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2014年9月21日 (日)

続報直前インタビュー!
メルビッシュ湖上音楽祭ガラコンサート  
9/29(月)昼・夜2公演:東京すみだトリフォニーホール
9/30
(火)夜:東京 オペラシティコンサートホール
10/3
(金)夜:大阪 ザ・シンフォニーホール
10/4
(土)昼:瀬戸市文化センター

 熱暑のまっただ中に紹介しましたが、ご記憶ありますか?
http://musicalacarte.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-66fa.html 
 140929ハイドンが活躍したオーストリアのアイゼンシュタット近くで毎夏催される、知る人ぞ知る“メルビッシュ湖上音楽祭”。来年、史上初めて海外公演が予定されているが、これはその先触れ。本公演に先駆けて開催されるガラコンサートだ。
音楽祭総監督ダグマー・
シェレンベルガー女史 語る

 ソプラノ歌手としても出演するシェレンベルガー女史が、来日に臨み、インタビューに応じました。その意気込み、そして“オペレッタ”の神髄について語っておられます。

 先ず、総裁となるきっかけ、その経緯をお話しましょう。
Photo_5 私は2011年、メルビッシュの総裁になる気持ちがないかと聞かれました。私はこれまでに、「マリッツア伯爵夫人」と「メリー・ウィドウ}という、ふたつの代表的な舞台に何度も出演しているなど、この音楽祭をよく知っていました。新たらしい総裁を探しているときき、次期総裁に立候補しました。しかし他に45名の候補者がいました。とても厳しい選考過程があり、3回のヒアリングがありました。どうして私が選ばれたかは選考委員会の人たちに聞いていただきたいですが、全員一致で私が選ばれたそうです。
 私の考えたコンセプトは、まずメルビッシュのイメージを少し変えたいと思いました。伝統的なオペレッタの形式とは別に、新しい若い観客をも魅了する道、そして従来の観客も再び喜んでもらえる道を見出すこと。そのために、どうしたらいいかということですが、メルビッシュは年々観客が1000名ほど減少していました。私はそういう状態でこの音楽祭を受け継いだのです。毎年の観客数を増やすにはどうしたら良いかということですが、これは大変な役目で、幸いにも過去10年間、観客数は下降していましたのが、今年はじめて上向きました。そして10回の公演は売り切れましたが、これは過去10年間なかったことです。
 あまり上演されない作品を取り上げる際には、最高のクオリティで、どの役も素晴らしいキャストで上演すること。来て見る甲斐があることを示すことです。毎年、制作チームをほぼ新しくし、新しい歌手、新しい指揮者、新しい舞台美術、新しい演出家と、すべてを新鮮に、私が知る限り最大のオープンエアーの舞台、3600平方メートルの舞台に展開するのです。観客の皆様には、私たちの将来に信頼をいただき、これから更に前進していきたいと思います。
 次に、メルビッシュの将来についてお話しましょう。
 私は今後しばらくは、オペレッタを中心にしたいと思っています。メルビッシュはオペレッタをこのクオリティで、この規模で上演し続けていくことができる世界で唯一の劇場ですし、約60年の歴史があります。しかし3、4年に一度は、クラシックなミュージカルの大きな作品を上演したいと思っています。今年は「アナテフカ」でしたが、2009年が「マイ・フェアレディ」で、その後は、オペレッタが続いてます。今後,現代的なものではなく、クラシックなミュージカル、ここメルビッシュのお客様が期待なさるような作品を上演したいと思っています。

…私は、まず歌手としてオペレッタと出会いました。そのキッカケからお話しましょう。
 私はこれまで34年間、オペラ歌手を職業としておりますが、最初からオペレッタは私の好きな分野でした。私は、オペラだけ、コンサートだけ、バロックだけ、オペレッタだけとかに決めるのでなく、全てを歌いたかったのです。オペレッタは歌い始めて以来、長い間、世界中で歌ってきました。
 たとえば「こうもり」は日本でも何度も歌いました。ロザリンデ役は20年以上歌っていますが、この役をこれだけ長く歌い続けている人は少ないと思います。
 オペレッタは、クラシックのオペラ歌手にとって最も難しい分野で。ムジークテアターが要求する最も難しい分野だと思います。といいますのは、オペレッタの役は、歌唱テクニックはもちろん大変に難しいのですが、チャーミングで、上品で、軽やかに見せなければなりません。音楽の多彩さが要求されるのです。オペラにはない長いセリフ、それに踊りもあります。私はそれらが全て出来ましたので(笑い)、オペレッタが私の大好きな分野なのは、明白なことでした。
「こうもり」で来日したのは、1990年代の半ばから2002年の間で、何回になるかしら…。文化村でベルリン・コーミッシェ・オーパーの日本公演で何度かを歌いました。1998年から99年頃だったと思います。
 私はオペラ歌手として互いに補い合うオペレッタを歌うことはとても大切でした。ワーグナー、R.シュトラウス、モーツァルトなどの難しいオペラと並んで、オペレッタを歌うことが必要だったのです。それは私の能力や才能を、つまり歌って踊れて、人生の喜びを表現するのに、オッフェンバック、J.シュトラウス、レハール、カールマンなどのオペレッタを通じて観客に届けることはとても大切なことでした。
 オペレッタの中で私に向いている役というのがあります。私の声はリリック・ソプラノですから、それに見合う役を歌うようにしてきましたが、私がよく聞いて知っている役ばかりですが、勉強するときにその作品を尊重して真摯に向き合ってきました。例えば、1週間のうちに、ワーグナーの「タンホイザー」のエリザベート、R.シュトラウスの「バラの騎士」のマーシャリン、モーツァルトの「フィガロの結婚」の伯爵夫人、そして「こうもり」のロザリンデを歌うとしたら、どの作品にも尊敬の念を持っていますが、一番大変で心配なのがロザリンデです。こう言うと理解しにくいかもしれませんが、ロザリンデの役は多様性があり、しかも歌うのが大変難しいのです。できるだけ、軽やかに歌っているように聞こえなければなりませんし、多くの面があるのです。タンホイザーのエリザベートは正にエリザベートですし、バロックオペラはまた違います。オペレッタはその上に多くのセリフがあり踊りもあります。そして観客に向かって演技もしなければなりません。私にとって、常に挑戦なのです。
 オペレッタはオペラの妹格と思われています。形式がより小さく、ストーリーはオペラほど難しかったり、悲劇的ではありません。オペラに比べて、人生の喜び、微笑みがあり、人間の弱さも少し面白おかしく表現し、悲劇的なストーリーではありません。しかし舞台でそれを表現する歌手への要求度はとても高いのです。日本語でオペレッタを喜歌劇といいますね。オペラは悲劇ですが、オペレッタはハッピーエンドです。

 最後に音楽の一般状況について。まず、音楽を取りまく状況に、メディアの変化があると思います。
 以前は大きなレコード会社、コンツェルンがありましたが、いまやグローバルに、もう十分に飽和状態ですね。
 1980、90年代、今から20から25年前は、大きなオペラの作品で毎年のように日本公演がありました。私自身もベートーヴェンの第九は、何回日本で歌ったからわからないほどです。NHKだったと思いますが、2002年に第九を歌ったときの合唱はヨーロッパではありえないほどのすばらしさで、驚きで口がふさがらないくらいでした。合唱の高いクオリティ、そして歌詞のすばらしい理解力、それに歌うことへの喜びとそのプロフェッショナリティは、ヨーロッパでの第九公演をはるかに超える素晴らしさでした。日本や香港や中国では、自国内での高いクオリティが期待できればできるほど、外国からの輸入のものは難しくなると思います。その反対に日本のオーケストラ、指揮者やアーティストのヨーロッパでの公演は大変に興味深いです。
 しかしながら、オーストリアのオペレッタは、他の欧州にはないものです。ここが故郷なのです。そのような芸術を、日本で公演することには意義があると思います。その際に大切なのは“最高のクオリティ”です。ウィーンの音楽についての大衆プロダクションは数多くあるでしょう。ウィーンの音楽家というタイトルで、そこそこにお客を集められるとは思いますが、私たちがメルビッシュ湖上音楽祭として日本に出向くのは、最高のクオリティ、ベストのソリスト、ベストのオーケストラ、絶対にすべてがトップのものをもっていくという自負があります。
 私たちの名前による最高のクオリティの本物をお見せすれば、きっとチャンスがあります。とにかく“クオリティ”こそが最も大切なことです。きっとご満足いただけると信じております。

【東京】9/29(月)13:30 すみだトリフォニーホール大ホール
  全指定  ナビゲーター:池田卓夫 ※休憩なし80分
  Sペア:\15,000 S:\ 8,000 A:\ 5,000   B:\ 4,000  学生:\ 3,500 

【東京9/29(月)19:00すみだトリフォニーホール大ホール
全指定  ナビゲーター:田代万里生、池田卓夫 
Sペア:\28,000 S:\ 15,000 A:\ 10,000   B:\ 8,000  学生:\ 5,000 
ラグジュアリー(後半券):\8,000

【東京】9/30(火)19:00 東京オペラシティコンサートホール
  全指定  ナビゲーター:田代万里生、池田卓夫 
  プラチナ:\20,000(音楽祭特製CD付) Sペア:\30,000
 S:\ 16,000 A:\ 12,000   :\ 9,000  学生:\ 5,000 

【大阪】10/3(金)19:00 ザ・シンフォニーホール
全指定  プラチナ:\20,000(音楽祭特製CD付) Sペア:\30,000 
  S:\ 16,000 A:\ 11,000  B:\8,000
  ラグジュアリー(後半券):\8,000

【愛知】10/4(土)15:00 瀬戸市文化センター文化ホール
全指定  一般:\6,000 大学生以下:\ 3,000 

主催・問合せ:プロ アルテ ムジケ Tel:03-3943-6677
             www.proarte.co.jp   info@proarte.co.jp
協力:一般財団セレモア文化財団(東京公演)
後援:オーストリア大使館、オーストリア政府観光局、日墺文化協会、
       NPO法人日本オペレッタ協会

注:写真は、右クリック、「リンクを新しいウィンドウで開く」で、拡大できます。

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