を披露した。武田さんは、昨年聴いた佐々木典子などとは異質、躍動感溢れる歌唱を全身で表現する。だが並外れた素質を持ち合わせている彼女には、ちょいと力を抜いて、時にはピアニッシモで惹きつけてくれることも期待したい。「第九」でピアニッシモと云えば佐藤しのぶ…ちょっと脱線してしまった。
 弦の構成は5・4・2・3・2で会場のサイズに合っている。小編成にもかかわらず管楽器の抑制された響きが演奏を支えていた。
 感動を呼ぶ演奏になった大きな要因は合唱だったのかもしれない。合唱団全員が武田さん指導の合唱団員。配布プログラムによると、構成は、S.23人、A.41人、T.14、B.11。とかくソプラノ過多になりがちな「第九」の合唱だが、内声部の充実した編成が功を奏したことは間違いない。
 800x529_2前売り2,000円が効いたのだろう、満員。しかもクラシックの演奏会は恐らく初めてという聴衆がかなりいたのではなかろうか。 一楽章ごとに、抑えがたくだろう控えめな拍手が。クラシック音楽の裾野を広げるというこのサイトの趣旨に沿っている。告知し損ねたのが悔やまれる。
 一音一音が聞き取れる粒立ちのよい音色は、ひょっとして練習場で聴いているような、あるいは指揮者に聞こえている響きなのではないだろうか…そんな妄想が頭をかすめた。
 “後光が差す”と云う言葉があるが、この会場には“七光”が差していた。(写真 ↑)

これから聴く今年の『第九』
東京シティ・フィル 第九特別演奏会

12/28(金)pm7:30
20122東京文化会館

指揮:飯守 泰次郎
ソプラノ:佐々木 典子
メゾ・ソプラノ:小山 由美
テノール:望月 哲也
バリトン:大沼 徹
合唱:東京シティ・フィル・コーア
(合唱指揮:藤丸 崇浩)


 前述の孫の話の続き。まだ体験していない上の孫も連れていこうと、今年選んだのがこれ。昨年、N響公演の翌日聴いた宮本文昭/東京シティフィルがダントツ秀演だったのと、家内が望月哲也のファンだと云うこともあってこの公演になった。3階正面の最前列が4席確保できた。
 今春の音楽監督就任が決まっていたマエストロ宮本。彼が万全を期して怠りなく譜読みした公演は“秀演”間違いなし。チャイコフスキー全曲シリーズで気を吐いた飯守泰次郎も同じタイプ。オーケストラル・オペラの“リング”の記憶が未だもって覚めやらず…。
 それに、孫の半額がありがたい。
全席指定 S席¥8,000 A席¥6,000 B席¥4,000 C席¥3,000
ユース(25歳以下)¥3,000
プラチナ(60才以上)S席¥7,000 A席¥5,000
申込み・詳細
http://www.cityphil.jp/concert/c2012/e20121228.html 
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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