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2013年2月19日 (火)

岩見真佐子ソプラノリサイタル
ピアノ:丸山 滋

3月4日
(月)19:00開演
東京文化会館小ホール
(JR上野駅公園口前)

モーツァルト:春への憧れ/すみれ/クローエに/魔法使い
シューベルト:
  月に寄せて/夜咲きすみれ/恋人のそばで/
   泉のほとりの少年/茂み/夜と夢/あこがれ
ヴォルフ:メーリケの詩による歌曲集より
ヴォルフ:ゲーテの詩による歌曲集より ミニヨンの歌

 130304sop_15

岩見さんからメッセージが届きました。
…今回のリサイタルのテーマは、ずばり“Sehnsucht”(憧れ)です。季節にふさわしい歌曲をと選んだ、「春への憧れ」「すみれ」に始まって「ミニヨン」まで、全体の流れができあがってみたら、伝えたいテーマは Sehnsucht に落ち着きました。
 ゲーテの「ウィリアムマイスターの修行時代」の中で少女ミニヨンが語る言葉…
「ただ憧れを知るひとだけが わたしの悩みをわかってくれるのです」
 ドイツ語のSehnsuchtは、言葉の捉え方や考え方に日本語の「あこがれ」とは少し違った意味合いがあります。
 私たちが「あこがれ」でイメージされる“惹かれる・魅せられる”という意味とは違って、
[Sehn」=恋しい・焦がれるに続く「sucht」という言葉に深い意味があるのです。
 たとえば “真の”“病的な”“探し求める”という心の強い動きをともなうのです。
 ロマン派の時代、この言葉で代表される文学・芸術・絵画が開花した理由をこの視点で見つめると、ゲーテもシューベルトもただ夢見ている姿ではありません。その時代を生きる彼らが抱えていた葛藤や苦しみがあり、「休息=安らぎ」を求めて駆り立てられるように動いている心が見えてきます。
 3.11の避難所の経験は、自分自身そして一緒に音楽で心の旅して下さる方々のことを切実に考える機会になりました。今回のLiederabendは、復興・再生という時節に準備を始めたのです
 みなさまと一緒に春を感じる演奏会にしたい、という気持ちと、歌手として研究テーマにしているゲーテのミニヨンから今回はWolfの作品を選びました。リサイタは2009年以来になります。最近はSchubertのミニヨンを歌っておりましたが、ここにきてWolfの書き込んだ音の力にようやく正面から向き合えるようになったのかもしれません。作品を貫く思惟・音楽は、慈しみや癒しを超えて、直接言葉で訴え語りかけてきます。過酷な現実を背負う少女の語る鋭い痛み、その運命を受けいれつつも、強く生きたいと願う心の叫び、こころの休息への憧れ…そこに震災後の今に通じるテーマがあるように思います。明日への一歩となる言葉で演奏に努めたいと思います。
 岩見真佐子さんは、東京芸大・同大学院修士課程修了。 二期会オペラスタジオ第36期マスタークラス修了し、95年二期会オペラ公演「魔笛」パパゲーナ役でオペラデビュー。96年日本声楽家協会の派遣でウィーン留学。…以降の詳細は、ピアノの丸山さんと併せて、以下のURLでご覧ください。
http://www.masakosop.com/
全自由席 一般¥4,000 学生¥2,000
予約:東京文化会館チケットサービス Tel:03-5685-0650
e+(イープラス) : http://eee.eplus.co.jp/
問合せ:ミリオンコンサート協会 Tel:03-3501-5638
注:チラシは、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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