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2012年12月 4日 (火)

稽古たけなわ!ベルカント・オペラの至宝       
ドニゼッティ作曲 「マリア・ストゥアルダ」
全2幕 字幕付イタリア語上演
オペラ彩29定期公演 
12/15(土)・16(日)両日とも開演pm2:00開場1:15)
pm1:40から作品解説があります
和光市民文化センター サンアゼリア 大ホール
東上線・地下鉄 和光市駅下車Tel:048-468-777112121520121116_00000

原作:フリードリヒ・フォン・シラー
台本:ジュゼッペ・バルダーリ
作曲:ガエターノ・ドニゼッティ

指揮:ヴィート・クレメンテ
演出:直井研二        
プロデューサー:和田タカ子

                  12/15(土)     12/16(日)
マリア・ストゥアルダ     登川直穂子  出口正子 
エリザベッタ          小林厚子    永井和子 
ロベルトレスター伯     布施雅也   小堀勇介    
ジョルジョ・タルボ      佐藤泰弘    小野和彦     
グリエルモ・チェチル卿  須藤慎吾   星野 淳    
アンナ・ケネディ       永安淑美    巖淵真理 
合唱:オペラ彩合唱団      
オーケストラ:アンサンブル彩


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 オペラ彩の第29作は、ベルカント・オペラに造詣の深いイタリア人指揮者、ヴィート・クレメンテ氏を迎えて、ドニゼッティの女王3部作の一つに挑む。
  一昨日、通し稽古を覗いてきました。実は私もこのオペラ、始めて耳にするのだが、驚きました。幕が開いたら、いきなり歌唱が始まり、それは延々と幕間まで続く。台詞の芝居はまったくと云っていいほど無し。始まったらノンストップの歌、歌、歌…。ソリストは男女各3人だが、掛け合いの相手が次々と入れ替わる。それに合唱団の和声が見事にブレンドして、この日のオケはピアノだけなのに、そのアンサンブルについ聞き入って、取材を忘れてしまうほど。
 
 
 
 
  「このオペラを上演すると決めた時、その勇気をたたえて下さったイタリアの声楽曲を研究されている音楽家が、“それなら指揮者にはベルカント・オペラに造詣の深いヴィート・クレメンテ氏が最適だ”と、自ら仲介の労を取って下さいました。いま、毎日新しい発見があります。歌い手、音楽スタッフをはじめ、皆さんが素晴らしい指揮者に出会えたと喜んでおります。民間の団体が良質のオペラを発信しようとしたら、大勢の英知と協力がなくては叶いません。『マリア・ストゥアルダ』はそういう意味でも、私どもにとって幸せな作品となりました」と主催の和田タカ子さん。その効果は確実に合唱団にまで及んでいる。
 クレP1060901_640x432メンテ氏は、キジアーナ音楽院、サンタチェチリア音楽院修了。1990年MPI主催コンクールで優勝。2002年フランコ・カプアーナ国際コンクール指揮部門においてプッチーニ《マノン・レスコー》で優勝。……これまでに著明な数多くの楽団で指揮。テオドッシュなど多くのソリストと共演。ローマ法王パオロ2世やイタリア前大統領オスカー・ルイジ・スカルファロ臨席で指揮した経験を持つ。 活動はイタリア国内だけでなく、日本には、スポレート実験劇場の日本ツアーに2度参加し、ヴェルディ《椿姫》、《オベルト・サンボニファーチョ伯爵》を指揮した。この秋には地元イタリアのセミナーで11月まで講師を勤めていたという。
 ドニゼッティの三部作といっても国内での上演は希。あらすじを頭に入れて出向いて欲しい。
P1060654_320x158_2 マリア・ストゥアルダというのは、スコットランドのメアリーのこと。生まれて数日で父スコットランド王を失ったメアリーは、ゆりかごに揺られているうちに王位に就く。このオペラでは、スコットランドとイングランドの統合をもくろむヘンリー八世の魔手を逃れて、母の実家のフランスへ渡り、パリの宮廷で育つ。フランス皇太子妃として華やかな日々を送っていたメアリーが、恋の鞘当も絡んで、イングランド女王に幽閉され、やがて処刑されるまでが描かれている。
第1幕1場  ウェストミンスター宮殿の回廊 
 フランス使節歓迎の槍試合から戻った廷臣たちの前に、イングランド女王エリザベッタが現れ、フランス王からの求婚を告げる。実はエリザベッタは、若き貴族レスター伯爵に思いをP1060840_320x240寄せていた。そんな中、長年幽閉されている元スコットランド女王マリア・ストゥアルダの赦免をタルボ伯爵が願い出る。それに対し、エリザベッタの側近チェチル卿は、謀反人だとして処刑を強く進言し、エリザベッタは迷う。エリザベッタはマリアとレスターの仲を疑っていた。
 遅参したレスターに、エリザベッタは指輪を手渡し、使節に求婚を受け入れる事を伝えるよう命じる。彼の顔色が変わらないのを見たエリザベッタは、落胆しつつ退場。タルボはマリアの手紙と肖像をひそかにレスターに手渡し、レスターは命に代えても彼女を救おうと誓う。戻ってきたエリザベッタに咎めだてされたレスターは、エリザベッタとの面会を求めるマリアの手紙を渡し、恩赦を求めつつ彼女の美しさを賛美する。エリザベッタは激しい嫉妬を抱きながら、面会を承諾することになった。

第1幕2場 フォルテリンガ城の庭園
 幽閉中のマリアは侍女のアンナと共に戸外の新鮮な空気を満喫していP1060708_320x252た。囚われの身を嘆き、幼いころ育ったフランスを懐かしむマリア。そこにレスターが現れ、久しぶりに会った二人は気持ちを確かめ合う。恭順の意を示して赦免を願い出るようにと願うレスターに対し、マリアはエリザベッタの気持ちに疑問を抱き、自分のために身を危険にさらして欲しくないと求める。
 やがて狩りの途中のエリザベッタ一行が到着。チェチルはマリアの処刑を、レスターは恩赦を求める。
P1060870_320x149_2 エリザベッタはマリアの罪状を攻め立て、更にどんな愛の代償を与えているのだとなじった。はじめは低姿勢に恩情を請うていたマリアだったが、ついに「不義の娘、恥を知れ、王座はお前によってけがされた」と叫ぶ。怒りに燃えたエリザベッタは処刑を口にし、捕縛を命じる。

第2幕1場 ウェストミンスターのエリザベッタの個室
P1060636_320x279_2 冷静さを取り戻したエリザベッタは、処刑によって非難を浴び、様々な恐
れから逃れられなくなるのでは…と悩む。チェチルは強い言葉で命令書に署名するよう迫る。しかしレスターが現れると、エリザベッタは署名をしてしまう。極刑だけは…とすがるレスターに、処刑に立ち会うよう残酷な命令を下し、「そなたの愛する女は大砲が三度鳴った後に死なねばならない」と言い放つ。

第2幕2場 フォルテリンガ城のマリアの個室
 P1060878_320x282心を乱すマリアの元に、チェチルとタルボが死刑の命令書を持って来る。マリアが英国教会の聖職者の同行を断ってチェチルを追い返すと、タルボはマントの下の僧衣と十字架を示し懺悔を促す。マリアは喜び、故国で恋のために罪を犯したことを告白し、自分のために死んだ人々に詫びる。しかし、イングランドで謀反の企てに関与したことはないと誓う。そして、無実のままで死刑を受け入れ、長い苦しみを終わらせることにしたいと言う。
 マリアの友人や従者達が過酷な運命を嘆いている所に、アンナが、続いてマリアがタルボに伴われて現れP1060731_320x304_4る。マリアは「よりよい世界にゆくのです」と皆を慰め、一緒に最後の祈りを捧げる。死刑執行を告げる第一の砲声が鳴り響くとチェチルが現れ、マリアは彼にエリザベッタを許すと伝えてほしいと言う。駆け付けたレスターが無実と復讐を叫ぶと、第二の砲声が鳴る。マリアはレスターをなだめ、安らかな気持ちで神のおそばに旅立つ事を高らかに歌う。そして第三の砲声に、皆に別れを告げてまっすぐ奥の間に向かって行く。


 
 
全席指定 S席10,000円 A席8,000円 B席7,000円 C席5,000円
学生特別券2,000円(和光市民文化センターでの発売のみ)
問合せ・申込み:オペラ彩 Tel:048-201-3121 http://opera-sai.jp/
主催:特定非営利活動法人オペラ彩 Tel/fax:048-201-3121
http://opera-sai.jp/regular/index.html
 
共催:財団法人和光市文化振興公社
後援:イタリア大使館 イタリア政府観光局(ENIT) イタリア文化会館 公益財団法人日伊協会
注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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